さて,この歌詞のとりわけサビのコーラスの部分は,表面上は大変ロマンティックですが,実は深く見ていくとむしろ逆であることがわかります。おそらく主人公の女性は,相手の男性との縒りが戻ることはないと気づいているのですが,そのことをまだ受け入れられません。そのため,真実ではないと知りながら,お互いに「運命の人」だと信じようとしています。この点で以前投稿したLana Del ReyのVideo Games http://oyogetaiyakukun.blogspot.jp/2011/11/video-games-lana-del-ray.html を思い出します。.
それはともかく,彼女の声,Siaに似てませんか?.
Before I tweeted about the difference between 'fate' and 'destiny.' Unlike the former (fate), the latter (destiny) implies someone other than the subject (the protagonist) strongly involved in. Therefore, in the lyrics, especially that of love songs, the latter is used much more often than the former.
The lyrics, especially in the hook/chorus sound pretty romantic on the surface but if you dig in deeper, you'll find the true meaning is otherwise. The protagonist (a girl) probably knows the second person (a guy) and she will never get back together but that's more than what she can take. So she's trying to believe that they're destined to be together, knowing it's not true. That reminds me of Lana Del Rey's Video Games. http://oyogetaiyakukun.blogspot.jp/2011/11/video-games-lana-del-ray.html
By the way, does she sounds like Sia?
Destiny (Zero 7)
I've gone to ground
I'm watching porn
In my hotel dressing gown
Now I dream of you
But I still believe
There's only enough for one in this
Lonely hotel suite
The journey's long
And it feels so bad
I'm thinking back to the last day we had.
Old moon fades into the new
Soon I know I'll be back with you
I'm nearly with you
I'm nearly with you
When I'm weak I draw strength from you
And when you're lost I know how to change your mood
And when I'm down you breathe life over me
Even though we're miles apart we are each other's destiny
On a clear day
I'll fly home to you
I'm bending time getting back to you
Old moon fades into the new
Soon I know I'll be back with you
I'm nearly with you
I'm nearly with you
When I'm weak I draw strength from you
And when you're lost I know how to change your mood
And when I'm down you breathe life over me
Even though we're miles apart we are each other's destiny
When I'm weak I draw strength from you
And when you're lost I know how to change your mood
And when I'm down you breathe life over me
Even though we're miles apart we are each other's destiny
I'll fly, I'll fly home
I'll fly home and I'll fly home
横にはなってるけど眠れない
誰にも見つからない所へ来て
ポルノを見てる
このホテルの部屋着を身にまとって
こうしてあなたのことを考えてるけど
やっぱりこう思ってしまう
あなたはここには来てくれない
寂しい自分がこうしてるだけ
このホテルのスイート・ルームで
誰にも見つからない所へ来て
ポルノを見てる
このホテルの部屋着を身にまとって
こうしてあなたのことを考えてるけど
やっぱりこう思ってしまう
あなたはここには来てくれない
寂しい自分がこうしてるだけ
このホテルのスイート・ルームで
今までのことを思うと
色々ありすぎてすごく辛い
まだ一緒だったあの頃のことを思い出すから
だけど今出ている下弦の月もいずれ新月になる
だからわかってるの またすぐにあなたに会える
もうそばにいるみたい
すぐそこにいるみたい
元気のない時だって,一緒にいれば元気が出るの
だからあなたが困った時は,こっちが気分を変えてあげる
落ち込んでしまった時だって,そばにいれば立ち直れる
今は遠く離れてるけど,お互いが運命の人だから
お天気になったら
あなたのところへ飛んで戻るの
そこへ戻るために,時間を惜しんで準備してる
今出ている下弦の月もいずれ新月になる
だからわかってるの またすぐにあなたに会える
もうそばにいるみたい
すぐそこにいるみたい
元気のない時だって,一緒にいれば元気が出るの
だからあなたが困った時は,こっちが気分を変えてあげる
今は遠く離れてるけど,お互いが運命の人だから
元気のない時だって,一緒にいれば元気が出るの
だからあなたが困った時は,こっちが気分を変えてあげる
落ち込んでしまった時だって,そばにいれば立ち直れる
今は遠く離れてるけど,お互いが運命の人だから
あなたのところへ飛んで戻るの
これから飛んで帰るから
11)4
(余談)
そもそもこの「destiny(運命の人)」という概念自体,大抵の場合は双方の誤解の上に成り立っています。なにしろ結婚する人の大半は,程度の違いはあれ,このように考えてそうしていると思われるのですが,(特にアメリカなどにおける)決して低いとは言えない離婚率を耳にすると,どうしても「やっぱりそれは誤解だよね」と思わざると得ません。
逆に,この結婚に至る過程は,「運命の人」的視点から考えるのではなく,自然淘汰的視点すなわち「最も適したものが生き残る」のではなく,「最も適していないものが淘汰される(=ふるい落とされる)」と考えれば説明がつきます。
また以前別館でもツイートしたように,結婚に際して重要であると思われる「価値観が合う」という条件は「良いと思うものが同じ」なのではなく,「これだけはイヤだと思うものが同じ」なのですが,これも自然淘汰的視点に合致するように思えます。
このように考えていくと「運命の人」など存在しないという甚だロマンティックでない結論に至ってしまいますが,果たしてこれが一般的な真理であるのか,あるいは私個人の見解に過ぎないのかはまだ不明です。
それはともかく,YouTubeのこの曲のコメントに以下のものがありました:
William Shakespeare said "It is not in the stars to hold our destiny but in ourselves"..i just want to drive your attention towards the "DECISION". A really good decision taken at the right time can change your life. and it will be what people refer to as destiny.
そもそもこの「destiny(運命の人)」という概念自体,大抵の場合は双方の誤解の上に成り立っています。なにしろ結婚する人の大半は,程度の違いはあれ,このように考えてそうしていると思われるのですが,(特にアメリカなどにおける)決して低いとは言えない離婚率を耳にすると,どうしても「やっぱりそれは誤解だよね」と思わざると得ません。
逆に,この結婚に至る過程は,「運命の人」的視点から考えるのではなく,自然淘汰的視点すなわち「最も適したものが生き残る」のではなく,「最も適していないものが淘汰される(=ふるい落とされる)」と考えれば説明がつきます。
また以前別館でもツイートしたように,結婚に際して重要であると思われる「価値観が合う」という条件は「良いと思うものが同じ」なのではなく,「これだけはイヤだと思うものが同じ」なのですが,これも自然淘汰的視点に合致するように思えます。
このように考えていくと「運命の人」など存在しないという甚だロマンティックでない結論に至ってしまいますが,果たしてこれが一般的な真理であるのか,あるいは私個人の見解に過ぎないのかはまだ不明です。
それはともかく,YouTubeのこの曲のコメントに以下のものがありました:
William Shakespeare曰く「星の並びで運命が決まるわけではない。運命を決めているのは自分自身である」。だから「自分で決める(DECISION)」ってことを考えてもらいたい。チャンスに本当に正しい選択をすれば人生が変わることもある。それがいわゆる「運命」っていうものじゃないかと思う。
まさしくその通りだと思います。