2013年12月20日金曜日

It Must Have Been Love ロクセット (Roxette)

この曲はAOL RadioによるThis ranks 10th on a top '90年代ポップソングのトップ10の10位に入っています。それによると,元々はChristmas for the Broken Heartedというタイトルだったものを現在のように変更したのだとか。映画Pretty Womanに使われたことで,このロクセットの出身地スウェーデンを含む数か国でゴールド・ディスクを獲得したそうです。
主人公は「恋」について語っていますが,この曲はそれに限らず,人生における様々なものに当てはまるように思われます。
This ranks as the 10th on a Top '90s Pop Songs list of AOL Radio.  According to it, this song was originally titled 'Christmas for the Broken Hearted' and later renamed as it is.  Being featured in a film, "Pretty Woman" it went gold in few countries including Sweden where the duo was from.
The protagonist talks about love she's lost but I think it's true with other things in life.  
It Must Have Been Love  (Roxette)
Lay a whisper on my pillow,
leave the winter on the ground.
I wake up lonely,
there's air of silence in the bedroom
and all around
Touch me now, I close my eyes and dream away.

It must have been love but it's over now.
It must have been good but I lost it somehow.
It must have been love but it's over now.
From the moment we touched, 'til the time had run out.

Make-believing we're together that I'm sheltered by your heart.
But in and outside I've turned to water like a teardrop in your palm.
And it's a hard winters day, I dream away.

It must have been love but it's over now.
It's all that I wanted, now I'm living without.
It must have been love but it's over now,
it's where the water flows, it's where the wind blows.

この枕の上で囁いて
あの冬のことは
そのまま忘れてしまいたい
ひとりぼっちで目覚めると
部屋は静まりかえってる
寝室だけじゃなくどこからも
何の音も聞こえてこない
人の温もりを感じたくて
目を閉じて
そのままぼんやりと過ごしてみる

あれが恋だったのに
もう終わってしまったの
あんなにステキなものだったのに
気付くと失くしてしまってた
本物の恋だったのに
もう今は取り戻せない
それでも
触れ合った瞬間に始まって
別れる時が来るまでは
あれが本当の恋だった

ちょっとお芝居してみるの
2人はまだ付き合ってて
守ってもらえてるんだって
だけど本当はどこから見ても
もうその手のひらに
零れ落ちた涙の滴
じきに消えてしまう
そんなものなの
それが辛いから
またぼんやりと夢を見る

あれが恋だったのに
もう終わってしまったの
それだけでよかったのに
今はそれさえここにはない
あれが本当の恋だったのに
もう終わってしまったの
水が流れていくように
風が吹いていくように
そうなることが当たり前の
運命の人だったのに

(余談)

今はもう失ってしまった「恋(愛)」を惜しむ主人公の姿からもわかるように,洋の東西を問わず,人間というものは往々にして「失くしてみてその有難さを実感する」ものであるようですが,
とはいうものの,同様に「のど元過ぎれば熱さを忘れる」という諺があるように,一旦事が終わってしまうと,実にあっけなく元の状態に戻ってしまうのも事実です。

大病を患った私の友人など,夏の終わりに退院した直後は「生きている,ただそのことだけで有難い」と殊勝らしく語り,いわく冒しがたい威厳のようなものさえ漂わせていたにもかかわらず,わずか3か月ほどで(私などその混雑を考えただけで頭痛がしてくる)「デパートの初売りに行きたい!」と実にあっけなく元の「煩悩の固まり」に戻ってしまいました。

無論,そのままの気持ちを持ち続ける方も大勢おいでになるのかもしれませんが,仮にこの主人公が友人と同じタイプだったなら,いずれ「あれは勘違いだったわ,ハハハ。」と何事もなかったかのように言い出すような気がして仕方ありません。

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