2015年3月4日水曜日

Take You With Me マリア・メナ (Maria Mena)

先日のIt's A Hard-Knock Lifeの回での呼びかけに応えてくださった方からのリクエストです。
http://oyogetaiyakukun.blogspot.jp/2015/02/its-hard-knock-life-annie.html
こういう曲には普段あまり出会わないので最初に聞いた時は驚きました。曲の出だしはウツ状態の人間のひとりごとのように,かなり静かな感じで始まるのですが,途中から突然曲が激しくなります。このコントラストが面白く,それで取り上げることになりました。
In response to my call a person brought up this song on my post of It's A Hard-Knock Life.
http://oyogetaiyakukun.blogspot.jp/2015/02/its-hard-knock-life-annie.html
This isn't a song I usually come across and I was so surprised to hear the song .  It starts pretty calm like a soliloquy of a depressed person.  Then the music suddenly turns loud.  It's the contract that intrigued me enough to pick it up.
Take You With Me  (Maria Mena)
November came down hard this year
And I saw you standing clear of the rain
Falling free but I was ready to finally come clean.

Observe me, in my circus show
On a thin line, as I take the rope and lose my nerve

But you, you pull me back with
Your hands in my hand
And our feet all in line

I'm ready, to take you with me
To take you with me

November came down hard this year
And I saw you standing clear of the rain
Falling free but I was ready to finally come

Your hands in my hand
And our feet all in line

I'm ready, to take you with me
To take you with me

Your hands in my hand
And our feet all in line

I'm ready, to take you with me
To take you with me

今年は11月が辛かったけど
雨上がりに立っている
その人のことが見えたんだ
まっさかさまに落ちてくような
そんな状態だったけど
それでもやっとなにもかも
言えるようになったんだ

この姿をよく見てて
人生というサーカスで
危なっかしく生きているの
ロープにつかまろうとして
手を滑らせてしまうけど

それでもその人が
いればそれで救われる
一緒に手を繋ぎ
並んで歩いてくれるから

やっとそう思えたの
その人のそばにいて
これから一緒に生きるって

今年は11月が辛かったけど
雨上がりに立っている
その人のことが見えたんだ
まっさかさまに落ちてくような
そんな状態だったけど
それでもやっとなにもかも
言えるようになったんだ

一緒に手を繋ぎ
並んで歩いてくれるから

やっとそう思えたの
その人のそばにいて
これから一緒に生きるって

一緒に手を繋ぎ
並んで歩いてくれるから

やっとそう思えたの
その人のそばにいて
これから一緒に生きるって

(余談)

英語圏以外のアーティストにはよくあることなのですが,英語圏のアーティストに比べて,歌詞や曲についての情報が極端に乏しく,その点で非常に苦労します。この曲の場合も,冒頭のNovemberが一体何を意味しているのかが全くわかりません。ノルウェイ出身のアーティストなので,秋であることは間違いないと思われますが,日本の11月と彼の地の11月ではその意味するところが同じであるとは思われません。

仮にこれがアメリカのアーティストであったなら(家族で過ごすべき)感謝祭にひとりぼっち等の理由かとも考えるものの,果たしてノルウェイにいわゆるThanksgivingがあるのかどうか,仮にあったとしても家族で過ごすべき祝日なのかが甚だ不明です。

それはともかく,この曲の他にも歌詞には,Taylor SwiftのBack To December
http://oyogetaiyakukun.blogspot.jp/2012/12/back-to-december-taylor-swift.htmlやLinkin Parkの
My December http://oyogetaiyakukun.blogspot.jp/2012/12/my-december-linkin-park.htmlの12月,Green DayのWake Me Up When September Ends http://oyogetaiyakukun.blogspot.jp/2012/08/wake-me-up-when-september-ends-green-day.htmlやEarth Wind & FireのSeptember http://oyogetaiyakukun.blogspot.jp/2013/09/september-earth-wind-fire.htmlの9月,Katy PerryのFirework http://oyogetaiyakukun.blogspot.jp/2011/09/firework-katy-perry.htmlの7月(7月4日)そしてSufjan StevensのCasimir Pulski Day(3月の第一月曜日)の3月など様々な月が登場します。http://oyogetaiyakukun.blogspot.jp/2013/01/casimir-pulaski-day-sufjan-stevens.html
調べてみると,意外な人気・不人気がわかって面白いかもしれません。

2 件のコメント:

  1. びんちょう深草2015年3月5日 11:43

    まさか採用していただけるとは…
    やらずに後悔するよりはと、清水の舞台から飛び降りる思いでリクエスト大会に参加して本当に良かったです。
    ただこの曲が好きで聞いていただけだったので、マリア・メナ がノルウェイ出身という事も知らず、ご苦労をおかけしてしまって申し訳ありません。
    ですが、本当に嬉しいです、ありがとうございます!

    「ウツ状態の人間のひとりごと」というご指摘、言われて聞いてみれば確かにそんな風にも聞こえますね(笑)
    精神安定剤にお世話になっているのか酔っ払っているのか…
    前半のローっぷりが盛り上がるハイの部分とのコントラストを強めていると思います。

    自然な文章としてとても素敵で、大好きな曲がvestige様の訳のおかげでより一層好きになりました。
    本当にありがとうございます。



    この曲の歌詞とは関係ないかもしれませんが
    ノルウェーでは地域によっては11月から太陽が地平線の上に出ない極夜と呼ばれる現象があるそうですね。
    冬の時期太陽が当たらなくなる谷底の村に、山の上に大きな鏡を設置して太陽光を届けるというニュース記事を発見し、その発想に驚いたりもしましたが、
    私自身、言葉が何を指すのか、背景を共有出来てなかったり不勉強だったりで理解出来ない事がとても多いです。
    調べてみて関連ありそうな断片を並べて、ああでもないこうでもないと色々な可能性の推論に思いを馳せる、で留まってしまう事が多く、「こういう事か」と結論に辿り着ける事がとても少なかったりします。

    話が横道に逸れそうになってしまってますが、
    そんな私にとってvestige様のサイトは、音楽や訳された文章を通して様々な見方を提示してくれるとてもありがたい場所です。
    これからもとても楽しみにしています。



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    1. コメント並びに温かいお言葉ありがとうございます。ご紹介いただき,試しに聞いてみて度胆を抜かれました。素晴らしい曲のご紹介をありがとうございました。びんちょう深草様のお役に立てたことがなによりです。

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