ところで,この曲It's Timeの制作過程について,Dan Reynolds(ドラム・ヴォーカル)は次のように語っています:
この曲は大変な時期に書いた。大学を中退した頃,自分のPCの前に座っていたら,このリズムが思い浮かんで,気が付いたら歌詞も書けてた。何かすごいものができたって気がした。これを踏まえると,歌詞に登場する主人公はDan Reynoldsその人であると言って差し支えないでしょう。人生の岐路に立っている人に贈ります。「「天国」へ続くその道は,先の見えない地獄から延びているものなんだ」
Wikipedia says Imagine Dragons is an indie rock band based on Las Vegas, Nevada. The name is an anagram of "Gonad Migrains"their original name. As for the writing process of this song, Dan Reynold told as follows:
"I wrote it during a very hard time in my life. I had dropped out of college, and I was just sitting down at my computer, and I came up with this rhythm. And the words just wrote themselves. I knew I had something special coming."Knowing this, it's safe to assume that the protagonist in the lyrics is Dan Reynolds himself.
To those who are now at the crossroad of their lives. "the path that heaven runs through miles of clouded hell"
It's Time (Imagine Dragons)
And now it's time to build from the bottom of the pit right to the top,
Don't hold back
Packing my bags and giving the academy a rain check
I don't ever want to let you down
I don't ever want to leave this town
'Cause after all
This city never sleeps at night...
It's time to begin, isn't it?
I get a little bit bigger, but then,
I'll admit, I'm just the same as I was
Now don't you understand
That I'm never changing who I am?
So this is where you fell, and I am left to sell
the path that heaven runs through miles of clouded hell,
right to the top
Don't look back
Turning to rags and give the commodities a rain check
I don't ever want to let you down
I don't ever want to leave this town
'Cause after all
This city never sleeps at night...
It's time to begin, isn't it?
I get a little bit bigger, but then,
I'll admit, I'm just the same as I was
Now don't you understand
That I'm never changing who I am?
It's time to begin, isn't it?
I get a little bit bigger, but then,
I'll admit, I'm just the same as I was
Now don't you understand
That I'm never changing who I am?
This road never looked so lonely,
This house doesn't burn down slowly,
to ashes, to ashes...
It's time to begin, isn't it?
I get a little bit bigger, but then,
I'll admit, I'm just the same as I was
Now don't you understand
That I'm never changing who I am?
It's time to begin, isn't it?
I get a little bit bigger, but then,
I'll admit, I'm just the same as I was
Now don't you understand
That I'm never changing who I am?
(自己との対話編)
つまりこういうことなんだな お前の言ってた「疲れ切った」ってことは
だから今がその時期なんだよ また天辺を目指して,どん底から這い上がっていけばいい
ためらう必要なんかないぞ
さっさとその荷物をまとめて,大学にはしばらく考えるとでも言っとけよ
ためらう必要なんかないぞ
さっさとその荷物をまとめて,大学にはしばらく考えるとでも言っとけよ
がっかりさせるつもりもないし
この街を離れるつもりもない
だって結局のところ
この街ラス・ヴェガスは夜も眠らない
チャンスに溢れた街だから
そろそろ歩き出す時期だよな?
チャンスに溢れた街だから
そろそろ歩き出す時期だよな?
前よりは少しは大人になったけど
それでも別の人間になったわけじゃない 中身は昔のままなんだ
わかるだろ?
本当の自分は何があっても変わらない
変えるつもりもないってことが
変えるつもりもないってことが
それで今はこの状態だ もう頼れるものは自分しかないけど
「天国」へ続くその道は,先の見えない地獄から延びているものなんだ
遥か彼方の「天国」まで一直線に続く道
だから決して振り返るな
苦労なんかに負けちゃダメだ
普通の無難な生活なんて
今は考えなくてもいい
普通の無難な生活なんて
今は考えなくてもいい
がっかりさせるつもりもないし
この街を離れるつもりもない
この街を離れるつもりもない
だって結局のところ
この街ラス・ヴェガスは夜も眠らない
チャンスに溢れた街だから
チャンスに溢れた街だから
だけどそろそろ歩き出す時期だよな?
前よりは少しは大人になったけど
それでも別の人間になったわけじゃない 中身は昔のままなんだ
わかるだろ?
本当の自分は何があっても変わらない
変えるつもりもないってことが
変えるつもりもないってことが
だけどそろそろ歩き出す時期だよな?
前よりは少しは大人になったけど
それでも別の人間になったわけじゃない 中身は昔のままなんだ
わかるだろ?
本当の自分は何があっても変わらない
変えるつもりもないってことが
変えるつもりもないってことが
これからこの道を行くと思うと,心細くて不安になるけど
そうしなきゃここでゆっくり燃え尽きて,灰になってゆくしかない
だけどそれはイヤなんだ
だからそろそろ歩き出す時期だよな?
