2015年6月26日金曜日

Talk Show Host レディオヘッド (Raidohead)

人間はとりわけ差し迫った危険のない時,いけないとわかっているのに,苦痛,絶望,死といった負の性質を持つものにひかれるものです。この歌詞の第一連を見て最初に思い浮かんだのが,山の頂におかれた死体の上空を鳥が旋回している鳥葬のイメージでした。暗く重苦しい感じの曲ですが何故か引きつけられます。
Sometimes especially when we're NOT in an imminent danger, we're often attracted to something of dark nature like pain, despair or death, knowing we shouldn't be.  What the first stanza of the lyrics brought me was an image of sky burial, a lot of birds flying in circles above a human corpse on the side of a mountaintop.  The song sounds pretty dark and depressive but somehow compelling.
Talk Show Host  (Raidohead)
I want to
I want to be someone else or I'll explode
Floating upon the surface for
The birds
The birds
The birds

You want me, well fucking well come and find me
I'll be waiting with a gun and a pack of sandwiches
And nothing
Nothing
Nothing
Nothing

You want me, well come on and break the door down
You want me, fucking come on and break the door down
I'm ready
I'm ready
I'm ready
I'm ready
I'm ready

とにかく
こんなみじめな自分じゃなくて
別の誰かになりたいよ
でなきゃこのまま砕け散って
地表の上を漂いながら
あの鳥たちに
すっかり食われてしまいたい

俺のことを探してんなら
構わねえからかかってこいよ
逃げも隠れもしやしねえ
銃を手に入れて
メシもしこたま用意して
ここでこうして待ってやる
もうどうでもいいんだよ

俺のことを探してんなら
構わねえからかかってこいよ
そこのドアもぶっ壊せ
俺を仕留めたいんだろ?
上等じゃねえか,かかってこいよ
そこのドアもぶっ壊せ
いつだって待ってるぜ
もう覚悟はできてんだから

(余談)

1曲ずつダウンロードが主流となった現在では考えられないことですが,それ以前はB面なるものが存在しました。シングルCDとして発売する場合,タイトル曲がA面であり,それと組み合わせて入っていたのがB面です。レイベルがシングルでも売れると踏んだ曲がA面になるわけですから(文字通り)裏を返せばB面の曲は最初からヒットを期待されていない曲ということになりますが,ごく稀にその読みが外れてB面の方がヒットしてしまう場合もあります。

この曲の場合はA面のStreet Spirit (Fade Out)もヒットしましたが,A面を差し置いて(というのもおかしな言い方ですが)B面の方がヒットしてしまったものとしては,あの有名なGloria GaynorのI Will Surviveがあります。A面はthe Righteous BrothersのSubstituteという曲のカヴァーだったそうです。

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