2014年4月24日木曜日

Postcards ジェイムス・ブラント (James Blunt)

James Bluntには,ちょっとひねくれたギャグセンスがあるのですが,私はそこが気に入っています。ユーモアに溢れている時もありますし,逆に非常に皮肉っぽい時もあります。そのため,甘っちょろいだけのYou're Beautifulの一発屋だと考えて,彼のインタヴューやツイートを見ると驚きます。例を挙げましょう。これは最近のツイートのひとつですが「一人エッチのセックス・テープを制作中。近日中にネットに流出する予定。」どうでしょう?おわかりいただけましたか?
James Blunt definitely has a wicked sense of humor and that makes him one of my favorite artist.  Sometimes humorous and sometimes very sarcastic.  People who just remember him as a lovey-dovey one hit wonder guy of You're Beautiful would be surprised to watch his interview and read his tweets.  For example, one of his recent tweets was "Am making a solo sex tape. Will leak it online shortly."  See?  Now you know what I mean.
Postcards  (James Blunt)
Sundays sitting on your back porch
And I came up with a couple of cords
And I played for you

You let me keep you entertained
With stories I exaggerate
That you know aren't true

And as you sit there making daisy chains
And I throw in a hand granade
And tell you how it is I really feel for you

I'm sending postcards from my heart
With love for a postmark and then
You know that you make me feel like we've been caught
Like kids in the school yard again
And I can't keep it to myself
Can't spell it any better
L.O.V.E forever
I hope you know that I'm sending a postcard
I don't care who sees what I sent
Or if the whole world knows what's in my head

We chased the sun til it got away
On a bicycle that your daddy made
But not made for two

Then we sat out on your rocking chair
You with a flower in your hair
That I found for you

But then Monday always comes around
And it's sad 'cause I can't see you now
Wan't you to know you're always in my head

I'm sending postcards from my heart
With love for a postmark and then..
You know that you make me feel like we've been caught
Like kids in the school yard again
And I can't keep it to myself
Can't spell it any better
L.O.V.E forever
I hope you know that I'm sending a postcard
I don't care who sees what I sent
Or if the whole world knows what's in my head

You know sometimes it's hard to see
Or say the world that torture me
But inside I know exactly how I feel
The things that I can't say out loud
I'll find a place to write it down
I hope that they will find you in the end

I'm sending postcards from my heart
With love for a postmark and then
You know that you make me feel like we've been caught
Like kids in the school yard again
And I can't keep it to myself
Can't spell it any better
L.O.V.E forever
I hope you know that I'm sending a postcard
I don't care who sees what I sent
Or if the whole world knows what's in my head

know, know, know
All the things I want you to
know, know, know
All the things I want you to
know, know, know
All the things I want you to
know, know, know
All the things I want you to
know, know, know
All the things I want you to
know, know, know
All the things I want you to know

日曜はその家の
裏のポーチに腰かけて
コードを弾いて曲を作って
その人に聞かせるんだ

ツッコミなんか入れたりせず
黙って聞いてくれるから
話をちょっと盛ったりするけど
それが本当じゃないことは
ちゃんとわかってるんだよね

だから座ってデイジーで
花輪を編んでいる時に
突然「爆弾発言」をして
包み隠さず言うんだよ
本当に好きだって

こうやってこの心の中から
ハガキをいくつも差し出してる
この気持ちを消印にして
わかってるだろ?
2人で一緒にいると
まるで時間が止まってる
そんな気分になってくる
校庭にいた子どもの頃から
だからもう隠せない
これ以上ハッキリ言えないよ
これからもずっと「ダイジニスル」から
どうか気づいてもらいたい
こうやってハガキを送ってるって
そこに書いてあることを
人に見られても平気だし
本当の気持ちが世の中に
バレてもちっとも構わない

