2025年3月20日木曜日

Walls キングス・オブ・レオン (Kings of Leon)

主人公は「壁」に崩れて欲しいと思っているのかいないのか。崩れてもらいたいと思っていると考える人もあるようですが私にはその点がわかりません。
Does the narrator hope the walls to come down or not?  Some say they do but I'm not sure about it.
Walls  (Kings of Leon)


[Verse 1]
I can't get there on my own
You can't leave me here alone
I'm just trying to do what's right
Oh a man ain't a man 'less he's fought the fight
I could never point you out
Waste of space in a faceless crowd
Tell me what I have to say
If you know what's right, then you’ll walk away

[Chorus]
When the walls come down
When the walls come down
When the walls come down
When the walls come down

[Verse 2]
One by one I've seen em fall
Some just don't show up at all
I'm just here to fight the fire
Oh a man ain't a man 'less he has desire

[Chorus]
And the walls come down
And the walls come down
When the walls come down
When the walls come down

[Bridge]
You tore out my heart
And you threw it away
The western girl with eastern eyes
Took a wrong turn and found surprise awaits
Now there's nothing in the way
In the way
In the way
In the way

[Chorus]
When the walls come down
When the walls come down
When the walls come down
When the walls come down

[Outro]
You tore out my heart
You threw it away
The western girl with eastern eyes
Took a wrong turn and found surprise awaits
Now there's nothing in the way
In the way
In the way
In the way

[Verse 1]
どうしたってあそこへはひとりで行けやしないんだから
こんなとこで放り出すなよ
正しいことをしようとしてる,ただそれだけのことなんだ
男は何かと戦って初めて男になれるんだから
お前にゃ一度も言えなかったよ
大衆に埋もれてただそこにいるだけのつまんないヤツだって
言ってくれ,俺に何を言わせたいんだ?
一体何が正しいかそれがお前にわかってるなら,さっさとどこかへ行くはずだよな?

[Chorus]
壁が崩れてしまったら
もう囲ってるものはない
壁なんてもうなくて
もう崩れてしまったら

[Verse 2]
ひとりずつ次から次へとやられていって
ぱったり姿を見かけなくなるそんなヤツが出てきても
俺はまだここにいて燃える炎と戦っている
やりたいことのひとつでもなきゃ男なんて名乗れないから

[Chorus]
そしたら壁が崩れていって
囲いがすっかりなくなった
壁なんてもうなくて
もう崩れてしまったら

[Bridge]
俺の心をズタズタにして
しかもさっさと捨ててった
西側に生きているけどあいつのあの目は東側
本当は曲がっちゃいけないとこを曲がってみたらその場所で思いがけないことが起こった
もう邪魔するものはない
この先に
余計なものは何もない

[Chorus]
壁が崩れてしまったら
もう囲ってるものはない
壁なんてもうなくて
もう崩れてしまったら

[Outro]
俺の心をズタズタにして
しかもさっさと捨ててった
西側に生きているけどあいつのあの目は東側
本当は曲がっちゃいけないとこを曲がってみたらその場所で思いがけないことが起こった
もう邪魔するものはない
この先に
余計なものは何もない

(余談)

一般的に歌詞に登場する「壁」は,登場人物の「心理的なバリア」「障壁」または「プレッシャー」などというどちらかと言えば否定的な意味である場合がほとんどなので,それに従えばこの「壁」もそのように考えるべきなのしょう。

しかし私には何故かこの主人公が「壁」を維持したがっているように思えて仕方なく,そのためこの曲の全体像を掴みきれずにいたところ,ここに登場する「壁」は主人公と相手との「絆(love)」なのではないかという説に出会いそうかと膝を打ちました。

その「絆」を主人公が維持しようとする一方,相手の気持ちはすでに冷めきっており最終的にその「絆」は失われてしまうものの,そのことによって今まで見えなかったものが見えるようになったというわけです。

そう考えるとこの曲を聞いて感じるある種の「諦念」のようなものも妙に納得できるような気がします。

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