2015年7月20日月曜日

Won't Get Fooled Again ザ・フー (The Who)

この曲は一般的に社会について歌ったものだと言われており,フランス革命を扱ったものだという説や政府について歌ったものだと言う説もありますが,個人的にはこの曲を聞くと,犯罪捜査しか思いつきません。ただそれはなにも私に限ったことではないと確信しています。
The song is generally considered as a song about a society.  Some say it's about the French Revolution and others about a government.  Probably it could be both.  Listening to it, however, all I can think of is crime scene investigation or CSI.  I believe I'm not the only one.
Won't Get Fooled Again  (The Who)
We'll be fighting in the streets
With our children at our feet
And the morals that they worship will be gone
And the men who spurred us on
Sit in judgment of all wrong
They decide and the shotgun sings the song

I'll tip my hat to the new constitution
Take a bow for the new revolution
Smile and grin at the change all around
Pick up my guitar and play
Just like yesterday
Then I'll get on my knees and pray
We don't get fooled again

The change, it had to come
We knew it all along
We were liberated from the foe, that's all
And the world looks just the same
And history ain't changed
Cause the banners, they are flown in the next war

I'll tip my hat to the new constitution
Take a bow for the new revolution
Smile and grin at the change all around
Pick up my guitar and play
Just like yesterday
Then I'll get on my knees and pray
We don't get fooled again
No, no!

I'll move myself and my family aside
If we happen to be left half alive
I'll get all my papers and smile at the sky
Though I know that the hypnotized never lie
Do ya?

There's nothing in the streets
Looks any different to me
And the slogans are replaced, by-the-bye
And the parting on the left
Are now parting on the right
And the beards have all grown longer overnight

I'll tip my hat to the new constitution
Take a bow for the new revolution
Smile and grin at the change all around
Pick up my guitar and play
Just like yesterday
Then I'll get on my knees and pray
We don't get fooled again
Don't get fooled again
No, no!

Yeah!

Meet the new boss
Same as the old boss

みんなが通りで戦って
足元に
自分の子どもを連れている
権力を握ってた
やつらが有難がっていた
モラルってのはなくなって
今度はみんなをけしかけて
旗を振ってた連中が
そいつらを追い出して
人を裁く立場になって
そいつらの運命を
代わりに決めていくんだよ
ショットガンを撃つ音が
歌のように聞こえてる

新しく
出来上がった体制に
敬意を表して帽子を取るし
革命の成功を
祝う声にも応えるよ
あっちでもこっちでも
変革ってのが起こってるけど
それを笑顔で眺めつつ
ギターを手に弾いてやる
ちょうど昨日もそうしたように
そして地面に膝をつき
こんな風に祈るんだ
2度と騙されないぞって

変革の時だって
最初からずっとわかってた
あの敵からは自由になった
だけどただそれだけで
世の中は
前とちっとも変らない
同じ歴史の繰り返し
前に使った旗印でも
別の戦いが起こったら
そっくりそのまま使うんだ

新しく
出来上がった体制に
敬意を表して帽子を取るし
革命の成功を
祝う声にも応えるよ
あっちでもこっちでも
変革ってのが起こってるけど
それを笑顔で眺めつつ
ギターを手に弾いてやる
ちょうど昨日もそうしたように
そして地面に膝をつき
こんな風に祈るんだ
2度と騙されないぞって
そんなの絶対ゴメンだね!

これからは
そんなものには関わらないし
自分の家族も巻き込まない
何かの拍子でかろうじて
命を失くさず済んだとしたら
全財産をかき集め
空に向って微笑んで
そのまま無視を決め込むよ
だってちゃんとわかってるから
人間は
何かを信じ込まされちゃうと
そのことが
ウソだなんて思いもしない
本当だと思うんだって

そうだろ?

こうして通りを眺めていても
それまでと
変わったところは何もない
スローガンは変わったけどな
前は左寄りだったのが
右寄りになっただけ
たった一晩で
ヒゲがすっかり伸びたんだ *

新しく
出来上がった体制に
敬意を表して帽子を取るし
革命の成功を
祝う声にも応えるよ
あっちでもこっちでも
変革ってのが起こってるけど
それを笑顔で眺めつつ
ギターを手に弾いてやる
ちょうど昨日もそうしたように
そして地面に膝をつき
こんな風に祈るんだ
2度と騙されないぞって
そんなの絶対ゴメンだね!

ああそうだよ

新しい指導者とか言ったって
前のヤツと変わりゃしない

(補足)* And the beards have all grown longer overnight ・・・ こちらによると「having grown their beards(突然政治的立場を変える)」というイギリスのスラングらしいのですが,ネットを検索してもその旨の記述が見つからなかったので,敢えてそのまま「たった一晩で,ヒゲがすっかり伸びたんだ」と訳していますが,仮にこの説明が正しいとすれば「一晩ですっかり立場を変えたんだ」というほどの意味になるかと思います。

(余談)

この主人公(達)は「2度と騙されないぞ(we don't get fooled again)」と言っているところを見ると,少なくとも一度は騙されているわけですね。

2 件のコメント:

  1. 初めてコメントさせて頂きます。
    オンライン翻訳等を使って自力で訳した際、今ひとつしっくり来ないところがありましたが
    こちらのページを拝見して腑に落ちました。

    >個人的にはこの曲を聞くと,犯罪捜査しか思いつきません
    全く同意します。主にフロリダとかマイアミ界隈の、太陽よりもアツい男なイメージの曲です。

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  2. 確かにこの曲といえば犯罪捜査…

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