2014年11月29日土曜日

Beat It マイケル・ジャクソン (Michael Jackson)

自分ではMichael Jacksonの素晴らしさは十分わかっているつもりでしたが,実はそうではなかったと先日気づきました。 歌詞を見たことがなかったので,この曲はライヴァルと戦って相手を倒せという内容だと思っていたのですが,実際は全く違っていて,むしろケンカのような子供っぽい真似は止め,大人になって行動しろという内容でした。暴力では何も解決しないので頭を使えということですね。
I thought I fully appreciated Michael Jackson but I realized actually I didn't the other day.  Having not taking a look at the lyrics, I took the song completely wrong, thinking it's about fighting and defeating your rivals.  No, it's nothing like that.  The song is rather telling you to stop fighting and grow up and act like an adult not a child.  Use your head instead because violence solves nothing.
Beat It  (Michael Jackson)
[1st Verse]
They Told Him Don't You Ever Come Around Here
Don't Wanna See Your Face, You Better Disappear
The Fire's In Their Eyes And Their Words Are Really Clear
So Beat It, Just Beat It

[2nd Verse]
You Better Run, You Better Do What You Can
Don't Wanna See No Blood, Don't Be A Macho Man
You Wanna Be Tough, Better Do What You Can
So Beat It, But You Wanna Be Bad

[Chorus]
Just Beat It, Beat It, Beat It, Beat It
No One Wants To Be Defeated
Showin' How Funky Strong Is Your Fight
It Doesn't Matter Who's Wrong Or Right
Just Beat It, Beat It
Just Beat It, Beat It
Just Beat It, Beat It
Just Beat It, Beat It

[3rd Verse]
They're Out To Get You, Better Leave While You Can
Don't Wanna Be A Boy, You Wanna Be A Man
You Wanna Stay Alive, Better Do What You Can
So Beat It, Just Beat It

[4th Verse]
You Have To Show Them That You're Really Not Scared
You're Playin' With Your Life, This Ain't No Truth Or Dare
They'll Kick You, Then They Beat You,
Then They'll Tell You It's Fair
So Beat It, But You Wanna Be Bad

[Chorus]
Just Beat It, Beat It, Beat It, Beat It
No One Wants To Be Defeated
Showin' How Funky Strong Is Your Fight
It Doesn't Matter Who's Wrong Or Right

[Chorus]
Just Beat It, Beat It, Beat It, Beat It
No One Wants To Be Defeated
Showin' How Funky Strong Is Your Fight
It Doesn't Matter Who's Wrong Or Right
Just Beat It, Beat It, Beat It, Beat It, Beat It

[1st Verse]
あいつらに言われたろ?
ここらをウロチョロすんじゃねえ
てめえの顔は見たくねえ
さっさとどっかへ行けってな
あいつらの目を見たら
カッカ来てんのがわかるだろ?
言いたいことはハッキリしてる
だからさっさと手を引いて
とにかくここから逃げるんだ

[2nd Verse]
とにかく急げよ
余計なことは考えず
自分にできることをしろ
血を見るなんてイヤだろう?
だったらマッチョなフリするな
手強いとこを見せたくても
ヘタな小細工なんかはしないで
自分にできることをやれ
とにかくここから逃げるんだ
なのにカッコがつけたいんだな

[Chorus]
とにかくここから逃げるんだ
さっさと姿をくらませよ
やられるなんてイヤだろう?
ヤバいほど強いヤツだって
教えてやるのがお前の仕事だ
おかしいのがどっちかなんて
そんなことはどうでもいい
ここでさっさと手を引いて
とにかくここから逃げ出せよ
ケンカなんか止めておけ
さっさとここから逃げ出せよ

[3rd Verse]
あいつらは
もうお前を探してる
だから手遅れになる前に
さっさとここから逃げておけ
コドモ扱いはイヤだろう?
だったら大人の男になれよ
自分の命が惜しいなら
ヘタな小細工なんかはしないで
自分にできることをやれ
だからさっさと手を引いて
とにかくここから逃げるんだ

