2012年3月3日土曜日

Slave To The Music ジェイムズ・モリソン(James Morrison)

もう3月なので「James Morrison強化月間」は終了するはずでしたが, 実はこのブログを始めた昨年2011月の9月3日から今日で半年が経過したため,それを記念して自分の特に好きな曲を投稿することにしました。特権というわけです。
James Morrisonは好きなアーティストとして,Stevie Wonder, Al Green, Van Morrison,Michael Jacksonなどを挙げています。James Morrisonと言えば,You Gave Me SomethingやYou Make It Real(そして勿論If You Don't Love Me)などのラヴバラードを歌うアーティストと思われているかもしれませんが,それが全てではありません。私が好きなのは彼のソウルシンガーとしての側面。この曲をお聴きになれば,おわかりいただけると思います。特にアコースティックのヴィデオが素晴らしい。
Yes, I know it's March and James Morrison Special Month is over.  I started this blog on 3rd September, 2011.  Six months have passed since then.  So I decided to celebrate it with my favorite tune.  I think it's my prerogative.
James Morrison listed some artists as his idol, including Stevie Wonder, Al Green, Van Morrison and Michael Jackson.  People might think his signature is a love ballad, such as You Gave Me Something or You Make It Real (and If You Don't Wanna Love Me, of course.)  That's not what he is all about.  Let me say he has another one, soul music which I love.  Listen to this, you will see what I mean.  Especially, the acoustic one is awesome.      
Slave To The Music  (James Morrison)

(Acoustic)
She pulled me in so easily
Right from the start
She played me like I was a melody
One bang on the drum and she funks me with a sweet kiss
She's touching me with lovers caress
No I can't fight it
She's got my soul
She's captured me
Holds me hostage when I hear that beat
I won't take these shackles off my feet
'Cause they're the only thing that make me feel free

That's why
I'm a slave to the music
No I won't stop 'til my heart pops out
I'm a slave to the music
No I won't give in 'til I stop breathing
She got me rockin'
She got me movin'
She got me dancin'
She got me rockin'
She got me movin'
She got me dancin'
I don't wanna be saved
Slave to the music
I don't wanna be saved
I'm a slave to the music, yeah yeah

It's 4 o'clock,
And I'm barely alive
But keep on givin'
It's the only way to survive
But I can't help but shuffle my feet
Moving like a zombie, chasin' the beat
She lures me in oh sweet surrender
Locks me down like a repeat offender
I won't take these shackles off my feet
'Cause they're the only thing that make me feel free
That's why

I'm a slave to the music
No I won't stop 'til my heart pops
I'm a slave to the music
No I won't give in 'til I stop breathing
She got me rockin'
She got me movin'
She got me dancin'
She got me rockin'
She got me movin'
She got me dancin'
I don't wanna be saved
I'm a slave to the music
I don't wanna be saved, no no
I'm a slave to the music
If you feel for me put your hands out now
If you feel for me put your hands out now
[?] your hands out

If you feel like a zombie, shout it out now
If you feel like a zombie, shout it out now
She got me rockin'
She got me movin'
She got me dancin'
She got me rockin'
She got me movin'
She got me dancin'
She got me rockin'
She got me movin'
She got me dancin'
She got me rockin'
She got me movin'
She got me dancin'
I don't wanna be saved
I'm a, I'm a slave to the music
I'm a slave to the music, yeah
I'm a, I'm a slave to the music
I'm a slave to the music, yeah yeah
Don't want to be saved now

初めて出会ったその瞬間
すぐに音楽の虜になった
メロディーのように自在に操られ
ドラムの音で心が高鳴る ファンクの魅力に溺れていく
音がこのハートを優しく撫でていくと
もう何も出来なくなる なすがままだ
魂を鷲づかみにされて
たちまちそこに引き込まれる
音楽のビートは足枷で,一度感じたらもう逃げられない
なのにそれでも外したくない
解き放たれた気分になるから

そうだよ
自分の全てを捧げたんだ
命が尽きるまでやめないよ
音楽こそが自分の神だ
生きてる限りこの身を捧げ,決して誓いは破らない
そこに音楽がある限り
魂を揺さぶられ
体が動く
踊らずにいられなくなる
魂を揺さぶられ
体が動く
踊らずにいられなくなる
だけどやめるつもりなんかない
信じるものは音楽だけ
いつまでもこのままでいたいんだ
この身を音楽に捧げたから

朝の4時で
体はヘトヘトに疲れ果て
やっとどうにか持ちこたえてる
でなきゃ生き残れないからなのに
どうしてもこの足が止まらない
操られてるゾンビのように,リズムを追って踊り続ける
音の誘惑に身を委ねて
犯罪者のようにからめ取られる
音楽なんて邪魔な足枷のはずなのに
どうしてもその足枷が外せない 外したくない
解き放たれた気分になるから

そうだよ
自分の全てを捧げたんだ
命が尽きるまでやめないよ
音楽こそが自分の神だ
生きてる限りこの身を捧げ,決して誓いは破らない
そこに音楽がある限り
魂を揺さぶられ
体が動く
踊らずにいられなくなる
魂を揺さぶられ
体が動く
踊らずにいられなくなる
だけどやめるつもりなんかない
信じるものは音楽だけ
いつまでもこのままでいたいんだ
この身は音楽に捧げたから

この気持ちがわかるなら,その手をこっちに出してみろ
自分もそうだと思うなら,その手を伸ばしてこっちへ来い

人生を実感できなくて,ゾンビみたいな状態なら,今ここで叫ぶんだ
生きてる手応えが欲しいなら,ありったけの声で叫んでみろ!

