2015年6月27日土曜日

Keys To The Kingdom リンキン・パーク (Linkin Park)

Castle of GlassやIn My Remainsなどの曲がキッカケでLinkin Parkを知りファンになった人はこの曲を聞いて意外に思うかもしれません。ただ最初のアルバムの頃からのファンには,この曲はおそらく待ち望んでいた曲かもしれません。
この曲を聞くとなんとなく以前取り上げたSystem of a DownのChop Suey!を思い出すのですが,このバンドのギタリストであるDaron MalakianがLinkin Parkの同じアルバムに収録されているRebellionというに参加していることを考えれば,Chester Benningtonがこの曲の冒頭で歌っているように「わかってたこと(no surprise) 」なのかもしれません。  
If you are those who came to know Linkin Park through their Castle of Glass or In My Remains and became their fan, probably this is not what you expected from them.  If you have been loyal to the band since their first album, however, this could be what you've been waiting for years.
It somehow reminds of me of Chop Suey! by System of a Down I posted before.  Considering Daron Malakian, the guitarist of the band, contributed to their Rebellion in the same album, that would be 'no surprise' as Chester Bennington sings in the opening.
Keys To The Kingdom  (Linkin Park)
[Hook: Chester Bennington]
No control, no surprise
Throw the keys to the kingdom
Down that hole in my eye
I’m my own casualty
I fuck up everything I see
Fighting in futility

[Verse 1: Mike Shinoda and Chester]
We start the final war
Tell me what’s worth fighting for
When we know there’s nothing more
We take the hand or fist
Just to sell ourselves for this
The path we least resist

[Hook]

[Verse 2: Mike]
I give you what you came for
This is not the same though
Got a different method but
I still can bring the pain so
Y’all stuck in that same flow
I got that insane flow
High as y’all can get
You’re never really in my range though
Yes I’m half anglo
Half fried panko
All prime-time rhymer
Let the bass bang low
All you fucking lames go
Aiming at my name, know
Careful what you shoot because you might hit what you aim for
(Careful what you shoot because you might hit what you aim for)

[Hook]

[Outro]
No control, no surprise
Throw the keys to the kingdom
Down that hole in my eye
I'm my own casualty
I'm my own casualty

[Hook: Chester Bennington]
もうどうにもできなくなった
わかってたことだけど
「王国」への扉の鍵は
俺のこの片目に空いた
穴の中へと投げ捨てろ
こうなったのはなにもかも
自分だけのせいなんだ
なにもかも片っ端からダメにした
無駄に戦い続けたままで

[Verse 1: Mike Shinoda and Chester]
最終戦争の始まりだ
だけど俺に教えてくれよ
戦う値打ちのあるものが
まだここに残ってんのか?
もうこれでお終いだって
みんなが気付いてるってのに
歩み寄っても抵抗しても
それほど結果は変わらない
楽だと思う方向に
流れて行ってしまうんだ

[Hook]

[Verse 2: Mike]
期待には応えてやるけど
全く同じものじゃない
今までのとは全然違う
別のやり方をしてるけど
まだまだ「毒」は失くしてないぜ
お前らは
揃いも揃って今までと
同じことの繰り返し
だけど一緒にするんじゃねえぞ
俺にはヤバい技がある
お前らが頑張ってみたとこで
所詮俺の敵じゃねえ
この俺の半分は
白人系のアメリカ人で
そして残りの半分は
ちょい揚げた
パン粉みたいな日系で
超史上最高の
ライムの達人なんだから
低めのベイスを響かせろ
時代遅れのつまんねえ
ヤツらが俺を狙ってるけど
俺をやるつもりなら
しっかり狙って外すなよ
だって相手にしてんのは
狙ってるそいつなんだから
怒らせたら危ないぜ
(俺をやるつもりなら
しっかり狙って外すなよ
だって相手にしてんのは
お前が狙ってる
当のそいつなんだから
怒らせたら危ないぜ)

[Hook]

[Outro]
もうどうにもできなくなった
わかってたことだけど
「王国」への扉の鍵は
俺のこの片目に空いた
穴の中へと投げ捨てろ
こうなったのはなにもかも
自分だけのせいなんだ
自業自得ってことなんだ

(余談)

A Thousand SunsやLiving Thingsをリリースしていた2010から2012年当時,Mike ShinodaはPhoenix,M83,Arcade Fire,Mumford & Sonsといったアーティストの曲を聴き,そこに影響を受けていたものの,このままではその辺にいくらでもいる売れ線のオルタナバンドになってしまうと危機感を抱いて,今回このアルバムThe Hunting Partyを作ったようです。

それはともかく,この曲の歌詞で個人的に一番グッと来たのが以下の箇所でした。

Half fried panko

どちらかと言えば日の当たらない食品でありながら,sushiやsakeと並んでpankoと英語になっています。人間で言えば「実直」を絵に描いたようなパン粉ですが,その思わぬ出世ぶりに少し感動してしまいました。

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