2014年10月21日火曜日

Stolen Dance ミルキー・チャンス (Milky Chance)

Milky Chanceは,ドイツ人でヴォーカルのClemens RehbeinとDJのPhilipp Dauschのデュオです。Songfacts.comのコメントによると,この曲のテーマは薬物依存であり,歌詞は依存症の主人公の視点から描かれているそうです。こう聞くと歌詞に登場する彼女(SHE)が薬物を指していたWeekndのWicked Gamesを思い出します。
http://oyogetaiyakukun.blogspot.jp/2012/11/wicked-games-weeknd.html?q=wicked+games
Milky Chance is a German duo comprising vocalist Clemens Rehbein and DJ Philipp Dausch.  A comment posted on Songfacts.com states it's about drug addiction and the protagonist is an addict.  That's reminds me of Weeknd's Wicked Games in which the third person represents drugs.
http://oyogetaiyakukun.blogspot.jp/2012/11/wicked-games-weeknd.html?q=wicked+games
Stolen Dance  (Milky Chance)
[Verse 1:]
I want you by my side
So that I never feel alone again
They’ve always been so kind
But now they’ve brought you away from here
I hope they didn't get your mind
Your heart is too strong anyway
We need to fetch back the time
They have stolen from us

[Chorus:]
And I want you
We can bring it on the floor
You’ve never danced like this before
But we don’t talk about it
Dancin on doin the boogie all night long
Stoned in paradise
Shouldn’t talk about it
Shouldn't talk about it x2

[Verse 2:]
Coldest winter for me
No sun is shining anymore
The only thing I feel is pain
Caused by absence of you
Suspense is controlling my mind
I cannot find the way out of here
I want you by my side
So that i never feel alone again

[Chorus]

[Verse 1:]
そばにいて欲しいんだよ
そうすれば
ひとりぼっちじゃなくなるから
あいつらだって今までは
いつだって
すごくいいヤツだったのに
今じゃお前を連れてったんだ
あいつらに
騙されてなきゃいいんだけど
だけどお前なら
その程度じゃ心配ないな
だからあいつらに奪われた
時間を一緒に取り戻そう

[Chorus:]
お前と一緒にいたいんだよ
床の上でも構わない
今まで一度もなかったほど
今のお前は輝いてる
だけど秘密にしとこうぜ
一晩中
ブギに合わせて踊り明かして
まるで天国にいるような
ハイで最高の気分だけど
そのことは
他人には言わない方がいい
秘密にして
黙ってる方がいいんだよ

[Verse 2:]
今までに
こんなに辛い冬はなかった
希望の光を与えてくれる
太陽さえもう出てこない
何も感じられなくなって
辛いってことしかわからない
だってお前がいないから
どっちつかずの状態に
こうして振り回されている
なのにどうすれば
ここから抜け出せるのか
それがどうしてもわからない
そばにいて欲しいんだよ
そうすれば
ひとりぼっちじゃなくなるから

[Chorus]

(余談)

確かに薬物依存という解釈でも問題ないとは思うのですが,だからといってこれが唯一無二の解釈かというと決してそんなことはなく,恋人との仲を裂かれた主人公という「素直」な(有体に言ってしまえば「いかにもな」)解釈も十分に有り得ます。

一例を挙げるなら,最初は歓迎されていたものの,主人公にあまりに甲斐性がないために,彼女の親や兄弟親戚から交際を反対され,彼女と会えなくなってしまったというシナリオです。コーラスは相手の彼女と密会した際の描写と考えればよいでしょう。平日のお昼あたりにやっている(実際にやっているのかは不明ですが)いわゆる「昼ドラ」によくある筋書ですね。

6 件のコメント:

  1. この曲いいですね!キャッチ―なメロディーにポップなアレンジで、軽い感じなのに、個性的なボーカルがばーん、と前面に出ているせいで、一捻りある仕上がりになっていると思います。詩もシンプルで易しそうなのに、もう一つつかみどころの無い感じで、そこがいい。ドイツ人で、ボーカリストとDJのデュオ、ということは、これも、EDMという括りになるんでしょうか。その割には、アコースティックな音が印象的です。ライブで聴くとよさそうですよね。

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    1. コメントありがとうございます。歌詞の切羽詰った感とは裏腹なやる気のなさそうなヴォーカルに引っ張られて聞き続けてしまいます。日本の歌謡曲っぽさを感じるのは私だけでしょうか?

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  2. こんにちは、いつも更新を楽しみにしています。
    ビデオ前の表記だけ(Milky Dance)になってたので「お?」と思ってしまいました。

    この曲と全く関係ないですが、「ダンス チャンス」 と来ると「ロマンス」と続けたくなってしまいます。
    とっても古いアニソンの影響で…とはいえアニソンというのは少し抵抗もあるのですが
    (岡村靖幸の曲なので)

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    1. コメント並びにご指摘ありがとうございます。早速修正いたしましたのでご確認ください。以前にもKaty PerryのDark Horse(穴馬)をDark House(暗い家)とやってしまい「タイトルの割に明るい曲だな」と思った記憶がございます。その辺りで気づきそうなものですが,また同様の間違いをしてしまうところを見ると,おそらく今後もやらかすと思われます・・・vestige80から「八兵衛」に改名すべきかもしれません。

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  3. Stolen danceの対訳、すごく楽しみにしてました。
    気だるげなボーカルがどことなく斉藤和義さんを想起させる点でもお気に入りの曲です。
    直球な失恋ソングかと思いきや・・・ですね。

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    1. コメントありがとうございます。やる気があるのかないのかよくわからない歌い方なのですが,聴いていると曲に合わせて何故か足でリズムを取ってしまいます・・・この妙なグルーヴ感が「曲者」なのかもしれません。

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