前よりは少しは大人になったけど
それでも別の人間になったわけじゃない 中身は昔のままなんだ
わかるだろ?
本当の自分は何があっても変わらない
変えるつもりもないってことが
変えるつもりもないってことが
そろそろ歩き出さなきゃいけないんだ
前よりは少しは大人になったけど
それでも別の人間になったわけじゃない 中身は昔のままなんだ
わかるだろ?
本当の自分は何があっても変わらない
変えるつもりもないってことが
(余談)
バンドの曲を聴く場合,どの楽器に注目するかは人それぞれで,おそらく最大派閥はギター派でしょうが,私の場合,曲の好き嫌いにドラムパートがかなり影響します。
この曲,作ったDan Reynoldsがリード文でも述べているように,リズムが大変印象的です。おそらく彼がドラマーだからなのではないでしょうか。クールなリズムやドラムには滅法弱い私なので,聴いた瞬間すぐに引っかかってしまいました。ちょっとオタクっぽい感じも面白そうなので,今後もう1曲くらい本館で取り上げるかもしれません。
それにしても,何の予備知識もないのに,私が「引っかかる」アーティストには妙な共通点があります。
①絵心がある
②ドラムが叩ける
①を満たしているのがJames MorrisonとBrett Dennen,②を満たしているのが,我が師匠Adam Levine,そして①②の両方を満たしているのがGotyeです。音に色がついているわけでもないのに(いや私の場合好きな音には色がついているんですが)不思議です。ただの勘ですが,我が師匠はなんとなく絵心もありそうです。
追記(2013/10/04)変えるつもりもないってことが
(余談)
バンドの曲を聴く場合,どの楽器に注目するかは人それぞれで,おそらく最大派閥はギター派でしょうが,私の場合,曲の好き嫌いにドラムパートがかなり影響します。
この曲,作ったDan Reynoldsがリード文でも述べているように,リズムが大変印象的です。おそらく彼がドラマーだからなのではないでしょうか。クールなリズムやドラムには滅法弱い私なので,聴いた瞬間すぐに引っかかってしまいました。ちょっとオタクっぽい感じも面白そうなので,今後もう1曲くらい本館で取り上げるかもしれません。
それにしても,何の予備知識もないのに,私が「引っかかる」アーティストには妙な共通点があります。
①絵心がある
②ドラムが叩ける
①を満たしているのがJames MorrisonとBrett Dennen,②を満たしているのが,我が師匠Adam Levine,そして①②の両方を満たしているのがGotyeです。音に色がついているわけでもないのに(いや私の場合好きな音には色がついているんですが)不思議です。ただの勘ですが,我が師匠はなんとなく絵心もありそうです。
訳文について匿名様からご指摘をいただきました。ただ匿名様にはお返事を差し上げない旨お伝えしているのでこちらで対応いたします。
さて,この曲を和訳した当時,歌詞は主人公の自分自身との対話であり,お前と相手に呼びかけてはいるものの,それはすなわち主人公自身に他ならないと考えていました。要するに主人公が自分自身に言い聞かせている状態です。
しかし,ご指摘に基づいて見直してみると,確かに歌詞に登場する相手を主人公以外の人間(例えば両親)と考えることもできるので,今回その解釈にしたがって別のヴァージョンの訳文を作り,以下に追加いたしました。(ただこの場合,packing my bagは両親がやっているように思えます。)
(両親に説明編)
つまりこういうことなんだな お前の言ってた「疲れ切った」ってことは
だから今がその時期なんだよ また天辺を目指して,どん底から這い上がっていけばいい
ためらう必要なんかないんだ
だから荷物をまとめて,大学にはしばらく考えるとでも言ってくれよ
がっかりさせるつもりもないし
この街を離れるつもりもない
だって結局のところ
この街ラス・ヴェガスは夜も眠らない
チャンスに溢れた街だから
そろそろ歩き出す時期だよな?
前よりは少しは大人になったけど
それでも別の人間になったわけじゃない 中身は昔のままなんだ
わかるだろ?
俺って人間は変えられないし
変わるつもりもないってことが
それで今はこの状態だ もう頼れるものは自分しかないけど
「天国」へ続くその道は,先の見えない地獄から延びているものなんだ
遥か彼方の「天国」まで一直線に続く道
だから決して振り返るな
貧乏暮しも気にするな
普通の無難な生活なんて
今は考えなくてもいい
がっかりさせるつもりもないし
この街を離れるつもりもない
だって結局のところ
この街ラス・ヴェガスは夜も眠らない
チャンスに溢れた街だから
だけどそろそろ歩き出す時期だよな?
前よりは少しは大人になったけど
それでも別の人間になったわけじゃない 中身は昔のままなんだ
わかるだろ?
