2012年2月4日土曜日

The Letter ジェイムズ・モリソン(James Morrison)

全国のJames Morrisonファンの皆様,お待たせいたしました。競馬では,軸となる馬を決め,その馬と絡めて他の馬を買うことを「流し」というのですが,さしずめ今月は「James Morrison流し」といったところでしょうか。毎週土曜日に彼の曲を投稿します。
この曲の主人公は,別れた彼女からの手紙を読むことができません。読んでしまったら,もう彼女とは終わりだと認めなければならないからです。・・・切ないなあ。
Thank you for waiting, James Morrison's fans.  In horse racing, when one is sure of the first or second place finisher but unsure of the other spot, he/she can "key" one horse and bet "with all" to finish in the other position.  It is called "Exactra Wheel".  This month is going to be James Morrison Exacta Wheel.  I'm going to post one of his songs on every Saturday this month.  The protagonist in the lyrics cannot open the letter from his ex-girlfriend because he has to admit that he will never be with her when he opens and read it.  He is in denial.  Oh, it hurts so much.
The Letter  (James Morrison)
It's got my name on it
And it's just waiting there for me
I feel the cold run through my veins
And it's got her shame on it
She couldn't say it to my face
But I won't waste time placing blame

I know that I'll move on, I tell myself I'll find me something better
I'll let go and just forget her

She was no good for me
Deep down I know that's the way it has to be so
How come I still can't open this letter
I can't forget her...

Really wish I could

Well, there must be a name for it
Whatever this is you've done to me
I'm all twisted up inside
Well who's gonna pay for it?
If it's not you I guess it's me
You left with your life
And took mine

I know that I'll move on, I tell myself I'll find me something better
I'll let go and just forget her

She was no good for me
Deep down I know that's the way it has to be so
How come I still can't open this letter
I can't forget her...

Oh I really wish I could
Really wish I could
Oh yeah

I know that I'll move on, I tell myself I'll find me something better
I'll let go and just forget her

She was no good for me
Deep down I know that's the way it has to be so
How come I still can't open this letter

It's got my name on it
And it's just waiting there for me...

手紙はそこにあった
宛名は僕になっていて
目にした瞬間不安になった
封筒から彼女の後ろめたい気持ちが伝わってきた
面と向かって言う勇気がなかったんだろ?
それを責めるつもりはないよ

もう出直すんだと誓ったし,じきにそれで報われるはずだった
彼女のことは諦めて,忘れてしまおうと思ってた

2人は合わない 付き合っても意味なんかない
だから,そこに何が書いてあるかだって,心の底では察しがついてる
なのにどうしても封が切れない 手紙を読む勇気がないんだ
まだ忘れられないから・・・

悔しいよ

こういうのにピッタリの言葉があった気がする
とにかくこれが答えなんだね こんな仕打ちをするなんて
胸が締め付けられるほど苦しいよ
苦しまなきゃいけないのは君の方だろ?
なのに君は平気で,僕の方が苦しんでる
なにもかも奪って行ったくせに
それでもまだ足りないの?

もう出直すんだと誓ったし,じきにそれで報われるはずだった
彼女のことは諦めて,忘れてしまおうと思ってた

2人は合わない 付き合っても意味なんかない
だから,そこに何が書いてあるかだって,心の底では察しがついてる
なのにどうしても封が切れない 手紙を読む勇気がないんだ
まだ忘れられないから・・・

悔しいよ こんな手紙,すぐにも読んでやると思うのに
どうしても封が切れない 思いきれない

もう出直すんだと誓ったし,じきにそれで報われるはずだった
彼女のことは諦めて,忘れてしまおうと思ってた

2人は合わない 付き合っても意味なんかない
だから,そこに何が書いてあるかだって,心の底では察しがついてる
なのにどうしても封が切れない 手紙を読む勇気がないんだ

手紙はまだそこにある
僕に宛てて書いた手紙が・・・



追記:James Morrison本人によると,この曲,20~30分ほどでほとんど出来上がったそうです。そういうことってあるんですね。

6 件のコメント:

  1. はじめまして。James Morrison の歌が好きで、特に"If you don't wanna love me" は何度聞いても泣きそうになるのですが、この曲の歌詞がイマイチ理解できず、ネット上をさまよっていたらこちらにたどりつきました。今月はJames Morrison 強化月間ということで、すごく嬉しいです!よろしければ、"If you don't wanna love me"も取り上げていただけると幸いです。これからも拝見させていただきますね!

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  2. コメントありがとうございます。全国のJames Morrisonファンの皆様に冒頭で訴えた甲斐がありました。ご安心ください。候補に入っております。次回は別の曲を予定しておりましたが,事と次第によっては,急遽差し替えの可能性も否定できません。全てはpome様の「熱意」にかかっております。

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  3. 早速のご返信ありがとうございます!候補に入っているということで、大変嬉しいです。wounderful worldも好きな曲なので、歌詞の主人公の気持ちがよくわかって歌を聴くのがさらに楽しくなりました。私の英語レベルでは、意味の通る文章に訳すことができても、そこからストーリーを描くところまでは無理なので…。というわけで、楽しみにしています!よろしくお願いいたします。

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  4. こちらこそ早速のご返信ありがとうございます。pome様の「熱い思い」が確かに伝わって参りました。重責に身の引き締まる思いです。ご期待に背かぬよう鋭意努力いたしますので,ご覧になった折には,またご感想などお聞かせください。

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  5. こんなせつない歌だったんですね。全然わかってなかったです。詩がすばらしいです。3曲目にしてはっきりそれを感じます。言葉はシンプルなのに、状況とか気持ちを伝える絶妙な表現が選んであると思います。的確で美しい。なのに、複数の解釈を許す余地もあります。 ”Deep down I know that's the way it has to be so”という表現も、何が"that's the way"で、"it has to be so"なのか、いろいろ考えさせられます。私も考えてみたのですが、"that's the way"=「2人は合わない」という事実、で、"it has to be so"=「手紙に別れると書いてあること」かな、と。そうすると、結局、訳文は同じ感じになりそうです。 でも、忘れてない人を忘れるなんて不可能ですよね。勝手に流れていく(と思われる)自分の意識をコントロールすることなんて、できるんだろうかと思います。自分に甘い私としては、いろんな場面で、まさに”Deep down I know that's the way it has to be so. How come I still can't...” (...には様々な動詞が入る)でいっぱいの毎日をおくっているような気がします。

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    1. コメントありがとうございます。こういった地味な曲にも味があるのが彼の素晴らしい点だと思います。実はこのブログで最初にコメントがついたのが,James Morrisonの曲でした。それまでコメント欄などというものが存在することさえ知らなかった私にとって,コメントがついた喜びは非常に大きく,それ以来James Morrisonは私の中で特別なアーティストになりました。彼のLove Is Hardという曲があるのですがこの曲もなかなかで,最初に聴いた時には思わず笑ってしまいました。

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