考えてみれば,自分の好きなアーティスト2人,James MorrisonとJessie J.という組み合わせなのですから,もっと早い時期に投稿しているはずの曲です。何故今までそうしようと思わなかったのか不思議です。理由はわかりませんが,今はきっと曲の方でこの時が来るのを待っていてくれたのだと思っています。
Let me thank you. You all brought me here. One morning, my mp3 player started playing this tune. When I heard James Morrison's voice, I believed it's his One Last Chance but it wasn't. Listening to it, I realized that I'm listening to it as a song, not an English song. The lyrics seeped into me and I suddenly understood what he's singing about. It had never occurred to me before then but finally did..
Considering the fact that James Morrison and Jessie J. are two of my favorite artists, I should have posted the song much earlier. It's rather strange that I didn't post this song before. I couldn't tell what prevented me from translating it into Japanese for my blog entry but I just didn't. Now I believe it waited for me to grow up.
Up (James Morrison ft. Jessie J.)
When you're always hiding from yourself
Playing hide and seek with me
Till it gets too dark
Too dark, inside your shell
Why do I even try
When you take me for granted?
I should know better by now
When you call I already hear that crashing sound
As it all falls down
It's never too late to turn it back around
Yeah I know you can
Don't bury your demons deep in the ground
When it all falls down
The only way is up, up, up
The only way is up, up
I watch your spirit break
As it shatters into a million pieces
Just like glass I see right through you
And your parade of excuses
Feels like groundhog day
You say the same things over and over
There's that look in your eye
And I hear that crashing sound
As it all falls down
It's never too late to turn it back around
Yeah I know you can
Don't bury your demons deep in the ground
When it all falls down
The only way is up, up, up
The only way is up, up
It's your love that's strong
It's the only thing that keeps me holding on
It's your heart that's weak
But it's not too weak to bring you back to me
It's never too late to turn it back around
Yeah I know you can
Don't bury your demons deep in the ground
When it all falls down
When it all falls down
It's never too late to turn it back around
When it all falls down
The only way is up
The only way is up, up, up
The only way is up, up
When it all falls down
本当の姿なんてわかるわけない
自分と向き合うのを避けてたら
いくら必死に努力しても,かくれんぼでもするみたいに
自分を偽ってたら,いずれ日が暮れて何も見えなくなる
本当の自分がわからなくなるよ
その心のなかは暗闇だろ?
大して感謝もされなかったら
頑張る気にだってなれないよ
いい加減気づかなきゃね
電話がかかってくるたびに
なにかが砕ける音が聞こえたよ
もう終わりなんだってわかってた
その気があるなら,もう一度やり直せる
きっとできるはずなんだ
自分のイヤなところを隠しちゃダメだ
なにもかもがダメになったら
あとは天に召されるしかないんだから
そうなったらもう何もできない
目の前で
そうなったらもう何もできない
目の前で
その心がズタズタになった
まるでガラスが粉々に砕け散ってしまったみたいに
あれこれ言い訳を並べ立てて
あれこれ言い訳を並べ立てて
代わり映えのしない退屈な日々
いつも同じことの繰り返し
そしていつものあの表情
その度にあの音が聞こえて
なにもかもがダメになるんだ
なにもかもがダメになるんだ
その気があるなら,もう一度やり直せる
きっとできるはずなんだ
自分のイヤなところを隠しちゃダメだ
なにもかもがダメになったら
あとは天に召されるしかないんだからそうなったらもう何もできない
愛されてるってことはわかってる
だから今もこうして繋がってるけど
ただ意志が弱すぎるんだ
だけど今ならまだ間に合うよ
その気があるなら,もう一度やり直せる
きっとできるはずなんだ
自分のイヤなところを隠しちゃダメだ
なにもかもがダメになったら
どうしようもなくなる
その気があるなら,もう一度やり直せるどうしようもなくなる
なにもかもがダメになったら
あとは天に召されるしかないんだからそうなったらもう何もできない
それしか道がなくなるよ
本当に終わりが来てしまったら
(補足)
James Morrisonの父Paulは2010年に長年のアルコール依存症が原因の心不全で亡くなりましたが,この曲はJames Morrisonが彼に宛てて書いたもので,内容は「こんなことにはもううんざりなんだ。自分の始末は自分でつけなきゃダメだよ」ということらしい。あまりに個人的な曲なので,自分ひとりでは歌いきれずデュエットにしたのだとか。
James Morrisonファンの私ですが,最初にこの曲を聴いた時は,正直なところ「James Morrison,お前もか」と思いました。Jessie Jは確かに素晴らしいけれど,それならデュエットという選択肢はあまりに安易過ぎるし,そもそも彼が彼女に迫力負けしてるような気がしたからです。
実際,そう感じていたのは私だけではなかったらしく,批判もあったらしいのですが,これが彼の父親への思いを歌ったものであるとわかってから,少なくとも私の見方は変わりました。無論これがただの言い訳である可能性もありますが,私は彼の言うことを信じたいと思います。
どう考えても文脈的に「別れ」の曲なのに,どちらかというとポジティヴなイメージのupという単語を使っているため,サビの「The only way is up」の箇所がどうしても理解できなかったのですが,こうした状況を考え合わせて「天国」と理解しました。
(余談)
数年前にJessie Jとあるギグで会った時,彼女に自己紹介されて「いつか一緒に歌うことになるからよろしくね」と言われたとか。その時は「え?そうなの?なんで?」と思ったらしいのですが,本当にそうなったわけですね。やはり「私」のJessie Jは違います!
