2014年8月9日土曜日

Another Star スティーヴィー・ワンダー (Stevie Wonder)

歌詞に登場する「星」「光」は恋愛対象となる人物を表しています。「歌」や「メロディ」もまた然り。この曲,曲調は華やかなのですが,歌詞の内容はかなり悲しく,主人公が別れた相手に対して抱き続けている報われない想いがテーマです。
In the lyrics, words like 'star' and 'light' represent someone's love interest as well as 'song' and 'melody'.  Although the tune sounds gorgeous, the lyrics are pretty sad.  It's about an unrequited love which the protagonist keeps feeling for the second person after their breakup.  
Another Star  (Stevie Wonder)
For you there might be brighter star
But through my eyes the light of you it's all I see
For you there might be another song
But all my heart can hear is your melody

So long ago my heart without demanding
Informed me that no other love could do
But listen did I not though understanding
Fell in love with one who would break my heart in two

For you love might bring a toast of wine
But which each sparkle know the best for you I pray
For you love might be for you to find
But I will celebrate our love of yesterday

So long ago my heart without demanding
Informed me that no other love could do
But listen did I not though understanding
Fell in love with one who would break my heart in two

For you there might be brighter star
But through my eyes the light of you it's all I see
For you there might be another song
But in my heart your melody will stay with me

お前なら
もっと派手でカッコイイ
そんなやつにも会えるだろうけど
今の俺に見えるのは
お前の姿だけなんだ
お前なら
また誰かを好きになったり
できるのかもしれないけど
俺の心に響いてくるのは
お前だけしかいないんだ

ずっと昔心の奥で
他の人じゃダメだって
気付いてたハズなのに
それでも本当はわかってなかった
その人を好きになったら
心がズタズタになるような
辛い思いをするってことが

お前には恋なんて
乾杯で飲むシャンパンみたいに *
気楽で華やかな
出来事かもしれないけど
その相手になるヤツが
お前を大事にしてくれる
マトモなヤツであるように
俺はここで祈ってるよ
お前なら
他のヤツと恋だって
またできるのかもしれないけど
でも俺はこれからも
2人の思い出を大事にするよ

ずっと昔心の奥で
他の人じゃダメだって
気付いてたハズなのに
それでも本当はわかってなかった
その人を好きになったら
心がズタズタになるような
辛い思いをするってことが

お前なら
もっと派手でカッコイイ
そんなやつにも会えるだろうけど
今の俺に見えるのは
お前の姿だけなんだ
お前なら
また誰かを好きになったり
できるのかもしれないけど
俺はこれからも
お前を想いつづけるよ

(補足)

* 英語歌詞ではwineですが,その後にsparkleという単語があるため,シャンパンのことではないかと思われます。(フランスのシャンパーニュ地方で作られたもの以外はシャンパンを名乗ってはいけないので,英語ではそれ以外のいわゆる「シャンパン」を称してsparkling wineと呼ぶためです。)

(余談)

今回この曲を初めて知ったのですがとにかくクールです。ただ歌詞に関しては,ライミング(韻)にこだわったためか,多少強引ではないかと思われる箇所もあります。

例えばBut listen did I not though understandingの箇所。おそらく倒置と強調構文なのでしょうが,一読しただけでは意味が取りにくく,高校時代の私であったなら途方に暮れていたことは間違いないところですし,正直に言えば,今現在も一体どういう文法的構成でこの文章が成立しているのか確信は持てませんが,前後の文脈と歌詞の内容から考えて訳文のような意味ではないかと推察しました。

ところでこの曲,メタファーを多用しているのでそれをなるべく具体的にしようとするとどうしても上記のような訳文になってしまいます。ただ歌詞のメタファーをメタファーとして味わいたいと仰る方のために,この後に直訳に近い訳もつけておきます。こちらの方がロマンティックだとお考えの方もおいでになるかもしれません。

(直訳風)

お前には
もっと明るい星だって
この世にあるかもしれないけど
この目に入ってくるのは
その人の光だけなんだ
お前には
もっと他の歌だって
この世にあるかもしれないけど
このハートに聞えてくるのは
お前のメロディだけなんだ

ずっと昔
このハートが
頼みもしないのに
教えてくれたことがある
他の恋じゃダメだって
その言葉は聞いてたけど
本当にわかってなかったから
ハートが2つにさけるほど
ひどい仕打ちをするような
やつを好きになったんだ

お前には
恋をするっていうことは
乾杯のシャンパンが
もらえるってことだろうけど
その泡のひとつひとつが
お前のために
一番いいことをわかってる
どうかそうであってくれって
俺はそう祈ってる
お前には恋なんて
すぐに見つかるものだろうけど
でも俺は
2人の過去の思い出を
これから大事にしていくよ

ずっと昔
このハートが
頼みもしないのに
教えてくれたことがある
他の恋じゃダメだって
その言葉は聞いてたけど
本当にわかってなかったから
ハートが2つにさけるほど
ひどい仕打ちをするような
やつを好きになったんだ

お前には
もっと明るい星だって
この世にあるかもしれないけど
この目に入ってくるのは
その人の光だけなんだ
お前には
もっと他の歌だって
この世にあるかもしれないけど
この心の中ではこれからも
お前のメロディが
消えずにずっと残るんだ

2 件のコメント:

  1. この曲、大好きな曲なんです。訳してくださってありがとうございます。
    こんなにも切ない歌詞だったなんて、、、曲調からは思いもしませんでした。
    個人的に今の心境と重なるところがあって、目頭が熱くなりました。

    オリジナルのスティービーのいいですけど、元Sister SledgeのKathy Sledgeが歌ったカバーバージョンもイイですよ。当時クラブでよくかかってました。

    https://www.youtube.com/watch?v=OX5uW69HMkU

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    1. コメントありがとうございます。Kathy Sledgeによるカヴァーは,いかにも90年代といった感じの華やかなカヴァーで大変に楽しめました。ご紹介ありがとうございました。

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