2012年6月22日金曜日

Dark Blue ジャックス・マネキン(Jack's Mannequin)

仮にこのブログの原稿を入れておくフォルダがホテルであるとしましょう。それぞれの投稿は宿泊客で,一定期間そのホテルに滞在した後にホテルをチェックアウトします。チェックアウトというのは投稿を公開することです。滞在客の大半は通常1週間ほどでチェックアウトしますが,中にはYellow (Coldplay),All The Right Moves (OneRepublic),21 Guns (Green Day),Geek In The Pink (Jason Mraz) などのように滞在期間が.数か月に及ぶ長期滞在客も存在します。 これらに共通しているのは, メタファーを多用し,解釈に委ねられる範囲が大きい点です。この曲は間違いなくその一つ。
さて,肝心の歌詞ですが,あくまでも個人的な解釈と断った上で言うと,主人公達は恋愛中ですがなんらかの事情で離れて暮らしています。お互いそれでも必死に努力するのですが,遂にどうしようもできない事件(転勤・失業・災害など)が起こり,この関係がいずれ破綻して別れることになると悟ってしまいます。歌詞に登場する「stars」「planets」という言葉は彼らの運命を象徴するものです。
Let's suppose that the folder where I put the draft of blog posts a hotel.  Each post is a guest staying there for a certain period and then leave.  Leaving there means being published.  Most guests stay for less than a week.  Some of them are long-term guests, including Yellow (Coldplay), All The Right Moves (OneRepublic), 21 Guns (Green Day) and Geek In The Pink (Jason Mraz).  What they have in common is that they are all full of metaphor and open to interpretation.  This is definitely one of them.
In my opinion, the protagonist and the second person are loving each other but are miles apart because of some reason.  They've tried their best but finally something inevitable such as transfer, unemployment and disaster happened and they come to realize their relationship is doomed somehow and they're going to live a separate life.  Words like stars and planets in the lyrics are metaphors for their fate or destiny.
Dark Blue  (Jack's Mannequin)
I have I have you breathing down my neck, breathing down my neck
I don't, don't know what you could possibly expect under this condition, so
I'll wait, I'll wait for the ambulance to come, ambulance to come
Pick us up off the floor, what did you possibly expect under this condition? So

Slow down, this night's a perfect shade of
Dark blue, dark blue
Have you ever been alone in a crowded room?
When I'm here with you
I said the world could be burning and burning down down
Dark blue, dark blue
Have you ever been alone in a crowded room?
Well I'm here with you
I said the world could be burning 'till there's nothing but dark blue..
Just dark blue

And this flood (this flood) is slowly rising up swallowing the ground
Beneath my feet, Tell me how anybody thinks under this condition so
I'll swim (I'll swim) as the water rises up, the sun is sinking down
And now all I can see are the planets in a row
Suggesting it's best that I slow down

This night's a perfect shade of
Dark blue (dark blue)
Have you ever been alone in a crowded room when I'm here with you
I said the world could be burning (burning) down
Dark blue (dark blue)
Have you ever been alone in a crowded room well I'm here with you
I said the world could be burning dark blue

We were boxing
We were boxing the stars
We were boxing (we were boxing)
You were swinging for Mars
And then the water reached the West Coast
And took the power lines (the power lines)
And it was me and you (this could last forever)
And the whole town under water
There was nothing we could do
It was dark blue

Dark blue (dark blue)
Have you ever been alone in a crowded room well I'm here with you
I said the world could be burning (burning) down
Dark blue
Have you ever been alone in a crowded room well I'm here with you
I said the room could be burning now there's nothing but dark blue

If you've ever been alone in the dark blue
If you've ever been alone you'll know (you'll know)

そんなにいろいろ注文つけられても
こんな状況じゃできることなんて限られてる
だからこのまま様子を見るよ
そうしてるうちにひょっとしたら
何かチャンスがやってきて
この状況をどうにかしてくれるかもしれないけど
今できるのはせいぜいそんなことくらいだろ?

