2014年10月8日水曜日

This Land Is Your Land ウディ・ガスリー (Woodie Guthrie)

以前こちらでGod Blessed Americaを取り上げました。Irvin Berlinが作詞・作曲しKate Smithが歌ったこの曲は,今日第二のアメリカ合衆国国歌として広く認められていますが,This Land Is Your Landはこの曲へのいわばアンサー・ソングとして作られています。Woddie Guthrieは,この曲の内容が「絵空事で現状に満足しきっている」と考え,ラジオでから聞こえてくるのに嫌気がさして,1944年にこのThis Land Is Your Landを発表しました。
Before I posted God Blessed America.  Written by Irvin Berlin and sung by Kate Smith, the patoriotic song is now widely considered as the secondary national anthem of the United States of America.  This song was a response to it.  Finding the patriotic song "unrealistic and complacent" and got tired of hearing it on the radio, Woddie Guthrie released this in 1944.
This Land Is Your Land  (Woodie Guthrie)
This land is your land, this land is my land
From [the] California to the [Staten] New York Island,
From the Redwood Forest, to the Gulf stream waters,
This land was made for you and me.

As I went walking that ribbon of highway
And saw above me that endless skyway,
And saw below me the golden valley, I said:
This land was made for you and me.

I roamed and rambled and followed my footsteps
To the sparkling sands of her diamond deserts,
And all around me , a voice was sounding:
This land was made for you and me.

Was a high wall there that tried to stop me
A sign was painted said: Private Property,
But on the back side it didn't say nothing
This land was made for you and me.

When the sun came shining, and I was strolling
And the wheat fields waving and the dust clouds rolling;
The voice was chanting as the fog was lifting:
This land was made for you and me.

This land is your land, this land is my land
From California to the New York Island
From the Redwood Forest to the Gulf Stream waters

This land was made for you and me.

この国はお前の国だけど
俺の国でもあるんだよ
カリフォルニアから
ニューヨークのスタテン島まで
セコイアの生い茂る
レッドウッド国立州立公園から
メキシコ湾流のあの海辺まで
この国はみんなのものなんだ

あのリボンのように広がった
ハイウェイを歩いてた
ふと空を見上げると
あの飛行機の通り道が
ずっとどこまでも広がってた
それから下を眺めると
金色に輝く谷が
そこに広がってた
そしてこう言ったんだ
この国はみんなのものだって

あちこちぶらぶら寄り道しながら
足の向くまま気の向くままに
キラキラ輝くと砂の舞う
ダイヤモンドの砂漠へ向かった
すると周りのあちこちから
ある声が聞こえてきた
この国はみんなのものなんだ

だけど高い壁に阻まれて
そこから先には行けなくなった
表には「私有地」って書いてあったけど
裏には何も書いてなかった
この国はみんなのものなんだ

太陽が輝き出した時
自分は仕事を探しながら
国中あちこち旅してた
小麦畑が風にそよいで
土埃が雲のように
地面から巻き上がってた
その霧が晴れてくと
あの声が繰り返し
歌ってるのが聞こえてきた
この国はみんなのものなんだ

この国はお前の国だけど
俺の国でもあるんだよ
カリフォルニアから
ニューヨークのスタテン島まで
セコイアの生い茂る
レッドウッド国立州立公園から
メキシコ湾流のあの海辺まで

この国はみんなのものなんだ

(余談)

最初のうちはGod Bless Americaと大して違わないように思えるのですが,次第に違いが明らかになってきます。またこの曲には別のヴァージョンの歌詞も存在するのですが,そちらでは,後半に以下の部分が追加され,資本主義的なアメリカのありようを批判する内容となっています。

Nobody living can ever stop me,
As I go walking that freedom highway;
Nobody living can ever make me turn back
This land was made for you and me.
In the squares of the city, In the shadow of a steeple;
By the relief office, I'd seen my people.
As they stood there hungry, I stood there asking,
Is this land made for you and me?

誰にも邪魔はさせないぞ
自由っていう名のハイウェイを
こうして歩いているんだから
引き返したりするもんか
この国はみんなのものなんだから
街角の広場とか
教会の塔の周囲とか
貧しい人の施設のそばで
仲間の姿を見てきたよ
みんな腹を空かせて立っていた
自分もそこに立ち尽くし
ぼんやりこう考えた
本当にこの国は
みんなのものなのかって

・・・それにしても,第二次世界大戦中こんな曲が出せるあたりにアメリカという国の底力を見るような気がします。

2 件のコメント:

  1. コノハチョウ2014年10月8日 14:08

    こんにちは、こちらにはいつも半分勉強のつもりで通わせて頂いてます。
    勝手にvestige様を師と仰ぎ、師匠の胸を借りるつもりでコメントに参りました。

    リンクされているWoody Guthrieの動画ではイタリック体の連も歌っているように聞こえます。
    (動画の1分34秒辺りから、There was a big high wall there ~と聞こえます)
    関連動画にあったBruce Springsteenの動画は、イタリック体の連がないバージョンのようでした。
    英語はからきしなので、余り自信がないのですが…

    こちらのサイトに通い出してから、洋楽も今までにないくらい(あくまでも当社比って奴ですが)歌詞を意識して聞くようになりました。
    今まで本当に流し聞きだったので、毎日が日々発見です。

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    1. コメント並びにご指摘ありがとうございます。コノハチョウ様の仰る通り,確かにイタリック体の部分も(多少こちらの歌詞とは違っているようですが)歌っているようなので,その旨リード文の記述も変更いたしました。ありがとうございました。

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