2012年10月12日金曜日

Hear You Me ジミー・イート・ワールド (Jimmy Eat World)

Michael HenryとJustin Robinettのカヴァーでこの曲を知りました。彼らがカヴァーしていなければ,おそらくこの曲を聴くことはなかったでしょうし,仮に耳にすることがあっても,特に印象には残らなかったと思います。 ここ本館には原則があって,まずオリジナル(原曲)そしてカヴァーという順番になっています。ただこういう素晴らしいカヴァーを見つけると,その原則を破りたくてたまらなくなります。そしてこういうカヴァー曲の大半が彼らのものです。本当に美しい曲です。
My favorite piano duo, Michael Henry and Justin Robinett brought me to this song.  WIthout their cover, I wouldn't have known the song, and if I do, I wouldn't be much impressed with it.  Such a great cover!
I have a rule here.  The original song comes first, then its cover(s).  When I find a good cover like this, however, I'm very tempted to break the rule.  Surprisingly, most of these cases are their covers.  A breathtakingly beautiful song.
Hear You Me  (Jimmy Eat World)
(Michael Henry and Justin Robinett Cover)
There's no one in town I know
You gave us some place to go.
I never said thank you for that.
I thought I might get one more chance.
What would you think of me now,
so lucky, so strong, so proud?
I never said thank you for that,
now I'll never have a chance.

May angels lead you in.
Hear you me my friends.
On sleepless roads the sleepless go.
May angels lead you in.

So what would you think of me now,
so lucky, so strong, so proud?
I never said thank you for that,
now I'll never have a chance.
May angels lead you in.
Hear you me my friends.
On sleepless roads the sleepless go.
May angels lead you in.
May angels lead you in.
May angels lead you in.
And if you were with me tonight,
I'd sing to you just one more time.
A song for a heart so big,
god wouldn't let it live.

May angels lead you in.
Hear you me my friends.
On sleepless roads the sleepless go.
May angels lead you in.

May angels lead you in.
Hear you me my friends.
On sleepless roads the sleepless go.
May angels lead you in.
May angels lead you in.

知ってる人なんて誰もいないそんな街でも
泊まる場所を作ってくれた
なのにお礼も言わなかった
今度でいいや,今言わなくてもって思ってたから
おかげでここまで来られたよ
この姿を見たらどう思うだろう?
運が良かったね,これってものがあったんだね,自信に満ち溢れてるよって思ってくれるかな?
そのことでまだお礼も言ってないのに
もうそのチャンスはないんだね

天使に導かれて天国へ行けますように
今度はこっちから「Hear you me」って言わせてもらうよ
突然のことで訳が分からず
眠れない道を眠れないまま行かなきゃならないとしても
天使がちゃんとそこへ導いてくれますように

おかげでここまで来られたよ
この姿を見たらどう思うだろう?
運が良かったね,これってものがあったんだね,自信に満ち溢れてるよって思ってくれるかな?
そのことでまだお礼も言ってないのに
もうそのチャンスはないんだね
天使に導かれて天国へ行けますように
今度はこっちから「Hear you me」って言わせてもらうよ
突然のことで訳が分からず
眠れない道を眠れないまま行かなきゃならないとしても
天使がちゃんとそこへ導いてくれますように
彼らにしたがって
ちゃんとそこへ着けますように
もし今夜ここにいてくれたら
もう一度だけ歌ってあげるよ
あまりにいい人過ぎたから
天国に召された人のための曲を

今度はこっちから「Hear you me」って言わせてもらうよ
突然のことで訳が分からず
眠れない道を眠れないまま行かなきゃならないとしても
天使がちゃんとそこへ導いてくれますように

彼らにしたがって
ちゃんとそこへ着けますように
今度はこっちから「Hear you me」って言わせてもらうよ
突然のことで訳が分からず
眠れない道を眠れないまま行かなきゃならないとしても
天使がちゃんとそこへ導いてくれますように
彼らにしたがって
ちゃんとそこへ着けますように

(補足)

この曲はWeezerというアメリカのオルタナ系ロックバンドのファンであった女性2人に捧げた曲だとか。彼女達はそのバンドのファンクラブのメンバーで,ある日Weezerのコンサートからの帰路交通事故に遭い帰らぬ人になったそうです。世話好きだったようで,新人バンドがいると,彼らに宿泊場所を提供してくれたらしい。

歌詞に登場する「Hear you me」というフレーズは彼女達の合言葉のようなものだったそうです。

(余談)

以前別館(twitter)でこう言ったことがありました:

Don't hesitate to be the first to say "I'm sorry" or "I love you" because you never know when it'll be the last time you'll see the person.

この曲を聴いてしまったら,ここにもう一言付け加えないわけにはいきません。

Don't hesitate to be the first to say "I'm sorry" or "I love you" and just to say "Thank you" because you never know when it'll be the last time you'll see the person.


2 件のコメント:

  1. On sleepless roads the sleepless go.がよくわからない、と思いましたが、「突然のことで訳が分からず 眠れない道を眠れないまま行かなきゃならないとしても」で納得です。急に交通事故にあったりすると、自分が死んだのがよくわからない、というのはありそうな話です。そして、突然の出来事に、お礼が言えないままなのが心残りなんですね。 The Great Blue Yonderという子供向けの小説を読んだのを思い出しました。主人公の男の子が、自分が交通事故で死んだのに気付いてから天国に行くまでの物語で、亡くなる直前にお姉さんと口げんかして、彼女に最後に言った言葉が”You’ll be sorry when I’m dead!”だったので、すごく心残りになって、という話。Read All About Itの中にもそんなくだりがありましたね。 「言うべきだったのに」も、「言わなければよかった」も毎日にあふれています。相手を傷つけないように、言葉足らずにならないように。自分の気持ちを素直に的確に伝えること(spontaneousな場合は特に)くらい難しいことってない、といつも思います。

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    1. コメントありがとうございます。「人生の終わりはいつ来るかわからない」と頭ではわかっていても,実際には心に留めていることがなかなか難しく,ともすると日常生活に取り紛れて忘れてしまいます。
      ために個人的には「①I'm sorry(謝罪)と ②I love you(感謝)はその時に」をphilosophyとしております。(お断りしておきますが,実際に英語で言うわけではありませんし,I love youは広義のI love youです。)
      なにしろ,どれほど権力を持った人間でも時間だけは巻き戻せませんし止めることもできません。したがって,相手を傷つける言葉は,口に出してしまったらもう消せませんが,例外的に直後であれば,かなりの程度まで原状回復が可能です。これがphilosophy①の根拠であり,この点について歌っているのが,Read All About Itでしょう。
      これに対して,philosophy②について歌っているのがこの曲です。無論,①と②どちらが難しいかと言われれば,①であろうとは思いますが,当たり前すぎて意識にのぼりにくいという点を考慮すれば,②も別の意味で難しいと言えるのかもしれません。

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