しかしだからといって,これ以外の別の解釈を否定しているわけではありません。無論,相手が現実の人間である可能性もあります。人生では様々な人に遭遇します。希望や愛情が服を着ているような人,逆に最悪の場合には,悪意や悪徳を体現しているような人もいます。
したがって,この相手は,出会ったことで相手を成長させるような人なのかもしれません。ただ個人的には,ここでいうYOUは音楽だと思っています。
Who is the second person in the lyrics in the first place? I heard Mat Kearney is a devoted Christian. Considering this, the second person in the lyrics is supposed to be Jesus. Or could be music.
According to Wikipedia, in his college days, he traveled to Nashville, TN where he became attracted to the music. Yes, Nashville is east to Chico, California where the college he attended is located.
These two interpretations, however, do not exclude others. The second person could be a real person, of course. Sometimes in our lives, we meet someone who seems to epitomize something like hope or love, and in worst cases evil or vice.
So the second person could be someone who helps the protagonist (and us as well) grow up to be a better person. Personally, I think the second person is MUSIC.
Nothing Left To Lose (Mat Kearney)
The sky's alive with a burning light
You can mark my words something's about to break
And I found myself in a bitter fight
While I've held your hand through the darkest night
Don't know where you're coming from but you're coming soon
[bridge]
To a kid from Oregon by way of California
All of this is more than I've ever known or seen
[chorus]
Come on and we'll sing, like we were free
Push the pedal down watch the world around fly by us
Come on and we'll try, one last time
I'm off the floor one more time to find you
And here we go there's nothing left to choose
And here we go there's nothing left to lose
So I packed my car and I headed east
Where I felt your fire and a sweet release
There's a fire in these hills that's coming down
And I don't know much but I found you here
And I can not wait another year
Don't know where you're coming from but you're coming soon
[bridge]
[chorus]
I can still hear the trains out my window
From Hobart Street to here in Nashville
I can still smell the pomegranates grow
And I don't know how hard this wind will blow
Or where we'll go
[chorus]
From Hobart Street to here in Nashville
I can still smell the pomegranates grow
And I don't know how hard this wind will blow
Or where we'll go
[chorus]
今夜は何かが起こりそうだ
燃えるような光を浴びて,夜空が鮮やかに輝き出す
もうじき何かが始まるよ そう言ったことを忘れないで
燃えるような光を浴びて,夜空が鮮やかに輝き出す
もうじき何かが始まるよ そう言ったことを忘れないで
気が付いたら,本当に辛くて挫けそうだった
だけど,絶望に飲み込まれそうだったあの時も,差し伸べられたその手を握って耐えたんだ
どこからやって来るのかはわからない だけどもうじきやって来る
オレゴンを出てカリフォルニアの大学にいったこの子どもの元へ
こんなこと,経験したこともなかったし,考えたことさえなかったよ
ほら 歌って 悩みなんて忘れて
自転車のペダルを力一杯漕いで,スピードを出せば,周りの景色も飛び去っていく
あともう一度だけやってみよう
もう一回歩き出せば見つかるかも
こうなったら,とにかくやってみるしかない
たとえそれでダメでもいいじゃないか
だから荷造りをして,車で「東」を目指した
そしてそこでその「輝き」に触れ,ようやく自由になったんだ
丘の連なるその場所から,なにかの「輝き」がやってきた
自分でもよくはわかってないけど,とにかくそこで出会ったんだ
1年も待てないよ
どこからやって来るのかはわからない だけどもうじきやって来る
オレゴンを出てカリフォルニアの大学にいったこの子どもの元へ
こんなこと,経験したこともなかったし,考えたことさえなかったよ
ほら 歌って 悩みなんて忘れて
自転車のペダルを力一杯漕いで,スピードを出せば,周りの景色も飛び去っていく
あともう一度だけやってみよう
もう一回歩き出せば見つかるかも
だからとにかくやってみるしかない
たとえそれでダメでもいいじゃないか
今も窓の外を電車が走っている音が聞こえる カリフォルニアの大学の頃に聞いた音だ
