2012年10月16日火曜日

Impossible ションテル (Shontelle)

昨年この曲を,正確に言うとこの曲のカヴァーを知り,非常に引きつけられて数週間ずっと聴いていました。
あれから約1年。どうしてこんなに長い間投稿もせず放置していたのか自分でもわかりません。昨年大変気に入った曲のひとつだったので,本当ならとっくに和訳し,今年の初め頃には投稿を公開しているはずなのですが。
ただ,ひとつだけ確かなことがあります。この曲を耳にして歌詞を読んだ当時,私は曲の背景のストーリーをあまり理解できませんでした:悪いのは誰なのか?主人公の女性なのか,それとも相手の男性なのか,また2人の間に一体何があったのか?今なら理解できていると思います。今回の和訳,1年待った甲斐があったと言われたいところです。
Last year, I came across this song, or technically a cover of this song.  That hooked me pretty much and I kept listening to it for few weeks.
About a year has passed since then.  What made me prevent from posting this for such a long time?  Last year, this was one of my favorite songs.  I should have translated into Japanese and published it much earlier, say in the beginning of this year.
One thing is certain.  When I heard and read the lyrics, I found them a bit hard to comprehend the underlying story.  Who is to blame, the protagonist (girl) or the second person (guy)?  What happened between them?  Now I think I know the answers.  I hope my translation is worth waiting for a year.
Impossible  (Shontelle)
I remember years ago
Someone told me I should take
Caution when it comes to love
I did, I did

And you were strong and I was not
My illusion, my mistake
I was careless, I forgot
I did

And now when all is done
There is nothing to say
You have gone and so effortlessly
You have won
You can go ahead tell them

Tell them all I know now
Shout it from the roof tops
Write it on the sky line
All we had is gone now

Tell them I was happy
And my heart is broken
All my scars are open
Tell them what I hoped would be
Impossible, impossible
Impossible, impossible

Falling out of love is hard
Falling for betrayal is worst
Broken trust and broken hearts
I know, I know

Thinking all you need is there
Building faith on love and words
Empty promises will wear
I know, I know

And now when all is gone
There is nothing to say
And if you're done with embarrassing me
On your own you can go ahead tell them

Tell them all I know now
Shout it from the roof tops
Write it on the sky line
All we had is gone now

Tell them I was happy
And my heart is broken
All my scars are open
Tell them what I hoped would be
Impossible, impossible
Impossible, impossible
Impossible, impossible
Impossible, impossible!
Ooh impossible (yeah yeah)

I remember years ago
Someone told me I should take
Caution when it comes to love
I did

Tell them all I know now
Shout it from the roof tops
Write it on the sky line
All we had is gone now

Tell them I was happy
And my heart is broken
All my scars are open
Tell them what I hoped would be
Impossible, impossible
Impossible, impossible
Impossible, impossible
Impossible, impossible

I remember years ago
Someone told me I should take
Caution when it comes to love
I did...

昔誰かがこう言ってた
付き合うなら慎重にね 相手にのめり込んじゃだめだよって
だから言われた通りにそうしたの

相手は強い人だったけど,こっちは自信がなかったから
思い込みで行動して,やっちゃいけないことをした
軽率な態度を取って,大切なことを忘れちゃった
やらなきゃよかったって後悔してる

それで今はこうなった
もう何を言ってもダメなんだね
別れる時もあっさりしてた
そうだよ こっちの負けなんだ
だから周りに言いたきゃそうすればいい

あいつは全然わかってなかったって
高いところから大声で叫びなよ
それで足りなきゃ飛行機で空に文字でも書けばいい
あいつは本当にバカだったって
もう2人の絆はどこにもない なにもかも失くしてしまった

言ってもいいよ そして笑えばいい
そうだよ 付き合ってた頃は幸せだったのに
今はズタズタに傷ついて
心の傷がみんな開いたよ 辛すぎる
言えばいいでしょ
こっちの望みなんかかなうわけない
どんなに言っても無理なんだって

