2015年12月27日日曜日

I Can't Make You Love Me ボニー・レイット (Bonnie Raitt)

Wikipediaはこの曲を「終わりに近づいた片思いを穏やかではあるが容赦ないほどの率直さをもって歌っている」と説明しています。今回ある人を通してこの曲を知ったのですが,それまでは全く聞いたことがない曲でした。この話を聞いて「ひょっとすると・・・」とお考えの方,お互いに「共通点」があるのかもしれませんよ。
Wikipedia describes the lyrics of the song as "The singer depicts a now one-sided romantic relationship about to end in soft but brutally honest terms."   I've never heard this song before a person brought me to it.  If that rings the bell with you, you and I might share something in common.
I Can't Make You Love Me  (Bonnie Raitt)
Turn down the lights, turn down the bed *
Turn down these voices inside my head
Lay down with me, tell me no lies
Just hold me close, don't patronize
Don't patronize me

Cause I can't make you love me if you don't
You can't make your heart feel something it won't
Here in the dark, in these final hours
I will lay down my heart, and I'll feel the power
But you won't, no you won't
Cause I can't make you love me if you don't

I'll close my eyes, then I won't see
The love you don't feel when you're holding me
Morning will come, and I'll do what's right
Just give me 'til then to give up this fight
And I will give up this fight

Cause I can't make you love me if you don't
You can't make your heart feel something it won't
Here in the dark, in these final hours
I will lay down my heart, and I'll feel the power
But you won't, no you won't
Cause I can't make you love me if you don't

部屋の灯りを落としたら
ベッドに入る準備して  *
頭の中で聞こえてる
声は聞かないようにする
寄り添って寝て欲しい
ウソなんか聞きたくないよ
ただしっかり抱きしめて
自分の方が上だからって
見下されるのはイヤなんだ

だってその気がないんなら
たとえどんなに頑張ったって
相手の気持ちは変えられない
好きになってはもらえない
たとえどんなに無理強いしても
心から
わかりたいって思わなきゃ
そんなのわかるわけないよ
暗闇の中でこうやって
最後の時間を過ごしてる
秘めた想いをひとつ残らず
ちゃんと相手に伝えられたら
きっと力が湧いてくるけど
でもそれは自分だけ
だってその気がないんなら
たとえどんなに頑張ったって
相手の気持ちは変えられない
好きになってはもらえないから

目を閉じて忘れるよ
こうやって
抱きしめられている時も
相手の気持ちはここにはなくて
同じ気持ちじゃないってことは
やがて朝がやって来る
そうしたら
やらなきゃいけないことをするけど
その時までは許して欲しい
そうすれば
もう諦められるから

だってその気がないんなら
たとえどんなに頑張ったって
相手の気持ちは変えられない
好きになってはもらえない
たとえどんなに無理強いしても
心から
わかりたいって思わなきゃ
そんなのわかるわけないよ
暗闇の中でこうやって
最後の時間を過ごしてる
秘めた想いをひとつ残らず
ちゃんと相手に伝えられたら
きっと力が湧いてくるけど
でもそれは自分だけ
だってその気がないんなら
たとえどんなに頑張ったって
相手の気持ちは変えられない
好きになってはもらえないから

(補足)
*turn down ・・・ (ベッドの枕元の部分を裏返して)すぐにベッドに入れるようにすること

(余談)

この曲を歌っているのはBonnie Raittという女性ですが,歌詞を見るとジェンダーを感じさせる箇所の存在しないgender freeの曲であることがわかります。したがって訳文も出来る限り性別を意識させないものにしました。

それはともかく「報われない想い」を嘆く曲は世の中に数えきれないほどありますし,かなりの確率で聞き手の共感を得ることができますが,逆に相手の立場から「迷惑なんだよね,実際」という曲には滅多にお目にかかりません。

もっとも仮にそういう曲を作ろうとすると「笑い」の方にもっていかない限り聞き手の反感を買うことになりかねないので,前者に比べハードルが高いことは間違いありませんが,この圧倒的な不均衡を見ていると,芸術を芸術たらしめているのは最終的には「嘆き」なのではないかと思えてきます。

したがって仮に世の中があらゆる意味で「平等」で「平和」になり,ひとりひとりが人生に心から満足してしまったら,芸術は消滅してしまうのかもしれません。

最後に一応念のために付け加えておきますが,リード文で述べた「ある共通点」はロマンティックなものではありませんから。

0 件のコメント:

コメントを投稿