2012年9月16日日曜日

Uprising ミューズ (Muse)

この曲を聴くと,オルダス・ハクスリーの「素晴らしき新世界」やジョージ・オウウェルの「1984」そして,Depeche Mode の Stripped を思い出します。歌詞に描かれるのは,政府やメディアに著しく管理された社会です。以前投稿した Linkin Park の Hands Held High (Linkin Park)は,http://oyogetaiyakukun.blogspot.jp/2012/08/hands-held-hight-linkin-park.html イラク戦争の現実を描きだし,それを推し進めたアメリカの支配階級を批判したものですが,こちらは,その他の社会にも当てはまる,いわばより「普遍的」なもの。無論日本も例外ではありません。
This song reminds me of Brave New World (Aldous Huxley), 1984 (George Orwell) and Depeche Mode's Stripped. The society described in the lyrics seems to be heavily controlled by the government and the media. Compared with Hands Held High (Linkin Park) http://oyogetaiyakukun.blogspot.jp/2012/08/hands-held-hight-linkin-park.html describing the reality of the wars in Iraq and criticizing the Establishment who propelled it in the US, this one holds true with many societies on the planet. I should say more universal. Japan isn't an exception.
Uprising  (Muse)
(Eric Wuest Cover)
Paranoia is in bloom,
The PR, transmissions will resume
They'll try to, push drugs that keep us all dumbed down
And hope that, we will never see the truth around
(So come on)

Another promise, another seed
Another, packaged lie to keep us trapped in greed
And all the, green belts wrapped around our minds
And endless red tape to keep the truth confined
(So come on)

They will not force us
They will stop degrading us
They will not control us
We will be victorious
So come on

Interchanging mind control
Come let the, revolution takes its toll
If you could, flick the switch and open your third eye
You'd see that, we should never be afraid to die
(So come on)

Rise up and take the power back
It's time the, fat cats had a heart attack
You know that, their time's coming to an end
We have to, unify and watch our flag ascend
(So come on)

They will not force us
They will stop degrading us
They will not control us
We will be victorious
So come on

Hey, hey, hey, hey
Hey, hey, hey, hey
Hey, hey, hey, hey

They will not force us
They will stop degrading us
They will not control us
We will be victorious
So come on

あっちでもこっちでも「パラノイア」流行り
広告会社やマスメディアの洗脳がまた始まる
ヤツらの狙いはわかってる
プロパガンダや作り話,そんな「薬」をバラ撒いて
まともに物が考えられなくした上で
隠しておきたい本当のことがバレないようにするつもりだ
(さあ 今こそ立ち上がれ)

守るつもりもない約束に,絵空事の明るい未来
あれこれと作り話をでっち上げ,それで人を駆り立てては
物欲でがんじがらめにしようとしてる
人の心に巻きついた,「緑」のベルト
煩雑なお役所仕事の手続きで,真実を知る邪魔をする
(さあ 今こそ立ち上がれ)

強制なんかされたくない
このままバカになったまま,堕落してくなんて真っ平だ
操られるのもゴメンだね
一緒にヤツらを倒すんだ!
さあ 今こそ立ち上がれ

今まであの手この手で操ってきた
その責任を取らせてやれ 革命を起こして一泡吹かせろ
頭を切り替えて,第3の目が開けたら
物事の本質が見えてくる
犠牲はつきものってこともわかるだろう
(さあ 今こそ立ち上がれ)

今こそ一緒に立ち上がり,社会をこの手に取り戻そう
世の中を牛耳ってるアイツらは,でっぷり太った猫なんだ
だから冷や水を浴びせかけ,ヤツらの息の根を止めるんだ
わかってるだろ? ヤツらの時代はもう終わり
今こそ手を取り合って,この旗を掲げよう
(さあ 今こそ立ち上がれ)

強制なんかされたくない
このままバカになったまま,堕落してくなんて真っ平だ
操られるのもゴメンだね
一緒にヤツらを倒すんだ!
さあ 今こそ立ち上がれ

強制なんかされたくない
このままバカになったまま,堕落してくなんて真っ平だ
操られるのもゴメンだね
一緒にヤツらを倒すんだ!
さあ 今こそ立ち上がれ

(余談)

