2013年7月17日水曜日

Paper Planes ピクシー・ロット (Pixie Lott)

Pixie Lottの2枚目のスタジオアルバムYoung Foolish Happyに収録されている曲ですが,P!nkのJust Give Me A Reasonを思い出します。
http://oyogetaiyakukun.blogspot.jp/2013/02/just-give-me-reason-pnk-ft-nate-ruess.html
Wikipediaによると,飛行中の紙ひこうきに作用する力は以下の4つ;
  • 推進力・・・・・紙ひこうきを前に進ませる力
  • 揚力・・・・・・・水平面に作用して紙ひこうきを持ち上げる力
  • 重力・・・・・・・揚力に反作用し紙ひこうきを引き下げる力
  • 空気抵抗・・・推進力に反作用し紙ひこうきの前進速度を低減させる力
この曲の歌詞で描かれる恋愛関係において,主人公が怖れているのは,重力が示しているもののようです。
This is a bonus track from her second studio album Young Foolish Happy.  What the song is talking about reminds me of P!nk's "Just Give Me A Reason."
http://oyogetaiyakukun.blogspot.jp/2013/02/just-give-me-reason-pnk-ft-nate-ruess.html
According to Wikipedia, there are 4 aerodynamic forces affecting a paper plane while it is in flight:
  • Thrust, which keeps the plane moving forward;
  • Aerodynamic lift, acting on horizontal surface areas that lifts the plane upward;
  • Gravity, which counteracts lift and pulls the plane downward; and
  • Air drag, which counteracts thrust and reduces the plane's forward speed.
In a romantic relationship described in the lyrics, the gravity seems to represent what the protagonist fears for.

Papaer Planes  (Pixie Lott)
I'm pouring my heart out,
Leaving almost nothing for myself,
You're looking into my eyes
Why do I feel your mind is somewhere else?
Our love is delicate as butterfly wings,
But still we fight about the silliest things,
I hate it when we do,
So I'll keep forgiving you,
Over and over again.

And we're flying on paper planes,
Hoping it don't rain on my parade,
When I'm with you it's strange,
I'll make it everything,
Hoping that the wind don't change,
Oh oh oh oh…

It's danger when you fall out,
I never learned to walk before I run,
It's too easy to fall out
I'll push away the clouds to see the sun,
Oh oh oh,
As beautiful as a song a nightingale sings,
It's nothing compared to the joy you bring,
This river that love is,
I tried swimming,
And I went over my head.

Cause we're flying on paper planes,
Hoping it don't rain on my parade,
When I'm with you it's strange,
I'll make last all day,
Hoping that the wind don't change,
Oh oh oh oh…

I'm scared to fall
Cause we're so high,
And it's a long way down from here,
But if we're strong, if we try,
We can touch the sky.

And we're flying on paper planes
Hoping it don't rain on my parade,
When I'm with you it's strange,
I'll make it everything
I hope your wind don't change
Oh oh oh oh…

思ってることをなにもかも隠さず言うよ
自分の胸にだけ閉じ込めず
こうして見つめられてるのに
どうしてその心がここにはなくて
よそにあるような気がするの?
2人の間は蝶の羽根と同じで
優しく扱わなきゃダメなのに
まだつまんないことでケンカになる
だけどケンカするのはイヤだから
これからもきっと許しちゃうよ
いつまでも何度でも

紙ひこうきに乗りながら *
この楽しい気分が台無しに
なりませんようにって祈ってる
自分でもヘンなんだけど一緒にいると
ちょっとしたことで慌てちゃう
どうかこのままって願ってるから

外へ落ちたら危ないよ
今までは何だってその場しのぎでやってきて
だからすぐにダメになった
邪魔になってる雲をどけて
太陽が見えるようにしてあげる
ナイチンゲールの鳴き声みたいにステキで
一緒にいると幸せになる
どんなものも敵わない
恋は川みたいなもの
泳いで渡ろうとしてたのに
頭まで沈みこんじゃった

だって紙ひこうきに乗りながら
この楽しい気分が台無しに
なりませんようにって祈ってる
自分でもヘンなんだけど一緒にいると
ちょっとしたことで慌てちゃう
どうかこのままって願ってるから

落ちるのは怖いよ
だってこんなに高くまで飛んでるんだから
ここから下まではずいぶんある
だけど2人が強い人間なら
ひょっとしてやってみたら
空にだって手が届くかも

紙ひこうきに乗りながら
この楽しい気分が台無しに
なりませんようにって祈ってる
自分でもヘンなんだけど一緒にいると
ちょっとしたことで慌てちゃう
どうかこのままって願ってるから

(補足)

* 最初は同じ紙ひこうきに乗っているのだと思ったのですが,paper planesと複数形になっています。したがって2人は別々の紙ひこうきに乗っているようです。
ご存じのように紙ひこうきでは,わずかな風の強さや風向きの変化が飛行に大きく影響しますが,そういったものに,しかも別々に乗っているという状況が,主人公と相手の不安定な関係を表現しているような気がします。

(余談)

この曲のイメージは「飛行」,そこを中心として様々な言葉が散りばめられています。タイトルのpaper planesは勿論のこと,butterfly,wings,wind,fall out,cloud,sun,nightingale,fall, long way down here,highなどです。おそらく「紙ひこうき」という不安定なもので,恋の浮揚感と危なっかしさを表現していると思われますが,なにしろ「純国産」の私の考えることなのでアテにはなりません。

ところでこの曲,ネットを探しても歌詞を理解する手掛かりがまったく見つかりませんでした。したがって最初から最後まで私の勝手な解釈を頼りに和訳するより他なかったため,大幅に違っている可能性があることをここで申し述べておきたいと思います。

3 件のコメント:

  1. リクエストにお応えいただきましてありがとうございます。

    不安定な感じですが、暗くない、飽くまで前向きな内容をイメージしていましたので、vestige様の訳を見て、納得いたしました。

    私もなぜpaper planes と複数形なのかと思っておりましたが、それぞれが別に乗っているというところまで考えが及びませんでした。

    Pixie lott は 『All about tonight』で知り、
    アルバムを聴いてから大好きになりました。
    声も歌詞も心地よく、もっと日本で人気が出てもいいのにと思っています。
    Amy winehouse まで強烈ではないですが、若いのにベテラン歌手みたいで渋いです。素敵です。

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  2. この曲、とても印象に残っています。なんでいつもこんなふうになっちゃうんだろう、ただ、大好きなだけなのに・・・、という、そんな感じの歌ですね。渦中にいる2人は、浮いたり沈んだりで、消耗していることと思います。しかし、この情景を「引き」のアングルで捉えた時の、この美しさはどうでしょう。
    2つの紙ひこうきが、ひらひらと気まぐれに落下していく。ちょっと危なっかしい関係を、おそるおそるのぞきこみながら、歩み寄っているような不安な2人の様子が、「紙ひこうき」というメタファーを使って、うまく切り取られているように思います。また、この彼女のハスキーな歌声が、この曲のイメージにぴったりなんですよね。

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    1. コメントありがとうございます。この曲,メタファーに富んでいる上に,ネットでも情報がほとんど見つからず,思った以上に苦労いたしました。

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