2016年1月17日日曜日

Coming Home シグマ (Sigma ft. Rita Ora)

日常会話の中で(厳密に言えば日本人なので英語で話はしませんが)「ホーム(home)」と言えば「住んでいる場所」を意味するか,あるいは「アット・ホーム(at home)」という形で「心地よくリラックスしている状態」を指すものですが,歌詞のなかでは「home」が「安心と幸せをもたらす場所」あるいは「逃げ込める場所や生まれた場所」を指すことがかなりあります。
In our daily conversation, technically speaking, we don't speak in English though, we usually use a word 'home' to refer to "a place where one lives" or to a state of being "comfortable and relaxed" such as 'at home'.  In song lyrics, the word is often used to represent "an environment offering security and happiness" or "a valued place regarded as a refuge or place of origin."
Coming Home  (Sigma ft. Rita Ora)
[Verse 1]
Knowing that I find it on my own
Cause if life ain't leading though where I can go
I'm standing still with nothing in my way
Letting me go so I can find myself again

[Pre-Chorus]
I need that
Ground beneath my feet to feel that
Ground beneath my feet
I need that
Ground beneath my feet to feel that
Ground beneath my feet
I need that

[Chorus]
I need that home, I'm coming home, I'm coming home
Cause it's life that I've been living in my home
Home, I'm coming home, I'm coming home
Cause I'm tired of being out here on my own
I'm coming home, oh yeah yeah yeah
I'm coming home, oh yeah
All of this time I've been living it up
All that's is left is rubble and dust
Oh oh, I'm coming home

[Verse 2]
I know if I can find my own way back
There's a life I always knew but never had
I'm tired of fighting things that I can't change
Letting me go so I can finally find my place

[Pre-Chorus]
I need that
Ground beneath my feet to feel that
Ground beneath my feet
I need that
Ground beneath my feet to feel that
Ground beneath my feet
I need that
Ground beneath my feet to feel that
Ground beneath my feet
I need that
Ground beneath my feet to feel that
Ground beneath my feet
I need that

[Chorus]
I need that home, I'm coming home, I'm coming home
Cause it's life that I've been living in my home
Home, I'm coming home, I'm coming home
Cause I'm tired of being out here on my own
I'm coming home, oh yeah yeah yeah
I'm coming home, oh yeah
All of this time I've been living it up
All that's is left is rubble and dust
Oh oh, I'm coming home

[Verse 1]
自分の力で見つけてみせる
このまま過ごしているだけじゃ
自分の目指すところまで
辿り着けないっていうのなら
こうしてじっと立っている
行く先を
邪魔するものも何もない
ここから一歩を踏み出せば
もう一度自分を取り戻せるよ

[Pre-Chorus]
ダメなんだ
あの時のあの場所に
今も自分で立ってるような
そんな気持ちでいられなきゃ
ダメなんだ
あの時のあの場所に
今も自分で立ってるような
そんな気持ちでいられなきゃ

[Chorus]
あの頃の居場所がなくちゃダメだから
これからそこへ戻るんだ
だってあそこで過ごしてたのが
本当の自分の人生だから
またそこへ戻るんだ
こんなところにたったひとりで
いるなんてもうイヤだから
あの頃自分のいた場所へ
もう一度戻るんだ
そりゃ確かに今までは
ずっと楽しくやって来たけど
結局それで残ったものは
瓦礫の山と埃みたいな
つまんないものだけだった
だからあの頃いた場所へ
もう一度戻るんだ

[Verse 2]
もう一度
あの頃に戻れたら
ただ憧れるだけだった
そんな暮らしもできるはず
自分じゃどうにもできないような
そんな相手と戦うなんて
そんなのもう疲れたよ
だからもう自由にしてよ
そうすれば
自分の居場所っていうものが
やっと見つかるはずだから

[Pre-Chorus]
ダメなんだ
あの時のあの場所に
今も自分で立ってるような
そんな気持ちでいられなきゃ
ダメなんだ
あの時のあの場所に
今も自分で立ってるような
そんな気持ちでいられなきゃ

[Chorus]
あの頃の居場所がなくちゃダメだから
これからそこへ戻るんだ
だってあそこで過ごしてたのが
本当の自分の人生だから
またそこへ戻るんだ
こんなところにたったひとりで
いるなんてもうイヤだから
あの頃自分のいた場所へ
もう一度戻るんだ
そりゃ確かに今までは
ずっと楽しくやって来たけど
結局それで残ったものは
瓦礫の山と埃みたいな
つまんないものだけだった
だからあの頃いた場所へ
もう一度戻るんだ

(余談)

この曲についてRita Oraは「曲のメッセージに感動した。だって自分を見失ってたから。この曲を聞くとHot Right Nowでデヴューした頃の自分を思い出せるところがいい」と語っています。

それにしても数年前に取り上げたFall Out Boyといい,最近のJustin Bieberといい,このRita Oraといい,本当の自分を見失ったというアーティストは少なくありません。

曲がヒットすればするほど,人気が出れば出るほど,アーティスト自身が守りに入ってしまって新しい試みができにくくなるのに加え,仮にアーティストの側がそうならないよう心がけていたとしても,レイベル(マネジメント)の側でそれを許してくれない場合も少なくありません。

ただ考えてみれば,ある意味「世間の予想を裏切る」ことが存在理由のアーティストと「世間の出方を予想してそれに沿って策を考える」レイベルとでは意向が一致しないのが当然と言えば当然です。

したがってアーティストが自分の思い通りに音楽活動をしようと思えば,Ed Sheeranのように自分だけのレイベルを持つしかないのかもしれません。

それはともかく,このアーティストの名前を聞くたび思い出すのが知り合いのおじいさんです。生粋の江戸っ子で,ある日おじいさんの家で「しも」と書いてある箱の中を覗いてみたところそこには「紐」が入っていたんだとか。

彼ならこのアーティストを「ヒグマ」と呼ぶかもしれません。

2 件のコメント:

  1. 昔「Now get the chance!」という掛け声がお決まりだった「ザ・チャンス」というクイズ番組がありました。司会の伊東四朗が「今週の賞品は」と言うところをいつも「今週のショウシンは」と発音していたのを憶えています。

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    1. コメントありがとうございます。その番組を見たことはありませんが,お話を伺って余談の説得力が増したような気がいたします。

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