2014年6月10日火曜日

Sad Machine ポーター・ロビンソン (Porter Robinson)

この曲の歌詞については,Porter Robinson自身が「ひとりぼっちのロボットの女性と人間の男性が出会うというアイデアを突然思いついた」と語っています。そのため,この曲の女声パートはVocaloidと呼ばれる音声合成技術が使われていますが,この点について,否定的に捉えている人が少なくないようですが,こういったものになじみのある日本人からすると意外な反応です。別にいいじゃないですか。ただの楽器で人の声に取って代わろうというわけじゃないんですから。
As for the lyrics, Porter Robinson himself explained that "the idea of a duet between a lonely robot girl and the human boy who encounters her occurred to me."  The female voice in this song was synthetically generated by Vocaloid, a singing voice synthesizer.  As a Japanese who isn't unfamiliar with such voice, it's a bit surprising that many people seem to take it rather negatively.  What's wrong with it?  It's just another musical instrument and no rival for a human voice.
Sad Machine  (Porter Robinson)
Is anyone there?
Oh
Hi

Who survived?
Somebody new?
Anyone else but you?
On a lonely night,
Was a burning light
A hundred leaders would be borne of you *

And though I know, since you've awakened her again
She depends on you, she depends on you
She'll go alone, and never speak of this again
We depend on you, we depend on you
And though I know, since you've awakened her again
She depends on you, she depends on you
She'll go alone, and never speak of this again
We depend on you, we depend (I'll depend) on you

I don't know much about your life beyond these walls
The fleeting sense of love within these god-forsaken halls
And you can hear it in his voice, in every call
This girl who's slept a hundred years has something after all

And though I know, since you've awakened her again
She depends on you, she depends on you
I'll go alone, and never speak of you again
We depend on you, we depend on you
And though I know since you've awakened her again
She depends on you, she depends on you
She'll go alone, and never speak of this again
We depend on you, we depend (I depend) on you

ソコニダレカイルノ?
ア,コンニチハ

ダレガイキノコッタノ?
ハジメテノヒトイル?
アナタノホカニハ
ダレカイルノ?
ヒトリボッチデ
スゴスヨル二
コウコウトヒカリガカガヤイテイル
ヒャクニンノリーダーヲ
アナタガウミダスノ

それにわかってるんだ
眠ってたあの子をまた
お前が起こしてしまったから
あの子はお前に頼りっきりで
お前だけが支えなんだよ
いつかはあの子も独りになって
こんな話はしなくなるけど
みんなお前が頼りだし
お前だけが支えなんだよ
それにわかってるんだ
眠ってたあの子をまた
お前が起こしてしまったから
あの子はお前に頼りっきりで
お前だけが支えなんだよ
いつかはあの子も独りになって
こんな話はしなくなるけど
しばらくは
みんなお前が頼りだし
お前だけが(アナタダケガタヨリニナルノ)支えなんだよ

アノカベノムコウデ
ドンナフウニイキテルノカ
ソンナコトハワカラナイケド
ワスレラレテシマッタヨウナ
ホールノウチガワデ
ハカナイコイゴコロヲカンジルノ
アノヒトノコエヲキケバワカル
デンワノタビニソウオモウ
ヒャクネンカンモネムッテタ
コノコニモ
ナニカガアルッテコトナンダ

それにわかってるんだ
眠ってたあの子をまた
お前が起こしてしまったから
あの子はお前に頼りっきりで
お前だけが支えなんだよ
コレカラヒトリデヤッテイクカラ
アナタノハナシヲスルノモ
コレガサイゴナンダケド
ミンナアナタガタヨリダシ
アナタダケガササエナンダヨ
それにわかってるんだ
眠ってたあの子をまた
お前が起こしてしまったから
あの子はお前に頼りっきりで
お前だけが支えなんだよ
いつかはあの子も独りになって
こんな話はしなくなるけど
しばらくは
みんなお前が頼りだし
お前だけが支えなんだよ

それにわかってるんだ
眠ってたあの子をまた
お前が起こしてしまったから
あの子はお前に頼りっきりで
お前だけが支えなんだよ
コレカラヒトリデヤッテイクカラ
アナタノハナシヲスルノモ
コレガサイゴナンダケド
ミンナアナタガタヨリダシ
アナタダケガササエナンダヨ
それにわかってるんだ
眠ってたあの子をまた
お前が起こしてしまったから
あの子はお前に頼りっきりで
お前だけが支えなんだよ
いつかはあの子も独りになって
こんな話はしなくなるけど
しばらくは
みんなお前が頼りだし
お前だけが(アナタダケガタヨリニナルノ)支えなんだよ

(補足)

* A hundred leaders would be borne of you この箇所,そのまま和訳しましたが,意味がはっきりしません。そもそもbe borne of という表現があまり一般的ではないようです。

(余談)

ボーカロイドのパートをカタカナ表記にしたので読みにくくなってしまったかもしれません。この曲を作るにあたり,Porter Robinsonが「かすかに切なく,少しかわいい感じで,現実離れしていながら,希望に溢れて,なんとなくフィクションぽい感じのするものにしたかった」と語っているのですが確かにそんな感じがします。

ところで,リード文でも述べたように,この曲の主人公は人間とロボットですが,「ロボット」を「科学技術」,「人間」をそのまま「人類」のメタファー(後者はメタファーではありませんが)と捉えれば,どのような科学技術であれ,それ自体は善でも悪でもなく,それを使う目的によって,善とも悪ともなりうる。全ては使う側の人間次第であると解釈をすることも可能でしょう。

また逆に,これを「ウェブ」と「人間」,あるいは「科学技術」と「人間」と置き換えても,この曲は成立するように思います。「デジタル技術」と「音楽」することも可能であり,このように考えて歌詞を眺めてみると,それまでとはまた違った光景が見えてくるような気がします。

2 件のコメント:

  1. いつも見させてもらっています!
    彼の曲は以前から好きで聴いていましたが、今回のアルバムに関してはとても驚きました。というのも、曲調がガラリと変わっていたからです。詳しくは彼がtwitterで話しています。
    それともしよければ、歌詞はほとんどないのですが、sea of voicesという曲も聴いてみてください。

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    1. コメントありがとうございます。お話しのsea of voice存じております。このsad machineと同様,どこかで聴いたような切ないけれど懐かしい感じのする曲でした。夜寝る前に聴くと良く眠れるかもしれません。

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