Other Side シザ・アンド・ジャスティン・ティンバーレイク (SZA & Justin Timberlake)

断食の経験がおありでしょうか？やったことのある友人によると，断食した後は一杯のおかゆの美味しいことに驚いたそうです。まさに天啓ともいうべき経験でそれまで経験したことのないほど食べ物に感謝する気持ちが生まれたんだとか。
Have you ever tried fasting before?  One of my friends who did it told me that they're amazed at how tasty a bowl of rice porridge was after fasting.  It's a revelation-like experience.  They appreciated the food more than ever before.  
Other Side  (SZA & Justin Timberlake)

[Verse 1: SZA]
You're preachin’ to the choir, stop hatin' on yourself
Quit playin' with your mind, you’re spinnin'
If you think that I'm a liar, just try it for yourself
The clouds will open up, blue skies are willing
Yeah, I know it's so hard to throw away
The clouds will open up, blue skies are willing

[Chorus: SZA & Justin Timberlake]
Back on your feet again, lift your head, hold it high
You wanna run it back, but you can't turn the time
You start to feel like you're losing your shine
But the grass ain't always greener on the other side
The other side
Got you stuck in your mind
You start to feel like you're losing your shine
But the grass ain’t always greener on the other side

[Verse 2: Justin Timberlake & SZA]
Hey you, stop stressin’ 'bout what you’re missin'
So blue, just take it easy, take your time
If you think my words are wise, just try it for yourself
I promise the stars will light the path you walk, don't give in
Got a heart of gold, what a shame to go to waste
The clouds will open up, blue skies are willing

[Chorus: SZA & Justin Timberlake, Justin Timberlake]
Back on your feet again, lift your head, hold it high
You wanna run it back, but you can't turn the time
You start to feel like you’re losing your shine (Losing your shine)
But the grass ain't always greener on the other side (Shine)
The other side (Feet again, lift your head, hold it high)
Got you stuck in your mind (Run it back, but you can't turn the time)
You start to feel like you're losing your shine
But the grass ain't always greener on the other side

[Bridge: SZA & Justin Timberlake]
Just take it from me, you'll be okay (You'll be okay)
'Cause it don't matter how sweet it tastes (How sweet it tastes)
The grass ain't green, don't worry
Losin' sleep, still wanna get
Yeah, you get

[Chorus: SZA & Justin Timberlake]
Back on your feet again, lift your head, hold it high
You wanna run it back, but you can't turn the time
You start to feel like you're losing your shine
But the grass ain't always greener on the other side
You start to feel like you're losing your shine
But the grass ain't always greener on the other side

[Verse 1: SZA]
教会の合唱隊にお前は説教垂れているけど，自分のことを嫌いになるな
くだらないことばかり考えるのも止めとけよ，お前は混乱してるんだ
ウソだって思うなら，お前も自分でやってみろ
そうすりゃ雲も晴れてって，青空が見えてくるから
そうだよな，なにもかも投げ出すなんて難しいけど
そうすりゃ雲も晴れてって，青空が見えてくるから

[Chorus: SZA & Justin Timberlake]
もう一度その足で立ってみろ，顔を上げて背筋を伸ばせ
やり直したいと思ってみても，時間を元には戻せないから
自分の魅力が消えてくようなそんな気分になってくるけど
隣の芝生もいつだって青いわけじゃないんだぜ，当の隣になってみりゃ　*
なのに他人が気になって
あれこれ色々考えて抜け出せなくなっているから
自分の魅力が消えてくようなそんな気分になってくるけど
隣の芝生もいつだって青いわけじゃないんだぜ，当の隣になってみりゃ

[Verse 2: Justin Timberlake & SZA]
なあいいか，ないものねだりばっかしてストレスなんて溜めるなよ
やたら気分が滅入ったら，大げさに考えず，なにはともあれ落ち着けよ
本当だって夜空の星が道を照らしてくれるから，こんなとこで負けんなよ
お前は優しいヤツなんだ，思いやりを持っているのに無駄にしたんじゃ勿体ないぜ　**
そうすりゃ雲も晴れてって，青空が見えてくるから

[Chorus: SZA & Justin Timberlake, Justin Timberlake]
もう一度その足で立ってみろ，顔を上げて背筋を伸ばせ
やり直したいと思ってみても，時間を元には戻せないから
自分の魅力が消えてくようなそんな気分になってくるけど（魅力がなくなるような）
隣の芝生もいつだって青いわけじゃないんだぜ，当の隣になってみりゃ（輝きが）
なのに他人が気になって（もう一度その足で立ってみろ，顔を上げて背筋を伸ばせ）
あれこれ色々考えて抜け出せなくなっているから（やり直したいと思ってみても，時間を元には戻せない）
自分の魅力が消えてくようなそんな気分になってくるけど
隣の芝生もいつだって青いわけじゃないんだぜ，当の隣になってみりゃ

[Bridge: SZA & Justin Timberlake]
俺の言葉を信じてくれよ ***，お前なら大丈夫（大丈夫）
たとえどんなに青々といい匂いがしてきても（いい匂いがしてきても）
芝生は青いわけじゃないから，心配すんな
夜だって眠れないけど，まだそれでも諦めてない
そうだお前も

[Chorus: SZA & Justin Timberlake]
もう一度その足で立ってみろ，顔を上げて背筋を伸ばせ
やり直したいと思ってみても，時間を元には戻せないから
自分の魅力が消えてくようなそんな気分になってくるけど
隣の芝生もいつだって青いわけじゃないんだぜ，当の隣になってみりゃ　*
なのに他人が気になって
あれこれ色々考えて抜け出せなくなっているから
自分の魅力が消えてくようなそんな気分になってくるけど
隣の芝生もいつだって青いわけじゃないんだぜ，当の隣になってみりゃ

（補足）
* other side　・・・　物事の他の一面，逆の面
** heart of gold　・・・　思いやりの心，優しい人
*** take it from～　・・・　～の言葉を信じて欲しい

（余談）

が，この話には後日談があります。友人曰く最初の頃こそおかゆが驚くほど美味しかったものの，しばらくするとそれにも慣れてしまい，おかゆなど見向きもしなくなってしまったのだとか。

そう言えば別の知り合いも，夏に大手術を経験した直後は「空が青くて雲が流れている，ただそれだけで有り難いしそれ以上何も要らない」と仙人のようなセリフを吐いていたのものの，秋が過ぎ冬が来た頃には「来年の伊勢丹の初売りには絶対に行く」というまさに煩悩の塊のようなセリフを口にして完全に俗世に戻って来てしまったので，凡そ人間というものは元々がそういう生き物なのかもしれません。

要するに最初こそそれが「あること」に感謝できるのですが，次第にそれが当たり前になってしまって，むしろ「ないもの」の方に目が向いてしまうわけです。

「隣の芝生は青い」ように見えるのは，実は「自分にも芝生があるから」だということに私を含めて多くの人が気づきません。そもそも芝生すらないアパート暮らしなら，隣の芝生が青かろうが枯れていようがはあまり気にならず，むしろ「芝生がある（一軒家である）」ことの方に注目するでしょう。

自分に「何か」がないと思うのは，裏を返せば「それ以外のもの」はすでにあるということです。そしてそこに気づけば世界も違って見えてくるかもしれません。