2015年3月11日水曜日

Conqueror エステル (Estelle)

私の中では「conqueror(征服者)」という言葉は,かつて西へ向かって船出し,到着したアメリカで驚くほど短い間にインカ帝国を滅亡させてしまった「コンキスタドール(conquistador(es)」と密接に結びついています。そのため最初にタイトルを見た時には,コンキスタドールとインカ人のそれと同様に,当事者2人の一方が他方を操り虐待する歪んだ関係を歌ったものだと思っていましたが,実際にはそうではなく,人生の最悪の時にあっても諦めない強い人間を歌ったものです。
In my mind, the word 'conqueror' is closely associated with 'conquistador(es)' who sailed west to America and destroyed the Inca Empire in a surprisingly short period of time.  So seeing the title, I first thought the song's about an unhealthy relationship in which one of two people abuses and manipulates the other as if they're the 'conquistador' to the Inca people .  However, that's not what the song's about.  It's about a person who never gives up even in the toughest time of their lives.
Conqueror  (Estelle)
Life is like a big merry-go-round
You're up and then down,
Going in circles tryina to get to where you are
Everybody's been cutting you out
Where are they now?
Sitting in the same old place,
Just faces in the crowd
We all make mistakes
You might fall on your face,
but you gotta get up!

CHORUS:
I'd rather stand tall
Than live on my knees,
'Cause I'm a conqueror
And I won't accept defeat
Try telling me no,
One thing about me
Is I am a conqueror
I am a conqueror
Ooh oh

Got a vision that no one else sees,
Lot of dirty work, roll up your sleeves
Remember there's a war out there,
So come prepared to fight!
You never know wherever the road leads you
Not everyone's gonna believe you
Even though they're wrong, don't prove them right

CHORUS:
I'd rather stand tall
Then live on my knees
'Cause I am a conqueror
And I won't accept defeat
Try telling me no,
One thing about me
Is I am a conqueror
I am a conqueror
Ooh oh

I am a conqueror!

We all make mistakes
You might fall on your face,
but you gotta get up!
We all make mistakes
You might fall on your face,
Don't ever give up!

CHORUS:
I'd rather stand tall
Then live on my knees
'Cause I am a conqueror
And I won't accept defeat
Try telling me no,
One thing about me
Is I am a conqueror
I am a conqueror
Ooh oh

I am a conqueror

We all make mistakes
You might fall on your face,
But I am a conqueror!

まるで人生は
大きな回転木馬みたい
上がったり下がったり
いい時も悪い時もある
ぐるぐると
堂々巡りを繰り返し
それでも必死に頑張って
どうにか今の自分があるの
今までは周りから
仲間外れにされてきたけど
そいつら今はどうしてる?
あそこから
一歩も成長しないまま
つまらない
その他大勢になってるよ
人間なら誰だって
失敗するのが当たり前
バッタリ顔から倒れるような
格好悪い結果になっても
そこからまた立ち上がれ!

CHORUS:
堂々と
胸を張って生きるんだ
何かに負けて諦めて
へたりこんで生きたくない
だって自分には
「打ち勝つ力」があるんだから
諦めたりするもんか
そんなのダメだ無理だって
言いたきゃ勝手に言ってなよ
だけどこれだけ覚えてて
こっちには
「打ち勝つ力」があるんだよ
辛いことにも負けたりしない

他の誰にもわからない
自分だけの夢がある
そのためにはしたくない
すごくイヤなことだって
山ほど片づけなきゃならない
だから覚悟を決めなくちゃ
覚えてて
戦争みたいな辛いことも
生きていれば起こるって
だけどそれでも諦めないで
戦う覚悟を決めるんだ!
今こうしていることが
これからどんな結果になるか
それは自分でもわからない
それにみんなが自分のことを
買ってくれるわけでもない
向こうに見る目がないだけなのに
だからそんなの間違いだって
ちゃんと教えてやらなくちゃ

CHORUS:
堂々と
胸を張って生きるんだ
何かに負けて諦めて
へたりこんで生きたくない
だって自分には
「打ち勝つ力」があるんだから
諦めたりするもんか
そんなのダメだ無理だって
言いたきゃ勝手に言ってなよ
だけどこれだけ覚えてて
こっちには
「打ち勝つ力」があるんだよ
辛いことにも負けたりしない

「打ち勝つ力」を持ってるから

人間なら誰だって
失敗するのが当たり前
バッタリ顔から倒れるような
格好悪い結果になっても
そこからもう一度立ち上がれ!
人間なら誰だって
失敗するのが当たり前
バッタリ顔から倒れるような
格好悪い結果になっても
そこで諦めちゃダメなんだ