俺って人間は変えられないし
変わるつもりもないってことが
だけどそろそろ歩き出す時期だよな?
前よりは少しは大人になったけど
それでも別の人間になったわけじゃない 中身は昔のままなんだ
わかるだろ?
俺って人間は変えられないし
変わるつもりもないってことが
これからこの道を行くと思うと,心細くて不安になるけど
そうしなきゃここでゆっくり燃え尽きて,灰になってゆくしかない
だけどそれはイヤなんだ
だからそろそろ歩き出す時期だよな?
前よりは少しは大人になったけど
それでも別の人間になったわけじゃない 中身は昔のままなんだ
わかるだろ?
俺って人間は変えられないし
変わるつもりもないってことが
そろそろ歩き出さなきゃいけないんだ
前よりは少しは大人になったけど
それでも別の人間になったわけじゃない 中身は昔のままなんだ
わかるだろ?
俺って人間は変えられないし
変わるつもりもないってことが
自分の好きなジャンルとはまたちょっと違うのですが
返信削除vestigeさん仰る通りクールなリズムですね、気に入りました。
ちなみに僕はアコギ、あるいはベースのパートが格好良いとグッと来ます。
コメントありがとうございます。どらもん様のストライク・ゾーンはギターとベースですか。個人的にはリズム・パートに弱いので,ベースラインがクールだとやはりグッと来ます。最近聴いた中で,Linkin ParkのIn My Remainsはドラム・ラインが非常にクールで,ために3日間ヘビロテ状態でした。
削除余談でおっしゃっている通り、この曲はリズムにつかまれてしまうと思います。Queen の We Will Rock You みたいな感じ。リード文の、ボーカルの方のコメントからしても、人を惹き付けるシンプルなリズムが見つかると、それだけで、1曲仕上がるということなんでしょうね。楽器の演奏はできない私ですが、確かにリズムに合わせて、何か(手とか棒とか)打ち鳴らすのって、純粋に楽しいものだと思います。私たちの体の中で常に心臓がビートを刻んでいるからなんでしょうか。この方々はインディーズ・ロック、という括りなんですね。インディーズ、と聞くと、この歌詞の通り、人生の岐路を乗り越えたんだろうな、と想像がふくらみます。プロの音楽家になるという選択肢を取る。この決断のエネルギーを思うと、それだけで曲の1つや2つ生まれて当然のような気がします。
返信削除コメントありがとうございます。以前どこかでロックは心拍数を上げるので,安全運転のために運転中はなるべく聴かない方がいいという話を聞いたことがございますが,それはすなわちビートというものが我々の体に生理的に影響するということなのかもしれません。
削除さて,リズムが印象的なこの曲ですが,それだけでなく,歌詞の内容も非常にポジティヴな感じがします。なかでも個人的に一番心惹かれるのが「天国」へ続くその道は,先の見えない地獄から延びているものなんだ」という箇所です。
「こうすれば必ず成功する」ということが最初からわかっていて物事を始める人は,たとえいたとしてもごく僅か。大半の人間は,先の見えない状態から,これでいいのかと常に不安を抱えながら手探りで歩き出すものですが,それだけに,そうして歩き続けていれば,いつかは何かが見えてくるというこの曲のメッセージに大変励まされます。
そしておそらくこのメッセージがあったからこそ,より一層強く人の心を打ったのではないでしょうか。
普段ロック系の音楽はそんなに聞かないのですが、imagine dragons のdemonsから、この曲にたどり着きました。おそらく有名なのはこちらの方でしょうが‥
返信削除何よりもdemonsのpvにある最後に少年が出てくるライブの場面が印象的です。vestigeさんが仰るようにガンで亡くなったその少年も天国へ続く~のフレーズに励まされていたようですね。
音楽に詳しい方ではないので、なんとも言えないのですが、日本のバンドで言えば、歌や歌詞の雰囲気が初期のbump of chickenに似ていると感じました。なんとなく‥まぁ私がただbumpファンだったというのもありますが。笑
ホントに苦労を知っていて、そこから這い上がってきた感じがするので好きです、この方々(^^)
コメントありがとうございます。aya様以上に音楽に詳しくないので,お話しのbump of chickenの曲はわかりませんが,バンドの名前だけは存じております。ただ雰囲気でgoose bumps(鳥肌)と覚えてしまったために,何度か恥をかいてしまいました。
削除それはともかく,このthe path that heaven runs through miles of, clouded hell,right to the topの下りは何度聴いても励まされます。
packing my bags は、主人公自身が荷物をまとめる、という意味
返信削除あとspentは叙述用法。
このブログ応援してます。
返信削除温かいお言葉ありがとうございます。これまで本館を続けてこられたのも,そのように仰ってくださるKaito Umeboshiのような方がおいでになればこそ。どうか今後もよろしくお願いいたします。
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