2013年1月21日月曜日

Another Love トム・オデル (Tom Odell)

彼の声を聞いた時,Brett Dennenのような,もっとオタクっぽい人を想像していました。(すみません。悪く思わないでください)。ところが,ミュージック・ヴィデオを見てびっくり。かなりのイケメンでした。美しい金髪にグリーン(?)の目。間違いなく日本で女性に人気が出ます。
さて,Wikipediaによると,影響を受けたアーティストを問われ,次のように答えたとか:
「Elton Johnを聴いて育った。例えば Goodbye Yellow Brick Road (1973)とか。Elton Johnの大ファンだから。」 
他にも好きなアーティストとして,Bob Dylan,Leonard Cohen,Leon Russell,そしてBruce Springsteenなどを挙げているようです。これも22歳にしては少し意外な感じがしませんか?

When I heard his voice, I imagined a more geeky guy, like Brett Dennen.  (Sorry but please don't feel bad, Brett.)  Watching the music video, I was very surprised to find him pretty attractive.  Fair blond and green (?) eyes.  I'm sure he'd be very popular in Japan. mostly among girls and women.
According to Wikipedia, being asked his musical influence, Tom Odell answered as follows:
"I grew up listening to Elton John. One of the first albums I listed to was Goodbye Yellow Brick Road (1973). I am a huge Elton John fan"; 
He also cites the likes of Bob Dylan, Leonard Cohen, Leon Russell and Bruce Springsteen as influences.   Isn't this also surprising for a 22 years old?
Another Love  (Tom Odell)
I wanna take you somewhere so you know I care
But it's so cold and I don't know where
I brought you daffodils in a pretty strain
But they won't flower like they did last spring

And I wanna kiss you, make you feel alright
I'm just so tired to share my nights
I wanna cry and I wanna love
But all my tears have been used up

On another love, another love
All my tears have been used up
On another love, another love
All my tears have been used up
On another love, another love
All my tears have been used up

And if somebody hurts you, I wanna fight
But my hands been broken, one too many times
So I'll use my voice, I'll be so f*cking rude
Words they always win, but I know I'll lose

And I'd sing a song, that'd be just ours
But I sang 'em all to another heart
And I wanna cry I wanna learn to love
But all my tears have been used up

On another love, another love
All my tears have been used up
On another love, another love
All my tears have been used up
On another love, another love
All my tears have been used up

I wanna sing a song, that'd be just ours
But I sang 'em all to another heart
And I wanna cry, I wanna fall in love
But all my tears have been used up

On another love, another love
All my tears have been used up
On another love, another love
All my tears have been used up
On another love, another love
All my tears have been used up

どこかへ連れてってあげたら,大切にされてるって思えるんだろうけど
外は寒いし,適当な場所も思いつかない
代わりにスイセンを持ってきた
春になればかわいい花が咲くはずだけど
それでも去年の春には敵わない 

キスして安心させてあげたいけど
夜こうして一緒にいるだけでウンザリなんだ
大声で泣きたいし,誰かを好きになりたいけど
もう涙も枯れ果てて,一滴だって出やしない

前の人が忘れられない
その人のことで苦しんで,もう泣く気力も残ってない
(3回繰り返し)

もし誰かに泣かされたら
そいつと殴り合いのケンカして
守ってあげたいと思うけど
今まで何度もやり過ぎて,もうこの拳は役に立たない
だから口で勝負する
相手を徹底的に罵ってひどい言葉を浴びせてやる
口じゃ今まで負け知らずだから
ただそれじゃダメだってこともわかってる

何か歌を歌ってあげて,それを2人の曲にすればいいけど
知ってる曲はひとつ残らず,みんな前の人に捧げちゃった
声を上げて泣き叫びたい
また誰かを好きになりたい
なのにもう涙も枯れ果てて,一滴だって出てきやしない

前の人が忘れられない
その人のことで苦しんで,もう泣く気力も残ってない
(3回繰り返し)

何か歌を歌ってあげて,それを2人の曲にすればいいけど
知ってる曲はひとつ残らず,みんな前の人に捧げちゃった
声を上げて泣き叫びたい
また誰かを好きになりたい
なのにもう涙も枯れ果てて,一滴だって出てきやしない

前の人が忘れられない
その人のことで苦しんで,もう泣く気力も残ってない
(3回繰り返し)

(余談)

なんという身勝手な・・・。最初は気づきませんでしたが,この曲いわゆる「振られ男の恨み節」なんですね。グチを聞かされる現彼女に思わず同情してしまいます。「いやアンタ,そんな男もうやめとき。アンタにはもっとええ相手がいてるて。次行こ,次。な?」と思わず,現彼女にアドヴァイスしたくなるような情けなさ。

