2014年6月22日日曜日

New Shoes パオロ・ヌティーニ (Paolo Nutini)

曲のタイトル「新しい靴 (New Shoes)」は一体何を表しているのでしょうか?勿論この言葉はメタファーであり,自分にとって意味があるもの(あるいはあるように思えるもの)であれば何でも構いません。新しい彼女(あるいは彼氏)かもしれませんし,希望,新しい生活,新しい仕事,ひょっとすると酒や薬物かもしれません。とにかくそれがあれば気分が晴れて自信が出てくるものでさえあれば,なんでも「新しい靴」になりうるわけです。この曲を聞けば大抵誰でもあるあると思うはずです。
What does the song title 'new shoes' represent?  It's a metaphor, of course and it could be anything which is (or seems to be)  'good' to you.  It could be a new girlfriend (or boyfriend maybe), a hope, a new life, a new job.  Or it could be alcohol or drugs.  Anything that makes you feel better and confident could be 'new shoes'.  I think almost everyone can relate to the song.  
New Shoes  (Paolo Nutini)
Woke up cold one Tuesday,
I'm looking tired and feeling quite sick,
I felt like there was something missing in my day to day life,
So I quickly opened the wardrobe,
Pulled out some jeans and a T-Shirt that seemed clean,
Topped it off with a pair of old shoes,
That were ripped around the seams,
And I thought these shoes just don't suit me.

[Chorus:]
Hey, I put some new shoes on,
And suddenly everything is right,
I said, hey, I put some new shoes on and everybody's smiling,
It's so inviting,
Oh, short on money,
But long on time,
Slowly strolling in the sweet sunshine,
And I'm running late,
And I don't need an excuse,
'Cause I'm wearing my brand new shoes.

Woke up late one Thursday,
And I'm seeing stars as I'm rubbing my eyes,
And I felt like there were two days missing,
As I focused on the time,
And I made my way to the kitchen,
But I had to stop from the shock of what I found,
A room full of all off my friends all dancing round and round,
And I thought hello new shoes,
Bye bye them blues.

[Chorus]

Take me wandering through these streets,
Where bright lights and angels meet,
Stone to stone they take me on,
I'm walking till' the break of dawn. [x2]

[Chorus x2]

Take me wandering through these streets

ある火曜日の寒い朝
目は覚めたけど
疲れがまだ溜まってて
かなり気分が悪かった
こうやって毎日を過ごしてると
自分の人生には
何かが欠けてるんじゃないかって
そんな風に思えてきた
すぐにクローゼットの扉を開けて
パッと見キレイに見えていた
ジーンズとTシャツを
引っ張り出して着てみたけど
足元は
縫い目のほつれた古い靴で
こんなんじゃ
とにかくダメだって思ったよ

[Chorus:]
なあ,靴を新しくしたんだよ
そうしたらなにもかも
いきなり上手くいき始めた
なあ,わからないかな?
新しい靴にした途端
周りが優しくなったんだ
すごくやる気になってくる
そりゃ金はないけど
時間ならたっぷりある
気持ちいい日差しの中を
ゆっくりとぶらぶらしながら歩いてく
このままじゃ時間に遅れそうだけど
言い訳なんてしなくていい
だってこうやって
おろしたてでまっさらの
靴を履いてるんだから

目が覚めたら木曜で
その時間も遅かった
こうして目をこすってると
目がチカチカしてくるよ
この2日の間の記憶が
すっかり抜けてる気がしたから
今は一体何時だろうって
そんなことを考えながら
台所へ向かってたら
思わず足が止まったよ
だって自分の友達が
部屋に大勢集まって
踊りまくってたんだから
それで思ったよ
よろしくな,新しい靴
もう暗い気分とはサヨナラだ

[Chorus]
連れてってくれ
あの通りをぶらつきながら
明るい光が降り注ぎ
天使に会えるところまで
そこに向かって少しずつ
夜が明けるまで
こうして歩き続けてる
[x2]

[Chorus x2]

連れてってくれ
あの通りをぶらつきながら

(余談)

Paolo Nutini本人によると,これは新品の靴でも新しい恋人でも,人生はキッカケさえあれば好転するという内容の曲らしい。

ところで,海外の歌詞サイトでこの曲に関して様々な解釈を見たのですが,なかでも大変興味深かったのが,主人公がすでに亡くなっているというものでした。

それによると,最初の連では主人公はまだ自分が死んでしまったことに気付かず,いつもの同じように過ごしているものの,ふと新しい靴(葬儀用に履かせられている)を履いていることに気付く。そして第2連では自分の葬儀の後(2日後),友人が主人公のお別れパーティをしている場面に遭遇し,そこで自分が既に死んでしまっているを理解する。「新しい靴」は彼にとって,死後の世界への「架け橋」のようなものであり,最後のコーラスの部分では,主人公はその死後の世界に向かっているという内容でした。

この解釈が正しいかどうかはさておき,なるほど確かにそう言われると,面白いほどピッタリはまります。

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