大学のあるホバート・ストリートから,このテネシー州のナッシュビルまで響いてくる
ザクロの実が育つ匂いもする
運命は風のようなもの その力で人の人生を変えていく
その風のせいで,人生がどう変わるのかはわからないし
どんな結果になるかもわからない
だけどそれでも
ほら 歌って 悩みなんて忘れて
自転車のペダルを力一杯漕いで,スピードを出せば,周りの景色も飛び去っていく
あともう一度だけやってみよう
もう一回歩き出せば見つかるかも
こうなったら,とにかくやってみるしかない
たとえそれでダメでもいいじゃないか
(補足)
リード文で私は,YOU=音楽だと書きましたが,それにはいくつか理由があります。
①Nashvilleは盆地にあるらしいので,丘があっても不思議ではない。
②また,Wikipediaによると,彼はスポーツの奨学金で大学へ進学し,3年までは大学のフットボールチームに所属していたらしい。その頃にNashvilleへ旅行して,音楽に出会ったとすれば,もう1年待てない(=卒業)のも納得です。
③その一方で,文学専攻であった旨の記載はありますが,卒業したという記述がありません。
したがって,彼が大学を中退して,アーティストへの道を歩み始めたと考えるのが,最も合理的かつ説得力があります。これがYOU=音楽説を支持する理由です。
また,Wikipediaによると,Mat Kearneyはオレゴン州の出身で,カリフォルニア州立大学で文学専攻だったらしい。海外サイトの情報によると,彼の通っていた街Chicoには鉄道が走っており,大学のある地域では電車が通過する音が一日中聞こえるそうです。さらに,現在の彼はテネシー州のNashville在住。それらを考え合わせると,この曲は彼にとって自叙伝のようなものなのかもしれません。
(余談)
個人的には,最後の電車やザクロが出てくる箇所がこの曲の白眉だと思っています。あくまでも私個人の解釈に過ぎませんが,運命を風に,過去を電車の音やザクロの匂いたとえるセンスが素晴らしい。その音や匂いが漂ってくるような瑞々しさを感じます。
*Wikipediaにあった,footballという単語を見て,即座にサッカーと置き換えてしまった私ですが,これはアメリカの話。アメリカン・フットボールの方ですね。おそらく。
大学のあるホバート・ストリートから,このテネシー州のナッシュビルまで響いてくる
ザクロの実が育つ匂いもする
運命は風のようなもの その力で人の人生を変えていく
その風のせいで,人生がどう変わるのかはわからないし
どんな結果になるかもわからない
だけどそれでも
ほら 歌って 悩みなんて忘れて
自転車のペダルを力一杯漕いで,スピードを出せば,周りの景色も飛び去っていく
あともう一度だけやってみよう
もう一回歩き出せば見つかるかも
こうなったら,とにかくやってみるしかない
たとえそれでダメでもいいじゃないか
(補足)
リード文で私は,YOU=音楽だと書きましたが,それにはいくつか理由があります。
①Nashvilleは盆地にあるらしいので,丘があっても不思議ではない。
②また,Wikipediaによると,彼はスポーツの奨学金で大学へ進学し,3年までは大学のフットボールチームに所属していたらしい。その頃にNashvilleへ旅行して,音楽に出会ったとすれば,もう1年待てない(=卒業)のも納得です。
③その一方で,文学専攻であった旨の記載はありますが,卒業したという記述がありません。
したがって,彼が大学を中退して,アーティストへの道を歩み始めたと考えるのが,最も合理的かつ説得力があります。これがYOU=音楽説を支持する理由です。
また,Wikipediaによると,Mat Kearneyはオレゴン州の出身で,カリフォルニア州立大学で文学専攻だったらしい。海外サイトの情報によると,彼の通っていた街Chicoには鉄道が走っており,大学のある地域では電車が通過する音が一日中聞こえるそうです。さらに,現在の彼はテネシー州のNashville在住。それらを考え合わせると,この曲は彼にとって自叙伝のようなものなのかもしれません。
(余談)
個人的には,最後の電車やザクロが出てくる箇所がこの曲の白眉だと思っています。あくまでも私個人の解釈に過ぎませんが,運命を風に,過去を電車の音やザクロの匂いたとえるセンスが素晴らしい。その音や匂いが漂ってくるような瑞々しさを感じます。
*Wikipediaにあった,footballという単語を見て,即座にサッカーと置き換えてしまった私ですが,これはアメリカの話。アメリカン・フットボールの方ですね。おそらく。
うん、おっしゃる通りですね。これ、音楽のことかも、そうわかったとたん、なんだそのまんまじゃないか、という感じがしてしまいます。が、電車とザクロのパートで、一挙に全体の捉え方が変わってこの歌が形になる(ような気がする)。
返信削除ざくろ、pomegranate、というんですね。どんな匂いなんだろう?自分の中で大切な時間が、匂いとか音とかと一緒に思い出されるように、そんな風に生きていきたいな、と思います。
コメントありがとうございます。このYOU=音楽説を思い当るまでは大変でした。Mat Kearneyの曲については海外の歌詞サイトでもこれといった解釈が見当たらないことが少なくありません。この音楽説も私の独自の解釈です。
削除実は電車とザクロの箇所は,投稿する前日までそのままの訳でした。風が運命を,音と匂いが過去を表しているのではと気がついたのは前日の夜。幸運なことにギリギリのところで「精霊」のお導きがありました。今改めて考えてみると,風も音も匂いもすべて「形のないもの」ですね。
行き詰まって、でも、音楽でやっていくことを心に決めた。その運命の分かれ道の時のことを、前半はそのまま丁寧になぞっているんですよね。でも電車とザクロのところで、視点が現在の自分になって、決断の時を象徴化して未来につなげている・・・。もう、どう考えてもそれで正しい気がします。
返信削除しかし、私がしばらくここで足踏みしている間に、ブログはどんどん先に規則的に更新されていって。えええ?と思います。私はここに提供されているものを読んだり聞いたりして考えているだけですが、結構考えるのにも時間がかかります。確かに元々、頭の回転が素早い方ではないですが、それでも・・・。選曲も調べものも訳出もされてますよね。しかも、考えなきゃだめな曲がほとんどで。「精霊」だってそう都合良く現れてくれないと思う。なぜ毎日このペースで更新ができるんだろう。もしや、vestigeさんとは、何かのグループなのでは?
コメントありがとうございます。何かのグループであればどれほど楽であったかと思いますが,ここ本館・別館とも私一人で運営(?)しております。ために,本館を始めて以来,ほとんど他に何も出来なくなりました。
削除また,思いつきで毎日更新にしたものの,続かなければそれまでというスタンスだったのですが,幸か不幸かここまで続いてしまったため,今では自分でも更新しないと落ち着かなくなってしまい,現在に至っております。