リード文に登場したBrett Dennen,見た目は非常にオタクっぽく,声も癖のある声なのですが,歌詞は直球勝負です。だとすれば,「見た目と歌の内容のギャップ」という意味で,このTom Odellとは好対照なのかもしれません。

8 件のコメント:

  1. 初めまして。
    この記事には全く関係ないのですが、およげ!対訳君のお陰でブルーノ・マーズの「Today My Life Begins」に出会えました!!
    受験がだんだん近づいてきて怖かったのですが、行きたい高校に行ってMy Lfe Beginsしようと思いました!!(それと、志望校が国際系なので対訳凄く参考になります)

    変な文になってなければ良いのですが…標準語って難しい!

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    1. 大変申し訳ないのですが,このページ右上でお知らせしているように,匿名の方にはお返事を差し上げられなくなりました。どのようなものでも結構ですので是非お名前をお知らせください。

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    2. 1月21日の匿名の者です
      すみません、気付かなくて…
      ルカです。よろしくお願いします。

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    3. コメントありがとうございます。折角コメントをくださったのにお返事を差し上げられなかったのを心苦しく思っておりました。私の対訳は元の歌詞と1対1で対応していないので,参考になるかは甚だ疑問ですが,それでもお役に立てれば幸いです。
      高校受験の時は,とにかく志望校に受からなければ人生これで終わりというような切羽詰った気持ちだったことを記憶していますが,今こうして振り返ってみるとただの思い込みに過ぎなかったことがよくわかります。
      無論,ルカ様が無事志望校に合格なさるようお祈りしておりますが,仮にそうならなかった場合でも,人生は長いのであまり落胆なさいませんよう。巻き返しのチャンスはその後本当に何度もやって来ます。大丈夫です。
      さて,別館(twitter)でも余談を展開しております。まだおいでになっていなければ,お時間があればそちらへも。お待ちしております。

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  2. vestigeさん、こんにちは。藪蛇は回避することにしたロメオです。

    最近気になるアーティストが見つかると、こちらでの取り扱いがあるか検索する習慣になってきました。Tom Odellもそのパターンです。それにしてもここまでロクデナシ感満載の曲だとは思いませんでした。ロクデナシな歌を苦しげに歌うイケメンなんて存在がズルい…、と違う意味で男の恨み節に走りそうです。

    最初に彼を知ったのは「Grow old with me」なのですが、この曲との落差がすごいことに…、声も違って聞こえます。ああでも、「Grow~」で陽射しのように愛を注いだ人にあっさり捨てられたら、この曲みたいになるのかも。もちろん現在の人に対するロクデナシ行為の免罪符には一切なりませんが。

    以下、本来なら昨日更新のCyndi Lauperの欄に書くべきですが、こちらに失礼させてください。

    「実生活でこんな喋り方をしていたら完全に…」のくだりで笑ってしまいました、ごめんなさい。私はこちらでvestigeさんが操る日本語のColorがとても好きですが、一方で自らにも多少身に覚えがある部分であったため妙に可笑しかったのです。

    正体の怪しい曲を取り扱う時の感じも好きなので、またそのうち怪しげな曲もぜひ期待しております。

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    1. コメントありがとうございます。寡聞にしてGrow old with meは存じませんでしたが,このTom Odell,何かの授賞式で凄腕の刺客と一緒になり,あやうく彼女の標的になって仕留められかけたとかかけないとか。個人的に「彼女の標的になる=イケメン」という認識なので,Tom Odellはイケメンといって差し支えないかと存じます。
      ところで,ロメオ様からコメントをいただき,お返事を差し上げるべく久しぶりに歌詞を見直したのですが,その余りの情けなさに愕然といたしました。
      ただ人間これほどまでに正直に,いわば自分のtrue colorを見せられないような気もするので,そういった意味で「勇気」はありそうです。

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  3. こんにちは
    何年か前からブログ拝見させていただいてますが、初めてコメントします。vestigeさんは訳のセンスだけでなく、音楽のセンスもいいですね。(私と好みが同じ?)アップカミングなアーティストを取り上げるのもとても早いですし、アーティストのバックグラウンドも詳しくてすごいなぁ、、これからも更新楽しみにしています^^

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    1. コメント並びに温かいお言葉ありがとうございます。ただ音楽やアーティスト情報に関して言えば,決して私が詳しいわけではなく,偏にGoogle大先生,並びに先生からご紹介いただいた海外サイトの皆様のお蔭であることをここで申し上げておきます。

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