CHORUS:
堂々と
胸を張って生きるんだ
何かに負けて諦めて
へたりこんで生きたくない
だって自分には
「打ち勝つ力」があるんだから
諦めたりするもんか
そんなのダメだ無理だって
言いたきゃ勝手に言ってなよ
だけどこれだけ覚えてて
絶対に負けないよ
自分には
「打ち勝つ力」があるんだよ
辛いことにも負けたりしない

「打ち勝つ力」を持ってるから

人間なら誰だって
失敗するのが当たり前
バッタリ顔から倒れるような
格好悪い結果になっても
それで諦めたりしない
「打ち勝つ力」があるんだから

(余談)

ここでは歌詞の「We all make mistakes」を「人間なら誰だって,失敗するの当たり前」と訳していますが「人間なら誰だって,失敗するの当たり前」としても意味はほとんど変わりません。にもかかわらず,敢えてこう訳しているのには理由があります。

すなわち「失敗するの当たり前」の場合は「失敗しない場合」と「失敗する場合」が同じ割合で感じられるため「(失敗しない人もそれなりにいるけど)失敗したって別にいい」と,いわば部外者感が漂ってしまい,その結果相手に対する共感が薄れてしまいます。

これに対して「失敗するの当たり前」は「失敗する場合」がデフォルトであるため,相手に対する共感が強く感じられ,それゆえ歌詞の持つメッセージがより一層伝わりやすくなるためです。

また,タイトルにもなっていて,コーラスにも繰り返し登場するこの「conqueror」。直訳すれば「征服者・勝者」ですが,それをそのまま「自分は征服者(勝者)なんだ」とやってしまっては,苦しみ悩みながら困難を切り抜けていく主人公像と上手く重なりません。私だけかもしれませんが,これらの言葉に,圧倒的な強さやある種の傲慢さを感じてしまうためでしょう。

それはともかく「I'd rather stand tall,Then live on my knees,'Cause I am a conqueror」の部分のメロディを確かどこかで聞いたことがあるのですがそれが何かなかなか思い出せません。

「We all make mistakes, You might fall on your face, Don't ever give up!」の箇所はJohn LegendのOrdinary People http://oyogetaiyakukun.blogspot.jp/2013/02/ordinary-people-john-legend.html を連想させるので,彼のEverybody Knows に似ているのかもしれません。
http://oyogetaiyakukun.blogspot.jp/2013/02/everybody-knows-john-legend.html

ただ,今日という日に相応しい素晴らしい曲だと思います。

6 件のコメント:

  1. お久しぶりです

    知らない歌手の方だったのですがとても感動しました!
    被災地が復興してくれることを祈っています

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    1. コメント並びに温かいお言葉ありがとうございます。ご無沙汰しております。Real Loveにコメントをくださって以来でしょうか?実は数日前まで今日の投稿には別の曲を予定していたのですが,この曲に出会っていてもたってもいられなくなり,急遽差し替えることになりました。私にとって出会えたことを感謝したい1曲です。

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  2. 元気がでる曲と対訳、泣けます~! お昼にみて涙ぐんでしまいました

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    1. コメントありがとうございます。涙腺方面に不安を抱えている身なので,この曲に出会った時,沙耶子様と同じ状況に陥ったことをここでお伝えしておきたいと思います。

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  3. 私たちの、受け止め方というか、感じ方というか、は、すごく不思議だと思います。Maroon5の新しいアルバムを手に入れて、ずっとiPodで聴いていました。どの曲もポップで聴きやすくていいな、くらいに気軽に聴いていたのですが、Animals、Sugar、Lost Starsと次々にシングルカットされ、ビデオがついたり、こちらのブログでも取り上げられたりして、改めて聴きなおした時に、このそれぞれの曲が、急に生き生きと立ち上がってくるように感じられて、アルバムを通しで聴いているときも、心待ちするようになりました。ストーリーや映像なんかで、特別な意味づけがあると、音楽の届き方もガラリと変わって、心の奥に運ばれるんだ、と実感しました。
     今日のこの曲も、詩はアグレッシブだと言って良いほどの力強さですが、曲調が静かで穏やかで、むしろ地味な感じさえするバラードです。でも、「3月11日」という意味を与えられたときに、その力強い穏やかさが、逆に象徴的で、涙がでるほど感動的だ、と思いました。
     「堂々と胸を張って生きるんだ
     何かに負けて諦めてへたりこんで生きたくない
     だって自分には「打ち勝つ力」があるんだから」
    素晴らしい訳です。良い曲をありがとうございました。

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    1. コメント並びに過分なお言葉ありがとうございます。お気に召してなによりです。この曲,ミュージック・ヴィデオもまた美しく素晴らしいので,できるだけ多くの方にご覧いただきたいと思います。

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