すてきな曲ですね。心に染み入りました。
返信削除James Morrisonの心の底にある気持ちは誰にも計り知れません。父親に対する愛のある側面を詞に託してるでしょう。彼の父親への愛と死を、一人では抱えきれなかったという気持ちは私にも分かります。他人や評論家たちの後づけの批判など、どうでもいいことです。彼にとって歌いきる事が大事だったのではないでしょうか。そのためにJessie Jが必要だったということでしょう。
私はJessie Jだからこそ、良かったのではないかと思います。
素晴らしい曲の投稿、ありがとうございます。
コメントありがとうございます。リード文でも申しましたように,この曲を聞いた時,彼のOne Last Chanceだと思ったのですが,こういう背景を知ると,それも無理からぬところではないかと思ったりいたします。
削除この曲はAdeleとデュエットさせてくれとレーベル側にお願いしてたらしいです
返信削除しかし、レコーディング・スタジオに行ってみると当時売り出し中のJessie Jだったという
最初は裏切られた感があったのもあり凄い失望したらしいですけど
歌ってるうちにまっいっかってな具合になったらしいですね
コメントありがとうございます。お久しぶりですが,流石はNick様(以下同文)。私が得た情報によると,レコーディングの際,Jessie Jの余りの凄さに,彼が「君はフェラーリだから5速にいれないで3速に落としてくれ」と言ったとか。流石は「私の」Jessie Jです。
削除久々本館にお邪魔させていただきますw
返信削除おぉ~グラスの水がついに溢れましたねw
ぱちぱちぱち。
私はどうしても歌詞を読んだことの無い歌は、聞き取れないんで、そこまで到達するのはいつの事やら。
というか、自分の意思さえ伝わって相手の言いたいことは、大事になる失敗さえなければよろしいというスタンスに変ってきたので、会話ですら一生到達できないかもしれません(大汗)
Jessie J は、なかなかやりますねぇ~。↑のエピソード読んでいるとまるで美空ひばりみたいです。(ヲイ
コメントありがとうございます。今まで曲の一部分だけがこの状態になることは何度かあったのですが,曲全体でこうなったのは初めてでした。ただ実際歌詞を見ると,全く違っている箇所がいくつもあったので,そうはいってもまだその程度です。
削除余りに嬉しく別館でもその旨ツイートしてしまったので,私のツイートを遡ると,一体いつこの現象が起こったのかはっきり確認できます。
それにしてもやっとわかむ様も「私の」Jessie Jの凄さに気付いてくださいましたか。でも譲りませんからね。
なんだかゲイリーオールドマンのニルバイマウスみたいですね。
返信削除それにしても歌詞の内容が自然に頭に入ってくるなんてすごいです。
コメントありがとうございます。前の方へのお返事で申し上げているように実際はまだまだです。
削除それにしても,ここ本館を始めてから,それまで経験したことのないことが次々我が身に起こっております。これもnowari様をはじめとして,本館をご覧くださる皆様がおいでになってこそ。この場でお礼を申し上げます。
アル中の父親の死という状況を想像すると、単に悲しいでは済まなくて万感胸に迫る、ということになりそうです。が、「愛されてるってことはわかってる だから今もこうして繋がってるけど ただ意志が弱すぎるんだ だけど今ならまだ間に合うよ」という箇所は優しくて、彼の父親に対する思いがわかる気がします。うわさのJessie Jとのデュエット。この人もすごい歌唱力の人ですね。この曲でも、完全に彼に合わせて調整していて、プロの仕事という感じです。つい彼女のパートを中心に聴いてしまいがちになるところが難と言えば難かもしれません。ところで、リード文を読んでうなってしまいました。うらやましくて。ひゅっとレベルアップする時の感覚って、ある気がします。ドーパミンが出ますよね。(出ませんか)やるだけのことはやっておられる成果なわけで、うらやましがっている場合ではない。がんばります。
返信削除コメントありがとうございます。あの時は本当に感動しました。ただ当然ですがまだ完全に身についたわけではありません。画像が入るとそちらに引きずられてしまうので,視覚情報を一切遮断して聴かないと歌詞を聞き取れませんし,そうしても全部は聞き取れません。I have a long way to goというわけです。
削除ところで,ドーパミンの件ですが,確かにアドレナリンが出る感覚はわかるものの,ドーパミンは自分ではわかりません。ただあの時は,アナログTVがデジタル・ハイヴィジョンになったような感覚でした。これがドーパミンなんでしょうか。
いずれにしろ,凡そ長期的な計画や目標を立てて達成するというのが苦手なので,本当にいつ次のステージが来るのかが全く予測できません。ために」気が付いたら~」という場合が殆どですが,今は次は何に気付くのか少し楽しみです。