2012年5月31日木曜日

I Follow Rivers リッケ・リー(Lykke Li)

発汗により体温を下げる能力を獲得したことにで,人間は数時間という長い時間走る続けることができるようになりました。アフリカやメキシコに少数ながら持久狩猟(persistent hunting)という狩猟方法を採用してる集団があるのはこのためです。その方法は獲物が疲れるまで追い続けること。この持久狩猟は,人類の狩猟方法のなかでも最も古いものの一つと言われています。
ヴィデオでは,主人公の女性が恋人を追いかけています。私見ですが,彼らが走っている雪で覆われた地面は人生の難局を表していると思います。寒く,暗い風景です。こんなにずっと追いかけられていては,他にどうしようもありません。結局ヴィデオの最後には,彼女の恋人は諦めてしまいます。この曲メロディーは好きなのですが,かなり怖い歌詞です。
ところで,この曲は歌詞があまりにシンプルなため,これといった決定的な解釈がありません。そこで今回の訳文に関しては私の個人的解釈をかなり補っています。したがって,Burning In The Skies (Linkin Park) と同様,この訳文も厳密に言えば,翻訳というよりはむしろ解釈に近いものになっています。
I heard that the ability to sweat to reduce body heat allows humans to keep running for hours.    That's why a hunting technique called persistent hunting is seen in a group of hunters in Africa and Mexico.  They keep pursuing a prey to the point of exhaustion..  It is said one of the oldest hunting techniques among humans.
In the video, the protagonist (a girl) is chasing for her lover.  In my opinion, the ground covered with snow represents the tough times in life.  Dark and cold.  What else could he do, after being chased that persistently by her?  At the end of the video, he capitulates to her.  Yes, I love the music but still I am pretty scared.
The lyrics are very simple (too simple, I'd rather say) and open to interpretation.  My translation here includes a significant amount of words based on my own interpretation.  Like "Burning In The Skies,"(Linkin Park) this is also more of a rendition than a translation in the true sense of the word.
I Follow Rivers  (Lykke Li)
Oh I beg you, can I follow
Oh I ask you,  want to always
Be the ocean, where I unravel
Be my only, be the water where I'm wading
You're my river running high, run deep run wild

[Chorus]
I, I follow, I follow you deep sea baby
I follow you
I, I follow, I follow you, dark doom honey
I follow you

He a message, I'm the runner
He's the rebel, I'm the daughter waiting for you
You're my river running high, run deep run wild

[Chorus]
I, I follow, I follow you deep sea baby
I follow you
I, I follow, I follow you, dark doom honey
I follow you

You're my river running high, run deep run wild

I, I follow, I follow you deep sea baby,
I follow you
I, I follow, I follow you, dark doom honey,
I follow you
I, I follow, I follow you, deep sea baby,
I follow you
I, I follow, I follow you, dark doom honey,
I follow you

[Repeat till end]
I, I follow, I follow you deeps sea baby,
I follow you
I, I follow, I follow you, dark boom honey,
I follow you

お願い ついて行かせて 邪険にしないで
そうさせてと
いつも頼んでいるじゃない
いつかあなたは大海原になる
そうなったらもう私の手には負えないけど
あなにになら振り回されても構わない
だから私だけを見て
あなたはまるで川のよう
水かさの増した,荒れ狂う深い川だけど
私ならそれでも怯まず渡っていける

危険と隣合わせの川を下って
深い海までやってきたの
どんなことがあってもついて行くわ
この先に破滅が待っていても構わない
ずっと一緒よ 離れない

彼というメッセージを届けるのは私 
いつも一緒よ 離れない
彼が反逆者の父親なら,私はその娘になって
周囲から後ろ指を指されても
帰りをずっと待ち続けるの
あなたはまるで川のよう
水かさの増した,荒れ狂う深い川だけど
私ならそれでも怯まずに渡っていける

危険と隣合わせの川を下って
深い海までやってきたの
どんなことがあってもついて行くわ
この先に破滅が待っていても構わない
ずっと一緒よ 離れない

あなたはまるで川のよう
水かさの増した,荒れ狂う深い川だけど
私ならそれでも怯まず渡っていける

危険と隣合わせの川を下って
深い海までやってきたの
どんなことがあってもついて行くわ
この先に破滅が待っていても構わない
ずっと一緒よ 離れない

危険と隣合わせの川を下って
深い海までやってきたの
どんなことがあってもついて行くわ
この先に破滅が待っていても構わない
ずっと一緒よ 離れない


(余談)
それにしても怖い。この曲,曲調といい歌詞の内容といい,演歌というか昭和歌謡というか。いわゆる情念系とでも申しましょうか。この分野には明るくないので,はなはだ貧弱な母集団しかありませんが,強いて言うなら石川さゆり「天城越え」に近い感じなんでしょうか。

訳詞を見ていて思ったのですが,この状況は,売れないミュージシャン(役者)と糟糠の妻あるいは熱狂的なファンという関係にも思えます。だとすると,ヴィデオの最後で主人公が見つめている海。あれは芸能界という荒海なんですかね?


4 件のコメント:

  1. ジャンル関係なく音楽を聴くのですが、歌詞が気になり和訳を検索するといつもここのサイト様がいちばん上に出てきます!たくさんお世話になっています^^このMVを初めて見たとき、本人がなにかを伝えたいということは分かるのですが歌詞が分からず、ボーッとしたあと何時間後には忘れていきました。
    運営者様の解釈翻訳になるほどと思いました。英語が分かっても、感性・知性が鋭くないとここまで考えつかないはずです。つい何日か前にアップロードされた、Lykke li のNo rest for the wickedのMVはご覧になられたでしょうか?私は意図があることだけ察し、またも意味が分からず歌詞も分からずボーッとした...あとに今回はすぐさま和訳検索してここにたどり着いた次第です。「怖い」を表現とするのは彼女の世界観なんですかね笑 Love Me Like I'm Not Made Of Stoneのサビが頭から離れません!

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    1. コメントありがとうございます。余談でも述べましたが,Likke Liからは何故か演歌の匂いがします。この曲だけで判断するのもいかがなものかと思うのですが,彼女ほど「情念」という言葉がしっくりくる海外アーティストも少ないのではないでしょうか?来日した折のプロモーションは,是非浅草の「音のヨーロー堂」で行って欲しいものです。

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  2. 出だしの2ライン目、

    "Oh I ask you WHY NOT always"

    だと思いますよ^^

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  3. 小学校就学前でしょうか。70~80年代の曲が好きで、山口百恵、中島みゆき、井上陽水等を
    親と一緒に聴いていたのを思い出す曲でした。
    30代になって今なお、記憶に残る名曲の数々ですが、
    この曲はノスタルジーを妙に感じてしまいます。LivePVもアナログでいい感じ

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