そこに音楽がある限り
魂を揺さぶられ
体が動く
踊らずにいられなくなる
魂を揺さぶられ
体が動く
踊らずにいられなくなる
魂を揺さぶられ
体が動く
踊らずにいられなくなる
魂を揺さぶられ
体が動く
踊らずにいられなくなる
だけどやめるつもりなんかこれっぽっちもない
信じるものは音楽だけ
音楽こそが自分の神だ
その神にこの身を捧げたんだ
音楽のために生きている
だからこのままでいさせてくれ


(追記)
James Morrison本人によると,この曲を書く前,故Michael Jacksonが夢に現れて,こういう感じの曲を書けと教えてくれたそうです。

6 件のコメント:

  1. サイト開設半年記念の曲がジェイムズ・モリソンで嬉しいです。私も3rdアルバムの中では、この曲が一番好きです。3rdアルバムは1st、2ndと比べ、音の加工が楽曲と声の良さを邪魔しているように思えたのですが、やっぱりアコースティックバージョンがいいですねぇ。
    ところで、vestigeさんはBen Foldsはお聞きになるでしょうか?どの曲でもいいので、いつか取り上げていただけたら幸いです。

    返信削除
  2. pome様,お元気でいらっしゃいましたか!あれ以来,皆様からコメントをいただくたびに,もしやpome様ではと胸の高鳴りを抑えつつ,一日千秋の思いでお待ちしておりました。the awakeningについては私も同様に感じております。James Morrison本人が「今までラヴバラードを歌い過ぎた」と語っているので,今後はよりソウルの方へシフトしていくつもりなのかもしれません。勿論それはそれで大変に喜ばしいことなのですが,そのトレード・オフとして,本来の良さが失われるのではとも危惧しております。さて,Ben Foldsですが,存じております。実はnot the sameに着手していたのですが,どうしても歌詞の持つメッセージが把握しきれず,一旦白紙に戻しておりました。しかしpome様のご要望とあらば,それも考えねばなりますまい。いずれにしろ,サイト開設半年記念の今日,pome様からコメントをいただけたことが望外の喜び。また近いうちにお声をお聞かせくださいますようお願い申し上げます。

    返信削除
  3. vestige様、嬉しいお言葉をありがとうございます。ジェイムズ・モリソンは、今後の方向性を探っている時期なのですね。地力があるアーティストなので、多少迷走することがあっても、それすらも音楽の糧にしてくれることを願っています。
    Ben Foldsのnot the sameの歌詞カードを改めて見て、vestige様が苦心されているというのが納得できました。なんとも抽象的な歌詞で、いろいろ想像を膨らませてしまいますね。vestige様の翻訳がアップされる日を、首を長くして待ちつつ、私もストーリーを考えてみようと思います^^

    返信削除
  4. これほど早くお言葉を頂戴できるとは感激です。Not The Same,いつとお約束はできませんが,できるだけ早くお目にかけられるよう精一杯努めさせていただきます。まだまだ拙い翻訳をお見せすることもあるかと存じますが,どうかお許しくださいませ。時にamy winehouseのlove is a losing gameの回はご覧いただきましたでしょうか。タイトルには出ておりませんが,james morrisonのカヴァー動画もつけております。検索には右脇の「ジェイムズ・モリソン」のラベルをお使いください。今後もお話を伺うのを楽しみにしております。どうか遠慮なくご意見をお聞かせください。

    返信削除
  5. 彼の詩が好きなので、つい、詩のことばっかり考えてしまいがちですが、声もすごく良いのですよね。ソウルミュージックにぴったりの素敵な歌声です。この曲はその良さが前面に出されているように思います。リードでおっしゃっているように、アコースティックヴァージョンの方が歌声の良さが、より生きているような気がします。(アコースティックでない方も好きですが) このブログにお邪魔するようになってから、(プロの方々とは比較にはならないものの)自分も「音楽の虜」になっているような気がします。She pulled me in so easily.です。常に音楽を聴いていたくて。暗い道を歩きながら聴くのが一番気分よく聴けます。近所にちょっと用事なんかある時、以前はもっぱら自転車で行っていたのですが、今は音楽を聴きながら歩いていきます。歩いてみると案外近くて、The Letter一曲が終わらなかったよ、と思ったりします。

    返信削除
    返信
    1. コメントありがとうございます。彼の声は本当に独特で,英語ではgravel-voicedあるいはsandpaper voiceとも言われている,一度聴けば忘れられない声です。
      音楽に限らず美術でも,優れたアーティストとなるには,即座にその人の作品(たとえカヴァーでも)と認識できる,いわゆる「芸風」(signature)が不可欠ですが,彼の場合はその声だけで十分に条件を満たしていると思われます。

      削除