2018年8月27日月曜日

Telephone Line エレクトリック・ライト・オーケストラ (Electric Light Orchestra)

NASAの火星探査機「オポチュニティ」は,5月に起こった火星での激しい砂嵐による電力不足が原因で長いスリープ・モード(省電力モード)に入っていますが,この曲は探査機が目覚めるようにとNASAのエンジニアが作ったプレイリストに載っています。
This song is on a playlist compiled by NASA engineers who hope their Mars Exploration Rover Opportunity to wake up from a long sleep due to power shortage caused by a horrendous Martian dust storms in May.
Telephone Line  (Electric Light Orchestra)

Hello! How are you?
Have you been alright, through all those lonely nights?
That's what I'd say, I'd tell you everything
If you'd pick up that telephone

Hey! How you feeling?
Are you still the same?
Don't you realize the things we did, we did
Were all for real, not a dream?
I just can't believe
They've all faded out of view

[Pre-Chorus]
Doo-wop, do-be-do-do-wop
Doo-wa-doo-day
Blue days, black nights
Doo-wa-doo-day
I look into the sky
(The love you need ain't gonna see you through)
And I wonder why
(The little things you planned ain't coming true)

[Chorus]
Telephone line, give me some time, I'm living in twilight
Telephone line, give me some time, I'm living in twilight

Ok, so no-one's answering
Well can't you just let it ring a little longer?
I'll just sit tight, through shadows of the night
Let it ring for evermore

[Pre-Chorus]

[Chorus]

ねえ大丈夫?
もう随分長いこと,夜は一人だったけど,それでも元気にしてたかな?
そう言って何もかも伝えたい
あの電話を取ってくれたら

ねえどんな気持ちなの?
今も変わってないのかな?
わかるだろ?一緒に色々やったけど
あれはみんな本当で,夢なんかじゃないんだよ
だから本当に信じられない
それがみんな色褪せてどっかに消えて行ったって

[Pre-Chorus]
昼の間は憂鬱で,夜になると悲しいよ
空の方をじっと見つめて
(ああいう恋をしてみたとこで,役になんか立たないし)
どうしてかなって思うんだ
(ああしようとかこうしようとか,あれこれ色々思ってたけど,そんなのも絶対に叶わない)

[Chorus]
なあ電話,助けてくれよ,もうちょっと時間が欲しい,昼とも夜とも言えないような,どっちつかずの状況だから
なあ電話,助けてくれよ,もうちょっと時間が欲しい,昼とも夜とも言えないような,そんな微妙なとこだから

そうだよな,かけても誰も出やしないけど
いいだろ?このままもうちょっと,鳴らしっぱなしにさせてくれ
夜の闇に包まれながら,こうしてじっと座ってるんだ
いつまでも,鳴らしっぱなしにさせてくれ

[Pre-Chorus]

[Chorus]

(余談)

Electric Light Orchestraはイギリスのバンドですが,この曲の冒頭に登場する電話の呼び出し音はイギリスのものではなく,彼らが狙っていたアメリカのもので,当時アメリカ国内にある誰も出ないとわかっている番号へイギリスから電話をかけ,呼び出し音を録音した後に,アナログ・シンセサイザーMoogで全く同じ波形を作ったそうです。

それはともかく,この曲の「そうだよな,かけても誰も出やしないけど,いいだろ?このままもうちょっと,鳴らしっぱなしにさせてくれ (Ok, so no-one's answering, Well can't you just let it ring a little longer?)」の箇所を聞き,コチラの「それで電話をしてみたりするけど,出てくれるヤツはひとりもいない (when I dialed the telephone, nobody's home)」の下りを思い出してしまいました。

2 件のコメント:

  1. 初めまして
    訳詞だけでなく、興味深い裏話の情報をありがとうございます。
    一つ思ったこと・・
    当時のアメリカの電話のコール音は、すでに電子音だったので、当時のシンセでも再現は案外と簡単だったのでは?と思ったのですが、違っていたらごめんなさい。
    日本では電子音の巷への普及はまだまだ始まったばかりの頃、そして今とは比べ物にならないほどアナログな作業あってのシンセサイザーとのコラボ?
    その発想の希少性や音源制作の現場の雰囲気は・・今の時代に伝えるのはとても難しいですょねー。
    こちらへは初めて伺ったので、他の記事を読むのがとても楽しみです。
    きっとたくさんあるのでしょうね。
    これからゆっくり拝見させていただきます。

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    1. コメント並びに温かいお言葉ありがとうございます。当サイト,歌詞をただ和訳しているだけで特にこれといった内容があるわけではありませんが,その分数だけは揃っているのでお時間のある時にでもご覧くださればと存じます。

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