2013年10月12日土曜日

A Light That Never Comes リンキン・パーク (Linkin Park ft. Steve Aoki)

これまでもLinkin Parkの曲には,エレクトロニックな要素がずっと存在していたとは思うのですが,この曲では,今まで以上にそこに重点が置かれて,EDM寄りになっていると思います。この曲を聴いて彼らのWaiting For The Endを思い出したのもそれが理由かもしれません。
それはともかく,この曲の内容について歌べていたところ,Mike ShinodaがあのAviciiにAloe Blaccを紹介し,それがきっかけで先日取り上げたWake Me Upが出来たということがわかりました。彼 (Mike)がAvicii に会った際,Blaccの名前を出したそうです。音楽業界は意外に狭いんですね。
I think electric elements have been one of the main ingredients of Linkin Park's music, this time they put emphasis more on them than they did before.  They go to the EDM.  This song reminded me of their Waiting For The End and maybe that's the reason.
Anyway, in the course of figuring out what the song is about I learned that Mike Shinoda introduced Aloe Blacc to Avicii leading to a hit tune Wake Me Up I posted before.  He (Mike) met Avicii and mentioned the singer's name.  It's a small world, isn't it?
A Light That Never Comes  (Linkin Park ft. Steve Aoki)
Nah, you don't know me
Lightning above and a fire below me
You cannot catch me, cannot hold me
You cannot stop, much less control me
When it rains, it pours
When the floodgates open, brace your shores
That pressure don't care when it breaks your doors
Say it's all you can take, better take some more

(Oh)
'Cause I know what it's like to test fate
Had my shoulders pressed with that weight
Stood up strong in spite of that hate

(Oh)
Night gets darkest right before dawn
What don't kill you makes you more strong
And I been waiting for it so long

The nights go on
Waiting for a light that never comes
I chase the sun
Waiting for a light that never comes
(Oh) (Oh) (Oh)
Waiting for a light that never comes

When I was young, they told me, they said
Make your bed, you lie in that bed
A king can only reign 'til instead
There comes that day it's "off with his head"

(Oh)
Night gets darkest right before dawn
What don't kill you makes you more strong
You'll have my mercy then when you're gone

The nights go on
Waiting for a light that never comes
I chase the sun
Waiting for a light that never comes
(Oh) (Oh) (Oh)
Waiting for a light that never comes

And I told them:
Nah, you don't know me
Lightning above and a fire below me
You cannot catch me, cannot hold me
You cannot stop, much less control me
When it rains, it pours
When the floodgates open, brace your shores
That pressure don't care, it breaks your doors
Say it's all you can take, better take some more

(Oh) (Oh) (Oh)
Waiting for a light that never comes

The nights go on
Waiting for a light that never comes
I chase the sun
Waiting for a light that never comes
(Oh) (Oh) (Oh)
Waiting for a light that never comes

ちがうね
俺のことなんかわかってない
上空では稲妻が閃いて
足元には炎が走ってる
この俺にはお前なんかじゃ
追いつけないし
捕まえたり
止めよることもできやしない
ましてや操ろうなんて無理なんだよ
何かが起こり始めたら
その時だけじゃ終わらない
だからすべてが動き出したら
押し流されてしまわないよう
必死になってしがみつけ
お前のドアが壊れたくらいじゃ
勢いは止まないぞ
これ以上は無理だと思っても
それでもまだ諦めるな

だって俺にはわかってる
運命に逆らうってのがどういうことか
両肩にその重荷を背負わされても
敵意なんかに負けないで
しっかりと立って耐えたんだ

夜が明ける直前が
一日のうちで一番暗い
たとえどんなに辛い事でも
負けずにそのまま耐えていれば
その分だけ強くなれる
だからこの時がやってくるのを
今までずっと待っていた

いつまでも夜が続いて
夜明けはやってこない
だから太陽を追いかける
やって来るはずのない
朝の光を探して
夜が明けるのを待っている

子どもの頃,こういう風に教えられた
ベッドをちゃんと整えて
ちゃんとそこで眠るんだって
王なんてものはその時だけのもの
いずれは「首を刎ねて殺されて」
取って代わられるものなんだ

夜が明ける直前が
一日のうちで一番暗い
たとえどんなに辛い事でも
負けずにそのまま耐えていれば
その分だけ強くなれる
だからこの時がやってくるのを
今までずっと待っていた

いつまでも夜が続いて
夜明けはやってこない
だから太陽を追いかける
やって来るはずのない
朝の光を探して
夜が明けるのを待っている

だからあいつらに言ってやった
ちがうね
俺のことなんかわかってない
上空では稲妻が閃いて
足元には炎が走ってる
この俺にはお前なんかじゃ
追いつけないし
捕まえたり
止めよることもできやしない
ましてや操ろうなんて無理なんだよ
何かが起こり始めたら
その時だけじゃ終わらない
だからすべてが動き出したら
押し流されてしまわないよう
必死になってしがみつけ
お前のドアが壊れたくらいじゃ
勢いは止まないぞ
これ以上は無理だと思っても
それでもまだ諦めるな

