2012年6月18日月曜日

Cooler Than Me マイク・ポスナー(Mike Posner)

歌詞には皮肉が効いています。最初は主人公が彼女に片思いしているのかと思うのですが,次第に皮肉っぽい感じに変わっていきます。そして歌詞の最後では,実は主人公は彼女にさほど関心があるわけではなく,見栄を張る彼女をバカにしているのだとわかります。
・・・と最初に曲を聴いた直後は思いました。しかし今は別のセンもあるとにらんでいます。すなわち,彼はは彼女にぞっこんなのですが,振り向いてもらえず,仕方なく「オレそんなに興味なかったし」的な態度を取っているのではなかろうか,と。
あるいは,彼は単にふざけてるだけなのかも。「できることはもう全部やった」らそれが功を奏して,彼女をゲットしたのかもしれません。それで彼女を「ものすごく自分に自信があって,こんなヤツじゃ相手にならないと思ってるんだから」とからかっているのですが,そうでないことはわかっていて,彼女が「そんなことないよ」と言ってくれるのもわかっています。面白い。
The lyrics are so sarcastic.  It starts as if the protagonist had a crash on the second person but he gradually changes his tone on her from a simple admiration of her into much sarcastic comments.  At the end of the lyrics, we know actually he is not very interested in her but mocks at her vanity.
This is what I thought of right after I heard the song but now I have a second thought.  I could be "sour grape" song.  He (the protagonist) does have a crash on her (the second person) in vain and he pretends he is not that into her.
Or he is just joking.  His tricks worked and she fell for him.  He is just teasing her saying, "You think you're cooler than me." and he knows she doesn't and would say, "Of course, not. baby"  Very interesting.
Cooler Than Me  (Mike Posner)
(Aaron Childs / Peter Lee Johnson cover)

[1:]If I could write you a song
And make you fall in love,
I would already have you up under my arm.
I used up all of my tricks,
I hope that you like this.
But you probably won't,
You think you're cooler than me.

[2:]
You got designer shades,
Just to hide your face and
You wear them around like,
You're cooler than me.
And you never say hey,
Or remember my name.
It's probably cause, you think you're cooler than me.

You got your high brow,
Shoes on your feet,
And you wear them around,
Like they ain't shit.
But you don't know,
The way that you look,
When your steps
Make
That
Much
Noise.

[3:]
Shh, I got you,
All figured out,
You need everyone's eyes just to feel seen.
Behind your make up
Nobody knows who you even are
Who do you think that you are?

[1]

[2]

You got your high brow,
Switch in your walk.
And you don't even look,
When you pass by.
But you don't know,
The way that you look,
When your steps
Make
That
Much
Noise.

[3]

Cause it sure seems.
Cause it sure seems
You got no doubt
That you got no doubt.
But we all seem
We all seem
We got your head
In the clouds

[1]

[2]

才能があって
グッとくるような曲が書けたら
今頃はこんなことなんか言ってないで
君を抱きしめてるはずだよね
出来ることならもう全部やったんだ
上手くいけばいいけど
たぶん望みはあんまりない
ものすごく自分に自信があって
こんなヤツじゃ相手にならないと思ってるんだから

表情を読まれたくなくて
デザイナーものの眼鏡をかけて
行く先々で
アンタなんかお呼びじゃないって態度を取ってる
挨拶さえしてくれないし
名前だって憶えてくれないのは
こんなヤツじゃ相手にならないと思ってるからだろ?

普通のスニーカーなんかじゃなく
よそいきの靴を履いて
その姿であちこちに現れては
こうすることに意味があるのよって顔してるけど
気づいてないだろ?
その靴を履いてると
歩くたびにうるさい音がするんだけど
その時周りに
どう見えてるかなんて

静かに そういうことね
わかったよ
とにかく注目されたいんだ
だってメイクなしのすっぴんじゃ
地味で全然目立たないから
自分を何様だと思ってんの?
勘違いもいいかげんにしなよ

才能があって
グッとくるような曲が書けたら
今頃はこんなことなんか言ってないで
君を抱きしめてるはずだよね
出来ることならもう全部やったんだ
上手くいけばいいけど
たぶん望みはあんまりない
ものすごく自分に自信があって
こんなヤツじゃ相手にならないと思ってるんだから

表情を読まれたくなくて
デザイナーものの眼鏡をかけて
行く先々で
アンタなんかお呼びじゃないって態度を取ってる
挨拶さえしてくれないし
名前だって憶えてくれないのは
こんなヤツじゃ相手にならないと思ってるからだろ?

気取って
歩き方まで変えてるし
すれちがっても
こっちをちらとも見ないけど
気づいてないだろ?
その靴を履いてると
歩くたびにうるさい音がするんだけど
その時周りに
どう見えてるかなんて

静かに そういうことね
わかったよ
とにかく注目されたいんだ
だってメイクなしのすっぴんじゃ
地味で全然目立たないから
自分を何様だと思ってんの?
勘違いもいいかげんにしなよ

だってそう見えるよ
本当だよ
信じてるんだろ?
心から自分はイケてるって
だけど周りが悪いんだよね
みんなで寄ってたかって
そう思わせちゃった
勘違いさせちゃったから

才能があって
グッとくるような曲が書けたら
今頃はこんなことなんか言ってないで
君を抱きしめてるはずだよね
出来ることならもう全部やったんだ
上手くいけばいいけど
たぶん望みはあんまりない
ものすごく自分に自信があって
こんなヤツじゃ相手にならないと思ってるんだから

表情を読まれたくなくて
デザイナーものの眼鏡をかけて
行く先々で
アンタなんかお呼びじゃないって態度を取ってる
挨拶さえしてくれないし
名前だって憶えてくれないのは
こんなヤツじゃ相手にならないと思ってるからだろ?

(補足)

日本語のサイトではマイク・ポスナーとなっていますが,ネイティヴの発音ではパズナーに近い感じです。

(余談)

カヴァーを歌っているAaron Childsの名前,Aaronはここ数十年に急速に増えた名前で,JustinやLiamと言った名前と同様,30代以下の世代に利用者の多いネットの世界で非常によく見かけます。


2 件のコメント:

  1. 来た来た来たw

    散々アーロンのを聞いてからマイクを聞き、最初は軽すぎる感じがしたのですが、どちらも全く別物としてなかなか楽しめました。
    内容的にはマイクの方がやはりマッチしているかなぁって思いました。
    聞いているだけでは格差恋愛の強がりかって感じですが、なるほど深読みがいくらでもできそうな、面白い歌詞ですよね。

    名前の件ですが、たまたま前に宗教的な名前のことで他の方と話していて、面白いサイトを見つけたのですよ。
    http://www.behindthename.com/names/usage/biblical  必然的にAaronが一番上でw 仰るとおり、アメリカで60年代から凄い勢いで増えてる名前なんですね。
    何カ国かグラフになっていて、国別の傾向分かるのが面白いですよ。

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    1. コメント並びに非常に興味深いサイトのご紹介,ありがとうございます。早速ブックマークいたしました。名前の件ですが,最近急に増えているのが,Calebという名前。本当に突然という感じで増えております。逆に激減しているのが,女性の名前ですがDeborahとう名前。確かに聞きません。日本と同様,アチラにも名前の流行というのはあるようで,それを知ると「人間基本は大して変わらないんだな」と思います。ただ日本の「難読名」(例えば,光宙と書いてぴかちゅう,音栖と書いてめろす)と異なり,アチラは表意文字なので読むのにはさほど苦労しないのが羨ましいところです。

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