2016年5月13日金曜日

Kissing A Foolジョージ・マイケル (George Michael)

ポップ・ソングの世界では,恋愛中の主人公(達)が周りの言うことなど気にしないと言ったりします。例えばSilver Liningの中でJessie Jは「周りがなんて言ってもいい,他人の評価だって気にしない,お互いがいればそれだけでいい」と歌っていますが,現実には必ずしもそうではありません。仮に恋愛モードにどっぷりはまっていたとしても,周囲の言うことは実際にはかなり気になるものです。
In pop songs, the protagonist(s) in love often state that they don't care what others say about them.  For example, in Silver Lining, Jessie J sings, "Don't care what this world thinks, We got each other, That's all we need."  In reality, however, it's not always true.  Even being infatuated with love completely, what other people say often matters a lot to us.  
Kissing A Fool  (George Michael)
[Verse 1:]
You are far
When I could have been your star
You listened to people
Who scared you to death and from my heart
Strange that you were strong enough
To even make a start
But you'll never find peace of mind
'Til you listen to your heart

[Hook:]
People
You can never change the way they feel
Better let them do just what they will
For they will
If you let them steal your heart from you

People
Will always make a lover feel a fool
But you knew I loved you
We could have shown them all
We should have seen love through

[Verse 2:]
Fooled me with the tears in your eyes
Covered me with kisses and lies
So goodbye
But please don't take my heart

You are far
I'm never gonna be your star
I'll pick up the pieces and mend my heart
Maybe I'll be strong enough
I don't know where to start
But I'll never find peace of mind
While I listen to my heart

[Repeat Hook:]

[Bridge:]
But remember this
Every other kiss
That you ever give
Long as we both live

When you need the hand of another man
One you really can surrender with
I will wait for you like I always do
There's something there
That can't compare with any other

[Verse 3:]
You are far
When I could have been your star
You listened to people
Who scared you to death and from my heart
Strange that I was wrong enough
To think you'd love me too
Guess you were kissing a fool

You must have been kissing a fool

[Verse 1:]
そばにお前はもういない
お前にとって特別な
ヤツになれてたはずなのに
俺の気持ちを信じられずに
周りの言葉に脅かされて
お前は俺から逃げたんだ
なのにヘンだよな
お前にまたやり直す
気力が残っていたなんて
だけど何をやったって
心は軽くならないぞ
自分の心に正直に
お前が生きて行かない限り

[Hook:]
なあみんな
たとえ何をやったって
他人の心は変わらない
だからそいつらの
思うようにさせてやれ
だって結局は
そういうことになるんだよ
そいつのことを好きになっても
仕方がないと思っていると

世の中の人間は
恋してるヤツを見つけると
そいつにちょっかいかけてきて
自分がバカなことしてるって
気分にさせるもんだけど
俺が本気だったのは
お前にだってわかってた
だからそうじゃないことを
あいつらにちゃんと教えてやれてたし
あのまま一緒に乗り越えて
付き合ってればよかったんだよ

[Verse 2:]
俺のこと
泣いてキスを浴びせかけ
ウソで固めて騙してた
だからこれでお別れだけど
ちゃんと嫌いにさせてくれ
ハートだけは置いてけよ

そばにお前はもういない
お前にとって特別な
ヤツにも俺は二度となれない
このひどい状況に
これから片をつけながら
傷ついた自分の心を癒していくよ
多分そうする気力くらいは
残ってる気がしてるけど
どこから手をつけるのか
それが全然わからない
だけど何をやったって
心が軽くなるわけないよ
本当の気持ちを隠せないから

[Repeat Hook:]

[Bridge:]
ただ忘れないでくれ
まだ幸せだった頃
お前と交わしたあのキスは
お互いが生きてる限り消えていかない

誰かに助けてもらいたい
何もかも心から任せておける
そういうヤツに頼みたい
そんな風に思ったら
いつだって変わらずに
俺はここで待ってるよ
どうしても他のものとは比べられない
何かがそこには残ってるから

[Verse 3:]
そばにお前はもういない
お前にとって特別な
ヤツになれてたはずなのに
俺の気持ちを信じられずに
周りの言葉に脅かされて
お前は俺から逃げたんだ
なのにヘンだよな
お前の気持ちは変わらないって
そう思っていたなんて
ひょっとして俺は本当にバカだったかも

そんなこともわからない
俺みたいな大バカと
付き合っていたんだよ

(余談)

主人公に言わせれば,相手は「周囲の言葉に騙され」て自分を裏切ったことになっているわけですが,それが本当かどうかは今後の主人公の行動で決まるような気がします。

仮に主人公(George Michaelなので「彼」とします)が今後も陰ながら相手を見守り支えて行けば,その場合には明らかに彼の言う通り相手は「周囲の言葉に騙され」たことになりますが,逆に彼が自暴自棄になり,相手にストーカー行為などを行ってしまうと,それこそ「やっぱりね」ということになりかねません。

したがって,主人公が本当に相手を取り戻したいと願うのであれば,彼には今まで以上の自己統制が求められることになるでしょう。

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