やって来るはずのない
朝の光を探して
夜が明けるのを待っている

いつまでも夜が続いて
夜明けはやってこない
だから太陽を追いかける
やって来るはずのない
朝の光を探して
夜が明けるのを待っている

(余談)

純国産の私が言うことなので当てにはなりませんが,この曲,Mike Shinodaのラップ部分とChester Benningtonのサビとの掛け合いで,一人の人間の内心の葛藤というものを描いているような気がします。

おそらく,ただ無為に何かが起こるのを待っているのではなく,自分から打って出て人生を変えていけということだと思うのですが,なにぶんにもいつものように具体的な記述がないので正確なところはわかりません。


7 件のコメント:

  1. wake me upの誕生にはそんな秘話があったんですね!
    とってもびっくりしました!

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    1. コメントありがとうございます。お返事が遅れて申し訳ありません。コラボの件は,この曲を調べる過程で偶然知りました。今日のWake Me Upのヒットを考えれば,Mike Shinodaの慧眼に驚くばかりです。

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  2.  お久しぶりでございます。いつもチェックはしておりましたが、私の好きなリンキンパークの対訳がここしばらく無くてがっかりしていましたところ、新曲を対訳されたのでコメントさせて頂きました。
     この歌はvestigeさん推測されているように、個々それぞれにある人間の内心の葛藤を描いていると受け取ることが出来ると思います。あと個人的に気になるとこは、それと関係しますが、曲名でもある「a light that never comes」で、「無明(煩悩)」的なモノを想起させられましたし、また一方で、常に「i chase the sun」とあるように、無明と隣り合わせにある「明」的なものを渇仰しているようにも思えて、とても奥深い歌詞だな感じました。

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    1. コメントありがとうございます。御無沙汰しておりますが,お元気そうでなによりです。
      お話を伺ってふと思ったのですが,この歌詞に登場するlightやsunといった「光」を表すものは,よく言われている「本当の自分」というものなのかもしれず,仮にそうだとすると,この曲はいわゆる「自分探し」を批判しているのかもしれません。
      因みに私自身はミドルネームが「アンチ啓蒙」なので,選択的にa light never comes状態のまま,日々様々な「煩悩」と闘っております。

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  3. 返信有難うございます。そうですね、私もvestigeさんの読みに賛成出来ます。それにとても鋭い読みをされていると思います。私が思うには、「光明」という言葉がありますように、この言葉には、「明るい光」とか「希望」、又は「仏の智慧」という意味を含んでいるみたいですが、この言葉を借りるなら、「本当の自分」というのは言葉を変えれば、一人一人に内在している「最も尊いモノ(仏)」のことを指しているかもしれません。また、「日光」という言葉もありますが、その言葉も借りるなら、その「最も尊いモノ」を引き出す「きっかけ」が「太陽」であり、そしてその「光」である、というようにも捉えることができるのではないかと思います。それらのことから、これらの歌詞は、まだ「本当の自分探し」が未完で達成できそうにない、そういった道半ば諦めたような、自他共に批判をしたような意味にも取れるのではないかとvestigeさんの返信を伺ってふと思いました。

     ミドルネームとはvestigeのことでしょうか?それと、選択的に「煩悩・無明」の世界で自己のそれと闘うのって本当にエネルギーを使うことだと思います。でも、こうやって毎日必ず一曲ずつ一日も欠かさずアップされてる事自体がとても「有難い」ことだと思います。私も欠かさずにやっていることはありますが、自身もつい煩悩に振り回されてるので精進不足です。私たち一人一人は日々、意識しようがしまいが「a light that never comes」の境涯の中で「i chase the sun」しているのかもしれませんね。

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  4. チェスターが亡くなってからの後出しジャンケンになってしまいますが、
    今となっては彼自身が、自分に言い聞かせていたような歌詞の内容で、とても苦しいです。
    彼は名も無き私を助けてくれたけれど、私たちが彼を助けることができなかった・・・
    2年も経つけれど、わたしはいまでも、その無力さでいっぱいです。

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  5. コメントありがとうございます。びあり様のお辛い気持ちはとてもよくわかりますし,私自身も当時のことを思うと残念でなりませんが,ただChester Beningtonは本当に亡くなったのでしょうか?無論物理的な事実体を疑っているわけではありません。
    しかし彼の身近にいる人ならばいざ知らず,彼を一個人として知ることのない我々のような一般のファンにとっては,彼の音楽こそがChester Beningtonだったはず。
    私は今でもLinkin Parkの音楽を聞くたびに,そして彼らの音楽に勇気づけられるたびに,2年前のあのことも自分の使命を全うしたと考えた彼が音楽業界から引退しただけであるように思われてなりません。
    本当はChester Beningtonはまだどこかで生きていて,「名も無き私を助けてくれた」と仰るびあり様のような方の言葉を聞きながらひっそりと幸せに暮らしている・・・そう考えて彼から与えられたものを次はびあり様自身が他の方々に送っていくことこそが,我々一般のファンにできる最大の恩返しなのではないでしょうか?

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