歌詞に登場する「第3の眼」。一説によると物事の深奥まで見通せるいわば超能力センサーらしい。興味のある方にはたまらない概念なのかもしれませんが,西欧理知主義にどっぷり浸かった根っからの実存主義者(プラグマティスト)の私にはギャグにしか思えません。

それにしても,為政者やメディアの流す作り話やウソを見抜き,一般大衆に蜂起を促すこの曲を,ウェブで公開するということに若干の違和感を覚えないではありません。これも一種のメディアには違いないですから。

ただ,ここ本館は私が100%趣味で運営しているPRとは無縁のサイトなので,そういう意味ではこの曲を取り上げるのに相応しい場所と言えなくもないですね。

4 件のコメント:

  1. メタファーって、言語に関わらず世界共通でいけるものと、言語によって感覚が違うものとあるんじゃないかと思います。言語によって違う方のメタファーを、別の言語に持ってくるのは本当に大変なことだと思います。そもそも理解するのが大変だし。この詩でもいくつかメタファーがありますが、ねこのメタファー。たいそう新鮮です。日本語の感覚なのか私個人の感覚なのかはわかりませんが、私にはねこと体制は結び付かない。(たとえ太っていても、です)
     最近、uprisingのニュースを耳にしたりしますが、学校教育を含め、マスで情報が移動するのってこわいことですね。今の世の中、情報なしでは済まされないし、正しい情報を求めるのは大切なことですが、でも、自分の実際の五感で感じられるものにもいつも敏感でいて、確かさと危うさを直感で判断できるようになっていたいものだと思います。

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    1. コメントありがとうございます。あくまで私見ですが,犬と比べて猫は,①仕事を取り立ててせず寝てばかりいる②温かいところでぬくぬくとしているというような点で体制を連想させるのではないでしょうか。この体制=猫というメタファーはなにもこの曲に限ったことではなく,昨年本館で取り上げた,Flightless Bird, American Mouthという曲のなかでも,このメタファーが使用されております。http://oyogetaiyakukun.blogspot.jp/2011/11/flightless-bird-american-mouth-iron.html
      ただ,体制という意味で使うには「太っている」ことが不可欠のようで,同じ猫でもalley cat(野良猫)という言葉だと,文字通り「体制」とは逆の意味になります。

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  2. 初めて投稿をさせていただきます。
    長らくこのサイトを覗かせていただいており、いつも楽しませていただいております。
    今更のタイミングでのコメントになりますが、余談のこの曲のウェブ公開に対する違和感をvestige様が感じていることですが、むしろ一種のメディアで公開したことに意味を感じてしまいました。
    vestige様が始めに言うように、このような考え方はどの社会にも存在するようなものでありますが、体制・反体制だけに限らず主義・主張を誘導しようとする「何か」がこの世の中には渦巻いており、それもどこもかしこにもあると感じます。
    その「何か」に無意識に傾倒してはいないか?、操られたままで良いのか?、そしてそれは我々のこの主張もまたそのうちの1つなんじゃないか?といった自分に対してさえも懐疑的に見る(聴く?)べきだ、というように捉えると、話はややこしいですが面白いようにも思います。
    また恥ずかしながら、この曲の訳を見てred tapeの意味を知りました。英語を勉強できるひょんな機会を与えてくださるこのような場を、ご多忙とは思いますが細々とでも良いので続けていただけると、とても幸いです。
    これからも楽しみに投稿を待ってます。

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    1. コメント並びに温かいお言葉ありがとうございます。当たり前に思えること,一見筋が通っているように思えることであっても,その前提を詳細に眺めてみれば,意外なほど偏見や思い込みに満ちていることが少なくありません。仮にその思い込みに引きずられるにしても,そのことを承知の上でそうなるのと無自覚にそうなるのとでは,その後の身の振り方に大きな違いが生まれるように思われます。

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