2013年3月2日土曜日

Miss Atomic Bomb ザ・キラーズ (The Killers)

この曲,先日取り上げたMr. Brightsideの続編で,主人公の恋人の浮気が発覚した後の彼とその相手とのその後を描いています。したがって,この曲を十分に理解するためには,まず,Mr. Brightsideのヴィデオをご覧いただいたほうがよいと思われます。どうかリンクをたどってそのミュージック・ヴィデオ(当然訳文も)をご覧ください。
http://oyogetaiyakukun.blogspot.jp/2013/01/mr-brightside-killers.html
This song is a sequel of their Mr. Brightside, depicting what happened to the protagonist and the second person of the song after he (the protagonist) found out she (the second person) had cheated on him.  So you should take a look at the music video of Mr. Brightside first to fully understand this.  Follow the link and watch the video and of course, read the translation.
http://oyogetaiyakukun.blogspot.jp/2013/01/mr-brightside-killers.html
Miss Atomic Bomb  (The Killers)
You were standing with your girlfriends in the street
Falling back on forever, I wonder what you came to be…
I was new in town, the boy with the eager eyes
I never was a quitter, oblivious to schoolgirls' lies

When I look back on those neon nights
The leather seats, the passage rite
I feel the heat, I see the light

Miss Atomic Bomb
Making out, we've got the radio on
You're gonna miss me when I'm gone
You're gonna miss me when I'm gone

Racing shadows in the moonlight
Through the desert on a hot night
And for a second there we'd won
Yeah, we were innocent and young

Cast out of the night, well you've got a foolish heart
So you took your place but the fall from grace was the hardest part
It feels just like a dagger buried deep in your back
You run for cover but you can't escape the second attack
Your soul was innocent, she kissed him and she painted it black
You should have seen your little face, burnin' for love
Holdin on' for your life

All that I wanted was a little touch,
A little tenderness and truth, I didn't ask for much, no
Talk about being at the wrong place at the wrong time…

Miss Atomic Bomb
Making out we've got the radio on
You're gonna miss me when I'm gone
You're gonna miss me when I'm gone

Racing shadows in the moonlight
We're taking chances on a hot night
And for a second there we'd won
Yeah we were innocent and young

The dust cloud has settled, and my eyes are clear
But sometimes in dreams of impact I still hear
Miss Atomic Bomb, I'm standing here
Sweat on my skin
And this love that I've cradled
Is wearing thin (Miss Atomic Bomb)
But I'm standing here and you're too late
Your shock-wave whisper has sealed your fate

It feels just like a dagger buried deep in your back
You run for cover but you can't escape the second attack
Your soul was innocent, she kissed him and she painted it black
You should have seen your little face, burning for love,
(Miss Atomic Bomb) Holdin' on for your life

But you can't survive (All that I wanted was a little touch)
When you want it all (A little tenderness and truth, I didn't ask for much)
There's another side (Talk about being at the wrong place at the wrong time)

あの時友達と一緒に道に立ってたな
いつも最後にはそのことばかり考えてる   
あれからどうなったんだろうって
街へは来たばかりでとにかく躍起になってたよ
臆病な方じゃなかったから
若い女の子のウソなんてちっとも気にしちゃいなかった

思い出すよ あの頃は夜になるとネオンが灯った
当時の車の革張りシートの感触やそこでした経験も
その時は,熱くなるのを感じたし,光も見えた気がしたよ

何もかも吹き飛ばす原爆みたいなヤツだった
ラジオをいつもかけながら,やっちゃいけないことをした *
たとえ今は忘れてても,いなくなって気づくんだ
きっと寂しくなって,また会いたくなるはずだ

月明かりの下で影を追いかけた
暑い夏の日の夜,砂漠を横切って
束の間,そこで2人は勝った
そうだ 2人とも若かったし,疑うことも知らなかった

なのにその夜のことをお前は忘れた
つまらない癖を身につけて,そうやって暮らしてたけど
そのせいで堕落してしまったんだ
なによりそれが辛かった

背中にナイフが刺さってる まるでそんな気がしたよ
防ごうとして逃げたって,次の一撃には間に合わない
素直な心の持ち主で,人を疑うこともなかったのに
あいつがヤツにキスしたことで,それもすっかり変わってしまった
あの時の顔を見たかったよ 愛されたくて仕方ないって顔しながら
必死になって踏ん張ってた

