2015年7月28日火曜日

Love Me Back To Life セリーヌ・ディオン (Celine Dion)

David GuettaのShe Wolfに似ていると思いませんか?それも当然です。実はこの曲を書いたのはその曲を歌っていたSiaだからです。ある記事で彼女が他のアーティストに提供した曲を扱っていて,それを読んでこの曲のことを知ったのですが,それらの曲の中には既にここで取り上げた曲もあって少し驚きました。Cannonball (Lea Michelle)Perfume (Britney Spears)Let Me Love You (Ne-Yo)などはその一例です。
Don't you think this sounds like David Guetta's She Wolf in some parts?  You may well so.  It's written by Sia who is featured in the song.  I came across this through an article which listed songs written by Sia for other artists.  It's a bit surprising that I already picked up some of them here without knowing the writer.  The list includes Cannonball (Lea Michelle), Perfume (Britney Spears), and Let Me Love You (Ne-Yo).
Love Me Back To Life  (Celine Dion)
[Intro]
I was walking dead
Stuck inside my head
I couldn't get out
Turned the lights down
The voices inside were so loud

[Verse 1]
Needed a jump-start, catatonia
I couldn't feel
I wished that I could disappear
The voices inside were so real

[Pre-Chorus]
But you stood by my side
Night after night, night after night

[Chorus]
You loved me back to life, life
From the coma
The wait is over
You loved me back to life, life
From the coma
We're lovers again tonight

[Bridge]
Back to life, back to life, back to life, back to life, yeah, yeah

[Verse 2]
You woke me up, one touch and I felt alive
You loved me back to life
Back to life, thought I died
The voices inside were so quiet

[Pre-Chorus]

[Chorus]

[Verse 3]
Tonight
Strong hand, thick skin and an open heart
You saw through the pain, saw through the mask
You never gave up on me, yeah

[Bridge]
Life, life
From the coma
The wait is over
You loved me back to life, life
From the coma
We're lovers again tonight

[Outro]
Back to life, back to life, back to life, back to life
Back to life, back to life, back to life, back to life
Yeah, yea

[Intro]
あの頃は
まるでゾンビになったみたいに
ただ生きてるだけだった
頭であれこれ考えて
そのことに縛られて
抜け出すこともできないままで
やっとのことで生きていた
頭の中で色んな声が
ひどくうるさく響いてた

[Verse 1]
何かキッカケが欲しかった
緊張病(カタトニア)になったみたいに
なかなか先に進めない
なにも感じられなくて
このまま消えてしまいたいって
そんな風に思ってた
頭の中の色んな声が
本物みたいに聞こえてたけど

[Pre-Chorus]
その人が
ずっと毎晩
ついててくれた

[Chorus]
そんな風にされたから
もう一度人生を
生きてみようって思えたの
ほとんど諦めかけてたのに
やっとこの時がやってきた
そんな風にされたから
もう一度人生を
生きてみようって思えたの
ほとんど諦めかけてたのに
今夜はまた昔のように
恋人同士に戻るんだ

[Bridge]
もう一度人生を
生きてみようって思えたの

[Verse 2]
起こされて
ちょっと体が触れただけで
生きてるって思えたの
そんな風にされたから
もう一度人生を
生きてみようって思えたの
そんな力は残ってないって
そんな風に思ってたのに
そうしたら
頭の中の色んな声も
すっかり聞こえなくなった

[Pre-Chorus]

[Chorus]

[Verse 3]
頼りになる人で
傷のつかない丈夫な肌と
広い心の持ち主だから
辛いことがある時は
そうじゃないフリしていても
それをすっかり見抜いてたけど
それでも信用してくれて
見放さないでいてくれた

[Bridge]
生きてみようって思えたの
ほとんど諦めかけてたのに
やっとこの時がやってきた
そんな風にされたから
もう一度人生を
生きてみようって思えたの
ほとんど諦めかけてたのに
今夜はまた昔のように
恋人同士に戻るんだ

[Outro]
もう一度人生を
生きてみようって思えたの

(補足)

(余談)

歌詞を作る場合,ある1つのテーマにしたがってメタファーを選んでいる曲は少なくありません。そうすることで,歌詞の持つイメージに一貫性が出て,伝えたいことが伝わりやすくなるためでしょう。例えばAriana GrandeのHoneymoon Avenueは「車と車の運転」が,リードで述べたDavid GuettaのShe Wolfは「狩り」が,そしてKaty PerryのBirthdayは文字通り「誕生日パーティ」がテーマになっています。

こういった場合,いかに一般的でわかりやすいテーマ(例えば,車の運転や誕生日パーティなど)を選ぶかが重要であるように思われるのですが,この曲の場合はその点が異色で,メタファーのテーマが「統合失調症」となっています。

その理由は,すでにお気づきかと思いますが,事前に何の説明もなく,歌詞に「カタトニア」という言葉が唐突に登場するためです。

これは「緊張病」というもので「突然,激しい運動や衝動行為を起こして興奮状態を示す緊張病性興奮と,反対にしかめっ面,動きの乏しい表情,緘黙 (かんもく) (→無言症 ) ,無感動,さらには無反応に陥る緊張病性昏迷の二つの症候群を繰り返すのが特徴」です。

したがって,歌詞に登場する「ただ生きてるだけ(walking dead)」「頭であれこれ考えて(Stuck inside my head)」「抜け出すこともできないまま(I couldn't get out)」「やっとのことで生きていた(Turned the lights down)」,「頭の中で色んな声がひどくうるさく響いてた(The voices inside were so loud)」「頭の中の色んな声が本物みたいに聞こえてた(The voices inside were so real)」「そうじゃないフリしていても(through the mask)」などの表現はその文脈で理解されるべきでしょう。

それにしても,Whitney Houstonの「エンダ~」と同様,Celine Dionと聞くと脳内で自動的にあのポーズと曲が流れ出すようになってしまっているため,この曲を聞いた時には多少意外な感じがしましたが,さすがはCeline Dionです。歌詞の内容はそれほど深いわけではないと思うのですが,その歌唱力に圧倒されました。

0 件のコメント:

コメントを投稿