一人になるのも辛いけど
裏切られるよりマシだよね
信じてたのに裏切られて,傷ついたんだよね?
そうだよ わかってる こっちが悪いんだ

もう必要ないんだね こっちのことなんか
別の人と上手くいってる お互いを大切にして裏切らない
守れるはずのない約束なら,そんなのしても意味なんかない
わかってるよ 本当に

それで今はこうなった
もう何を言ってもダメなんだね
こっちに恥をかかせて気が済んだ?
それなら次はみんなに言って回れば?遠慮せずに
もう別れたんだもの 好きにしなよ

あいつは全然わかってなかったって
高いところから大声で叫びなよ
それで足りなきゃ飛行機で空に文字でも書けばいい
あいつは本当にバカだったって
もう2人の絆はどこにもない なにもかも失くしてしまった

言ってもいいよ そして笑えばいい
そうだよ 付き合ってた頃は幸せだったのに
今はズタズタに傷ついて
心の傷がみんな開いたよ 辛すぎる
言えばいいでしょ
よりを戻すなんて,今さらそんなことできるわけない
そんなの無茶な話で,できるわけない
虫が良すぎる,身の程知らずだ
もう遅すぎる,手遅れだって
どんなに言っても無理なんだって

昔誰かがこう言ってた
付き合うなら慎重にね 相手にのめり込んじゃだめだよって
だから言われた通りにそうしたの

あいつは全然わかってなかったって
高いところから大声で叫びなよ
それで足りなきゃ飛行機で空に文字でも書けばいい
あいつは本当にバカだったって
もう2人の絆はどこにもない なにもかも失くしてしまった

言ってもいいよ そして笑えばいい
そうだよ 付き合ってた頃は幸せだったのに
今はズタズタに傷ついて
心の傷がみんな開いたよ 辛すぎる
言えばいいでしょ
よりを戻すなんて,今さらそんなことできるわけない
そんなの無茶な話で,できるわけない
虫が良すぎる,身の程知らずだ
もう遅すぎる,手遅れだって

昔誰かがこう言ってた
付き合うなら慎重にね 相手にのめり込んじゃだめだよって
だから言われた通りにそうしたのに・・・・

(余談)

こういうパターンの曲は意外と珍しい。大抵は男性の側が「俺が悪かった戻って来てくれ」と懇願するのですが,今回のものは,女性の側がどうやら相手を振り回した模様です。

主人公はさして未練も感じないまま,あっさり相手と別れることになった。その時はそれほどのこととは思っていなかったものの,しばらくしてふと気付いてみれば,自分が本当に好きだったのはあの相手だったと気づく主人公。しかし相手はもう次へ行ってる。「・・・やってもた」という感じでしょうか。この曲,確か何かのオーディション番組で出場者がカヴァーしたことで最近また脚光を浴びているようです。

それにしても,タイトルがImpossible。結構強い言葉なので,日常生活では使いにくい言葉のような気がします。同じ内容を表現するなら,むしろit's not very likelyやit's not possibleを使う方が一般的かと思われますが,敢えてimpossibleと表現する辺りに,相手に強烈に拒否された感が漂い,より一層切なさが募るのかもしれません。

2 件のコメント:

  1. リードで書かれている通り、状況がつかみにくい内容です。最初に、え?、と思ったのは、別れた相手のことを人にいいふらして、笑いものにするなんてことがあるだろうか、ということです。あり得ない、と思う。しかし、彼女の方が浮気なりなんなりして裏切ってしまった上で、ということになると、プライドが高い男性だった場合は、もしかすると、そういうこともあるのかもしれない。そう考えるしかなさそうに思いました。全体に、現在と過去に気をつけながら、和訳の方を読むとなんとかつなげられたかな、という気がします。余談にもありましたが、impossibleという言葉の強さがひしひしと感じられます。あらためて、悲しい言葉だと思います。結構、何気なく使ってきましたが、今後は絶望感を感じながら使うことになりそうです。

    返信削除
    返信
    1. コメントありがとうございます。この曲は「誰が誰をどうしたか」が大変わかりにくく,ために和訳に苦労いたしましたが,Impossibleの言葉の持つ強烈さがこの曲を理解する鍵であるような気がいたします。

      削除