[4th Verse]
あいつらに
別にビビってないってことを
教えてやらなきゃダメだって
そう思っているんだろ?
だけどそうやって
お前は命をオモチャにしてる
王様ゲームじゃないんだぞ
あいつらは
お前をすっかりボコボコにして
自業自得って言うだけだ
だからさっさと手を引いて
とにかくここから逃げるんだ

[Chorus]
とにかくここから逃げるんだ
さっさと姿をくらませよ
やられるなんてイヤだろう?
ヤバいほど強いヤツだって
教えてやるのがお前の仕事だ
おかしいのがどっちかなんて
そんなことはどうでもいい

[Chorus]
とにかくここから逃げるんだ
さっさと姿をくらませよ
やられるなんてイヤだろう?
ヤバいほど強いヤツだって
教えてやるのがお前の仕事だ
おかしいのがどっちかなんて
そんなことはどうでもいい
ここでさっさと手を引いて
とにかくここから逃げ出せよ
ケンカなんか止めておけ
さっさとここから逃げ出せよ

(余談)

なにしろbeat itです。直訳すれば「それを叩け」ではありませんか。ネイティヴやバイリンガルならいざ知らず,純国産の私が誤解したのも無理からぬところでありましょう。

とはいうものの,仮に「(敵に)勝つ」「(競争相手などを)打ち負かす,やっつける」などの意味でbeatという動詞を使っているのであれば,beatの後に来るのは ITではなく,むしろbeat THEM upであるはずなので,その点を見逃している辺りが「純国産」の詰めの甘さなのかもしれません。

それはともかく,この曲が素晴らしいのは「(敵に)勝つ」「(競争相手などを)打ち負かす,やっつける」などの意味を持つbeatという動詞を,「急いで逃げる」という意味のbeat itというイディオムで使うことで「暴力では何も解決しない」という正反対のメッセージを打ち出している点でしょう。

ミュージック・ヴィデオも前半はWest Side StoryのSharksとJetsを思わせるギャング同士の抗争を描いているため,ネイティヴやバイリンガルで,beat itという表現を知っていなければ,敵と争って勝てといっているように思えるのですが,後半Michael Jacksonが登場して仲裁に入ると抗争は沈静化します。

この技巧!またhere-disappear-clear,can-man-can,beat it-defeated,fight-right,scared-dare-fairなど歌詞の押韻 (rhyming)が見事な点も見逃せません。

ミュージック・ヴィデオ,ダンス,曲,歌詞と全てが完璧に出来上がったまごうかたなき名曲だと思います。

2 件のコメント:

  1. そうでしたか・・・。私もずっと、相手を打ち負かせ、というケンカの曲だとばかり思っていました。ビリー・ジーンの時もそうでしたが、全然わからずに聴いていたんですよね・・・。しかも何十年も。歌声からも、物腰からも、マイケル自身マッチョなイメージは全然ないのに、この曲やBadなんか、ワルイな~と思ってたら、やっぱり全然逆のメッセージだったんですね。なんだか納得です。
     この曲は当時の私にとっては、あの「タ~ララララン、タ~ララン」という印象的なギターのリフと、ヴァン・ヘイレンのギターソロと、ワルそ~なお兄さん達を後ろに従えて踊る、クールなビデオ、それですべてで、それだけでももう、ドキドキでした。A面がスリラーで終わって、B面がこの曲でスタートする、というアルバムの流れも完璧でした。(今、そういう楽しみ方が無いのが寂しいです)改めて詩を読んで、何度でもビデオを見て、さすがの名作ぶりに感無量です。楽しい時間をありがとうございました。

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    1. コメントありがとうございます。おそらく多くの方が同じようにお考えだったと思います。King of Popと呼ばれるMJですが,今回この曲でその凄さを改めて実感いたしました。

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