だから少しは落ち着けよ 
残念だけど今夜はどうせ何もできない
だったらせめてああだったらとかこうだったらとか
そういうことは一旦忘れて,ありのままを受け入れよう
だって人でごったがえす部屋の中にいても寂しくてしかたないのに
一緒にいる時だけは
世界が焼け落ちてもいいって思えるんだから
悲しいよ
周りにいくら人がいても寂しさは紛れないけど
こうして一緒にいれば
それ以外のものがみんな焼け落ちて
なにもかもが濃紺の闇に溶けてしまってもいいって思えるから余計にね

付き合ってたらああしなきゃいけないとかこうしなきゃいけないとか
そんなことに縛られてたら
それだけでいっぱいいっぱいになって
岸辺が大波に洗われるようになにもかも押し流されてしまう
そうなったらもう何も出来なくなるから
そうなる前に
どうしようもないことをどうにかしようと無駄な努力をするのは止めて
今の状態を受け入れた方がいい

残念だけどもう何もできない
だったらせめてああだったらとかこうだったらとか
そういうことは一旦忘れて,ありのままを受け入れよう
だって人でごったがえす部屋の中にいても寂しくてしかたないのに
一緒にいる時だけは
世界が焼け落ちてもいいって思えるんだから
悲しいよ
周りにいくら人がいても寂しさは紛れないけど
こうして一緒にいれば
それ以外のものがみんな焼け落ちて
なにもかもが濃紺の闇に溶けてしまってもいいって思えるから余計にね

2人はずっと
どうしようもないことをどうにかしようとしてきた
変えられないものもあるのに
それでも変えようと必死に頑張ってたけど
結局,自分達の力ではどうしようもないことが起こってしまった
まるで大波が襲ってきて
人間が作り上げた送電線をなぎ倒しながら陸に上がってくるように
やってきたことがみんな無駄になったんだ
もう出来ることは何もない
今はただこのまま終わりを待つしかない
それが悔しくて切なくてしかたない

残念だけどもう何もできない
だったらせめてああだったらとかこうだったらとか
そういうことは一旦忘れて,ありのままを受け入れよう
だって人でごったがえす部屋の中にいても寂しくてしかたないのに
一緒にいる時だけは
世界が焼け落ちてもいいって思えるんだから
周りにいくら人がいても寂しさは紛れないけど
悲しいよ
こうして一緒にいれば
それ以外のものがみんな焼け落ちて
なにもかもが濃紺の闇に溶けてしまってもいいって思えるから余計にね

濃紺の闇のなかにひとりぼっちでいたことないから
その切なさもわからないかもしれない
だけどいずれわかる時がくるんだ

(補足)

正直なところ,今もって本当にこれでいいのか確信はもてません。ただやっとどうにか一つのストーリーが立ち上がってきたので投稿しました。

文字通りあっという間に和訳できてしまった前回のSwimと異なり,本当に苦労しました。それほど好きではない普通の曲なら間違いなく途中で「お蔵入り」していると思います。

2 件のコメント:

  1. 素敵な曲ですが、ヴィデオがどうも・・・不思議ですね。5000ドルがかかっているとはいえ、一ヶ月近くも立ちっぱなし、ダンスしっぱなしなんて到底無理です。健康に悪影響を及ぼしそう・・・。それに、最後に負けてしまったあの二人はどうなったんでしょう、飛び降りてましたが。これもまた以前話に出た、曲と相関性がないもののひとつでしょうか。ともあれ、寂しくなる歌詞ですが、曲は好きです^^

    返信削除
    返信
    1. コメントありがとうございます。私も一体なぜあのヴィデオなのか理解に苦しむところですが,おそらくあのヴィデオは映画「ひとりぼっちの青春(They shoot horses, don't they?」を基にしていると思います。未見ですが,名作の誉れ高いものの,かなり暗い救いのない映画らしいので,暗いというキーワードでつながるとも考えられます。また,見れば見るほど訳が分からなくなるという意味では歌詞にピッタリなのかもしれません。

      削除