あの時は,ちょっと触れるだけで良かったんだ
ほんの少し優しくして真心を見せてくれたら
それだけでよかった 欲張ったりしなかったのに
とにかく場所とタイミングが悪すぎた

何もかも吹き飛ばす原爆みたいなヤツだった
ラジオをいつもかけながら,やっちゃいけないことをした
たとえ今は忘れてても,いなくなって気づくんだ
きっと寂しくなって,また会いたくなるはずだ

月明かりの下で,一緒に影を追いかけて
ある夏の夜のこと
一か八かの賭けに出た
ほんの束の間だったけど,確かに2人は勝ったんだ
そうだよ お互いまだ若くて,人を疑ったりしなかった

だけど舞い上がった砂埃が収まったら
ものがはっきり見えてきた どういうことだかわかったよ
あの時の衝撃を夢に見ると
今でも時々その声が聞こえてくる
あの時と変わらずに,不安を今も抱えてる
この気持ちだって,今まで大切に育ててきたけど
それも薄れていくばかり
今も自分は変わってないけど,それでももうやり直せない
あの時お前がささやいた,ショッキングなひとことで
その運命は決まったんだ

背中にナイフが刺さってる まるでそんな気がしたよ
防ごうとして逃げたって,次の一撃には間に合わない
素直な心の持ち主で,人を疑うこともなかったのに
あいつがヤツにキスしたことで,それもすっかり変わってしまった
あの時の顔を見たかったよ 愛されたくて仕方ないって顔しながら
必死になって踏ん張ってた

だけどお前はもう終わりだ(あの時は,ちょっと触れるだけで良かったんだ)
なにもかも手に入れようと欲張ったら(ほんの少し優しくして真心を見せてくれたら)
引き換えに失うものもあるんだよ(それだけでよかった 欲張ったりしなかったのに)

(補足)

ところで以下の部分,先にMiss Atomic Bombと言っているので,radioはラジオとradioactive (放射線)の両方を掛けていると思います。

Miss Atomic Bomb
Making out we've got the radio on

(余談)

ミュージック・ヴィデオに登場する主人公,ヴィデオの中盤で彼が振り返った顔が,どういうわけか何度見ても「美味んぼ」の山岡士郎に見えて仕方ないのは私だけでしょうか?そのことが浮かんでしまったが最後,もう虚心ではヴィデオを見られず,今にも頭の中に登場しようとしてくる海原雄山を押しとどめるのに必死になってしまい,挙句の果てに疲労困憊してしまいます。

歌詞を読む限り(当然ですが),あの作品とはなんの関係もないのですが,人間の認知の不思議はおそろしい。一旦そうと思ってしまったら,もうそうにしかみえない。これが聴覚で起こるのが,いわゆる「空耳」なのでしょう。

そう言えば,先日投稿したMetallicaのEnter Sandmanも最早「千代田生命に行こう」としか聞えません。


4 件のコメント:

  1. あはは、2:45の山岡さんが特にいいですね。私も最近ラジオからよく聞こえてくる曲のサビが、防カビ、防カビと言っているように聞こえます(笑)

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    1. コメントありがとうございます。その「防カビ」一体どの曲なのでしょうか。大変に気になります。ただ,そう伺ってしまうと,最早私もそのようにしか聞えなくなると思われるので知らない方が幸せなのかもしれません。

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  2. ひろぶしん2014年3月11日 0:28

    既にお気づきかもしれませんが、途中からMr.Brightsideのギターリフが入っているんですよね。
    PVだと3分20秒あたりからです。

    新曲Just Another GirlのPVもそうですが、killersは過去作品のオマージュが好きというか
    ファンを喜ばせる演出が得意ですよねw

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    1. コメント並びに詳細な情報をありがとうございます。ギター・リフの件,全く気づいておりませんでしたが,Mr. Brightsideとこの曲のつながりから,彼らが「本歌取り」をするバンドであることはなんとなく感じておりました。
      さて,ここ本館ではお話に登場した2曲以外にもDon't Shoot Me, Santaを取り上げております。今はいささか季節外れですがお時間があればそちらも是非ご覧ください。

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