太陽が沈んで姿が見えなくなるまで
2人一緒に追いかけたよね
お父さんが娘に作った
その自転車に乗りながら
2人乗りじゃなかったけど

それからその家のロッキング・チェアに
2人で一緒に座ったんだ
髪には花を飾ってた
摘んできてあげたヤツだ

だけど月曜は必ずやってくる
会えないから寂しいよ
ただこれだけはわかってほしい
いつだって心の中で想ってるって

こうやってこの心の中から
ハガキをいくつも差し出してる
この気持ちを消印にして
わかってるだろ?
2人で一緒にいると
まるで時間が止まってる
そんな気分になってくる
校庭にいた子どもの頃から
だからもう隠せない
これ以上ハッキリ言えないよ
これからもずっと「ダイジニスル」から
どうか気づいてもらいたい
こうやってハガキを送ってるって
そこに書いてあることを
人に見られても平気だし
本当の気持ちが世の中に
バレてもちっとも構わない

わかってるだろ?
なかなかわからないし伝えられない
世の中のせいで
こんなに苦しんでるなんて
だけど自分の本当の気持ちも
心の奥ではちゃんとわかってる
だから口に出して言えないことも
代わりに何かに書き出して
それで気持を伝えたい

こうやってこの心の中から
ハガキをいくつも差し出してる
この気持ちを消印にして
わかってるだろ?
2人で一緒にいると
まるで時間が止まってる
そんな気分になってくる
校庭にいた子どもの頃から
だからもう隠せない
これ以上ハッキリ言えないよ
これからもずっと「ダイジニスル」から
どうか気づいてもらいたい
こうやってハガキを送ってるって
そこに書いてあることを
人に見られても平気だし
本当の気持ちが世の中に
バレてもちっとも構わない

とにかくこの気持ちだけは
ちゃんと相手に伝えたい

(余談)

それにしても,この曲調と内容であのツイートです。歌詞の内容と本人のキャラのギャップという意味では,話し方が驚くほど落ち着いていたProfessor Greenも相当なものですが,それでも「歌詞やパフォーマンスは過激だがインタヴュー等を見ると落ち着いている」キャラというのは,EminemやFlo-Rida先生など,音楽業界とりわけヒップホップ業界ではさほど珍しくないような気がします。

それに引きかえ,私が密かに「自虐の師匠」と敬うこのJames Bluntは,このロマンティックな歌詞とは対極にある,いわば「自虐エロ」で笑いを取っています。あくまでも私見ですが,この「自虐」と「エロ」は,笑いを取る上で非常に難易度が高い技です。程度が過ぎると前者は「卑屈」になりかねませんし,後者は「ただのバカ」になってしまいます。それを難なくこなしているあたり,もはやタダモノではありません。

Adam師匠が「遠足」から戻らない今,「自虐エロ」の技を盗むために,James Bluntに弟子入りするべきではないかという思いが胸をよぎらないでもありませんが,仮に彼に弟子入りし,めでたく免許皆伝になったとして,それが私個人の生活にいささかでもプラスになるかというと,その辺りは甚だ疑問なので,はやりこのままAdam師匠を帰りを待つしかなさそうです。

2 件のコメント:

  1. James Blunt さんの歌が好きで、いろいろ調べていてこちらのサイトを知りました。
    Vestige さんの対訳、すごくいいですね‼︎
    "ダイジニスル"、ああ〜そうきたか〜、って、心に沁みました。。
    余談がまたよくて、そしてさっそくHighのオリジナルヴィデオを見て大爆笑しました。歌で泣いてヴィデオで笑い泣きして。忙しい!でもなぜか、とても幸せ。

    こんなに心動かされること、実生活ではあまりないのかもしれない。
    そう考えると、James BluntさんとVestige さんに感謝の気持ちでいっぱいです。

    すてきなサイトを作って下さって、ありがとうございます。
    まだまだこれからいろんな歌と、クスッとくる余談に出会いたいから、
    これからもこのサイト、続けて欲しいなって願ってます。
    世間のすみっこで応援しています。

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    1. コメント並びに温かいお言葉ありがとうございます。ご期待に添えるかどうかはわかりませんが,私も世間のすみっこで出来る限り頑張りたいと思います。

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