2014年1月5日日曜日

Under The Influence ジェイムズ・モリソン (James Morrison)

通常「~の影響で(under the influence)」と聞くと,薬物やアルコールのことを語っていると考えます。一応この曲の場合は,特定の人間(you)のことを指しているようですが,この単語(you)自体がメタファーであり,薬物やアルコールを指していると考えることもできます。この曲の入ったアルバムUndiscoveredには,薬物依存症の人間を扱ったOne Last Chanceのような曲も含まれているのでないとは言えません。
ただ個人的にはこれは誰かを好きになった時の気持ち(あるいは片思いの気持ち)を歌った曲だと思います。
When we hear a phrase like "under the influence ..." the word we expect to follow would be "of drugs" or "of alcohol."  These three words are followed by "you" this time.  The word, however, could be interpreted as a metaphor for drugs or alcohol.  The album "Undiscovered" which the song is under contains a song like "One Last Chance" which depicts the life of an drug addict, it's not very hard to think this way.
Personally, I think this is about falling in love or a simple crush.
Under The Influence  (James Morrison)
I was sure, I was born and raised to be my own man
I was so sure; I was never going to need a helping hand
And she said, trust in your heart and there's no need to understand
Well just when I thought I had it planned out

Whatever I do I'm under the influence of you
Whatever I do I'm under the influence of you

I was driving too close to the edge and living dangerously
I felt strange a warm sensation rising up inside of me
Oh like a tidal wave came from nowhere swept me off my feet

Oh but somehow making me complete now

Whatever I do I'm under the influence of you
Whatever I do I'm under the influence of you
Whatever I do I'm under the influence of you
Whatever I do I'm under the influence of you

Once you've had a taste of it there's no going back
Once you've had a taste of it there's no going back
Once you've had a taste of it there's no going back
Once you've had a taste of it there's no going back

Whatever I do I'm under the influence of you
Whatever I do I'm under the influence of you
Whatever I do I'm under the influence of you
Whatever I do I'm under the influence of you

人の指図なんか受けず
何でも自分の思うようにする
自分はそういう人間になれって
そういう風に育てられたし
自分でもそう思って生きてきた
だから誰の助けも借りたりしない
そう信じて生きてきたけど
あいつにこう言われたんだよ
心のままに生きればいいの
理解なんてしなくていいって
さんざん考え抜いてそう決めた
自分ではそう思っていた時に

何をしてもいつもその姿を感じてる
どんな時でもどう思われるかが気にかかる

昔は無茶をして危ないことばかりやってきた
なのに不思議な気持ちになったんだ
心に温かいものが湧いてきた
どこからか潮が満ちてきて
足をさらわれてしまうみたいに

でもなぜか
これでいいんだって気がするんだ

何をしてもいつもその姿を感じてる
どんな時でもどう思われるかが気にかかる
ずっとそのことばかり考えてる
いつも頭を離れない

一度当たり前になってしまうと
もう後戻りはできなくなる(4回繰り返し)

何をしてもいつもその姿を感じてる
どんな時でもどう思われるかが気にかかる
ずっとそのことばかり考えてる
いつも頭を離れない

(余談)

今回は片思いの状態を描いている(別に相思相愛であっても構いませんが個人的にその経験が乏しいので)と想定して訳文を作っていますが,リード文でも述べたように,「依存」というもの全般に当てはまるもの,さらに言えば「熱意の対象」となるべきものであれば,何であれ,この曲は当てはまるような気がします。

とりわけ,次の部分

でもなぜか
これでいいんだって気がするんだ

何をしてもいつもその姿を感じてる
どんな時でもどう思われるかが気にかかる
ずっとそのことばかり考えてる
いつも頭を離れない

一度当たり前になってしまうと
もう後戻りはできなくなる

・・・色んな意味で「怪しさ」満載です。無論,美しく無邪気な「恋の高揚感」を歌ったものですが「一度当たり前になってしまうと,もう後戻りはできなくなる」ものは「恋」だけとは限りませんし,また「薬物」「アルコール」だけとも限りません。

物事は何でも詳らかにすればよいというものではないので,これ以上は何も申しませんが,人間には「想像力」という素晴らしい能力が備わっております。他の選択肢に関しては,どうかその能力を活用なさりご存分にお楽しみください。

・・・ただ歌っているのがJames Morrisonなのでそのセンは低いかと思われます。


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