2013年10月3日木曜日

Logical Song スーパー・トランプ (Supertramp)

米国のチャートにおける英国のポップソングの歴史を扱ったヴィデオを先日見たのですが,その中でこの曲が取り上げられていました。面白いと思ったのは,この曲には,responsible,cynical,intellectualなどの形容詞や副詞がかなり含まれていたことです。それでこの曲を投稿すれば学生の皆さんがこういう単語を楽に覚えられるかも,それに訳文があれば,単語を(勿論曲も)覚えるのがずっと楽になると思ったからですが・・・甘かった。
A video about the history of British pop songs on American charts which I watched the other day listed this song.  What I found interesting was that the song contained many adjectives and adverbs, such as responsible, cynical and intellectual.  So I thought it might be a good idea to post this for students who has to learn these words.  With a Japanese translation, it'd be much easier to learn these words (and of course the song.)  That's what I thought but ... I was dead wrong.
Logical Song  (Supertramp)
When I was young, it seemed that life was so wonderful,
a miracle, oh it was beautiful, magical.
And all the birds in the trees, well they'd be singing so happily,
joyfully, playfully watching me.
But then they send me away to teach me how to be sensible,
logical, responsible, practical.
And they showed me a world where I could be so dependable,
clinical, intellectual, cynical.

There are times when all the world's asleep,
the questions run too deep
for such a simple man.
Won't you please, please tell me what we've learned
I know it sounds absurd
but please tell me who I am.

Now watch what you say or they'll be calling you a radical,
liberal, fanatical, criminal.
Won't you sign up your name, we'd like to feel you're
acceptable, respectable,  presentable, a vegetable!

At night, when all the world's asleep,
the questions run so deep
for such a simple man.
Won't you please, please tell me what we've learned
I know it sounds absurd
but please tell me who I am.

もっと子どもだった頃
人生はすごく輝いてた
不思議なことが山ほどあって
魔法のように素晴らしい毎日だった
木々の梢に止まる鳥も
楽しく幸せそうにさえずって
戯れながらこっちを見てた
だけどしばらくすると
その世界から引き離された
物事をわきまえて,筋の通った話が出来て
ちゃんと自分で責任の取れる
使える大人になるよう教えられた
そしてそうすれば
頼にはなるけれど,情に流されたりすることはない
頭がよくて皮肉屋の人間になれると言われたよ

夜が来て世の中が寝静まると
時々色々な疑問が浮かんで来るけど
自分は普通の人間だから
その答えがわからない
だからどうか教えてくれよ
今まで何を学んで来たんだろう?
こんなこと聞くなんて
バカみたいだってわかってるけど
どうしても知りたいんだよ
自分が一体何者なのか

だから発言には気を付けろよ
じゃなきゃ過激派とか
リベラルとか「信者」とか
犯罪者なんて呼ばれるぞ
ここに名前を書いて入会してくれよ
そうすれば
特にまずいところのないまともな人間で
人前に出しても恥ずかしくないけど
毒にも薬にもならない人間だって
そんな風に思えるから

夜が来て世の中が寝静まると
時々色々な疑問が浮かんで来るけど
自分は普通の人間だから
その答えがわからない
だからどうか教えてくれよ
今まで何を学んで来たんだろう?
こんなこと聞くなんて
バカみたいだってわかってるけど
どうしても知りたいんだよ
自分が一体何者なのか

(余談)

時々,自分の浅はかさを呪いたくなることがあるのですが,今回もそのひとつでした。リード文ではああ言ったものの,私の訳文は元の単語と一対一で対応していないので,あまり英語の勉強には役立たないなと和訳し終わった後で気が付きました。しかも和訳が想像以上に難しかった。

思うにこの曲の大意は「子どもの頃は人生をありのままに楽しめたのに,大人になってそうなれなくなった。これでよかったんだろうか?」という主人公の自問自答だと思われるのですが,次々に登場する形容詞と副詞を,辞書に載っているままではなく,曲の流れに沿った意味に言いかえるのが大変でした。

例えばこの部分は
But then they send me away to teach me how to be sensible,
logical, responsible, practical.
And they showed me a world where I could be so dependable,
clinical, intellectual, cynical.

直訳するとこうなります

だけどそれから彼らに追い払われて
分別があって,論理的で,
頼りがいのある,問題解決能力の高い人間に
なる方法を教えられた
そして彼らから見せられた世界では
頼りがいがあって,冷静で,
知的で,皮肉な人間になれると言われたよ

勿論,間違っていませんし,そのままで意味も十分に通るのですが,歌詞であることを考えるとこれではあまりに硬い上,もとの単語の持つ意味がこぼれおちてしまいそうな気がします。

例えばclinicalをただ「冷静」と訳してしまっては,clinicalのもつ「非常に客観的で感情がない:分析的(Very objective and devoid of emotion; analytical)」という語感が出せません。

そういうわけで思った以上に訳文には苦労したわけですが,こうして見直してみるとその苦労があまり報われていないように思えるのが辛いところです。

2 件のコメント:

  1. ぶれっくふぁーすといんあめりかのほうがすきです。ってこの曲知りませんでした。

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  2. ブレークファースト イン アメリカのアルバムに入っていたと思います。

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