2016年9月3日土曜日

Please Don't Go ジョエル・アダムズ (Joel Adams)

ソングライターは曲の冒頭で聴き手の注意を引きつけなければならないと言われていますが,それは音楽業界のエグゼクティヴが,最初の40秒ほどを聴いて,その曲を採用するかどうかを決定するからなんだとか。つまり強い印象を残し,場合によっては覚えやすい歌詞の出だしを書けなければダメだということです。イントロの重要性を表す例としてこの曲はうってつけだと思います。
They say that if you're a songwriter, you should grab listeners' attention in the opening of a song because music executives often decide whether they're interested in it a song or not within the first 40 seconds.  That means you should make the opening line very impressive and sometimes memorable.  I think this song is a good example of demonstrating the importance of the intro.
Please Don't Go  (Joel Adams)
Nobody ever knows
Nobody ever sees
I left my soul
Back then, no I'm too weak

Most nights I pray for you to come home
Praying to the lord
Praying for my soul
Now please don't go
Most nights I hardly sleep when I'm alone
Now please don't go, oh no
I think of you whenever I'm alone
So please don't go

Cause I don't ever wanna know
Don't ever want to see things change
Cause when I'm living on my own
I wanna take it back and start again

Most nights I pray for you to come home
I'm praying to the lord
I'm praying for my soul

Now please don't go
Most nights I hardly sleep
When I'm alone
Now please don't go, oh no
I think of you whenever I'm alone
So please don't go

I sent so many messages
You don't reply
Gotta figure out, what am I missing babe?
Singing now, oh oh oh
I need you now, I need your love, oh

Now please don't go
I said most nights I hardly sleep
When I'm alone
Now please don't go, oh no
I think of you whenever I'm alone
So please don't go
So please don't go
So please don't go
So please don't go
I think of you whenever I'm alone
So please don't go.

絶対他人に教えたり
見せたりなんかしないけど
本当の俺の心は
今だってあの頃のままそこにある
そんなに俺は強くないから

夜になると大抵は,お前が戻ってくるように
神様に祈ってる
自分の気持ちを落ち着けたくて

なあだから行かないでくれ
お前が一緒にいてくれないと,ほとんど夜は眠れない
頼むよどうか行かないでくれ
ひとりになるとお前のことがいつでも頭に浮かぶんだ
だからひとりにしないでくれよ

だって絶対知りたくないし
世の中が変わってくのを見るなんてイヤなんだ
今はひとりで暮らしてるけど
そんなのは止めにして,またやり直したいんだよ

夜になると大抵は,お前が戻ってくるように
神様に祈ってる
自分の気持ちを落ち着けたくて

なあだから行かないでくれ
お前が一緒にいてくれないと,ほとんど夜は眠れない
頼むよどうか行かないでくれ
ひとりになるとお前のことが頭に浮かんでくるんだよ
だからひとりにしないでくれよ

メッセージを送っても
お前は返信してこない
一体何がマズいのか,そいつを確かめなきゃダメだ
こうやって歌ってるのは
お前にわかって欲しいから,お前がいなきゃダメなんだ

なあだから行かないでくれ
言っただろ?ほとんど夜は眠れないって
お前が一緒にいてくれないと
頼むよどうか行かないでくれ
ひとりになるとお前のことがいつでも頭に浮かぶんだ
だから頼むよ行かないでくれ
俺をひとりにしないでくれよ
ひとりになるとお前のことがどうしても忘れられない
だからひとりにしないでくれよ

(余談)

冒頭のハミングで何故か「やられた!」と思いました,James BlakeのOvergrownを連想させる雰囲気のオープニングですが,あちらよりは若干歌詞の内容がわかりやすいような気もします。

それにしても,このテの歌詞というものは,白髪三千丈よろしく「(そばにいないと)一日だってもう生きてはいけないよ (I cannot live another day (without you)」だの「毎晩頭に浮かぶんだ (Every night I think of/about you)」だのと,思わず「ウソつけ!」とツッコミのひとつも入れたくなるものが多いのですが,Joel Adamsのこの曲の場合,リアリズムに徹しています。

なにしろ「Most nights I pray for you to come home」「Most nights I hardly sleep when I'm alone」と非常に「厳密」で,この主人公は,相手が戻って来るよう(神に)祈らない日(あるいは祈り忘れた日)もあれば,ひとりでも取りあえず眠れてしまう夜もあるわけです。

・・・この芸風,「そうだよね~」と個人的には賛同するところも多いのですが,ただ破局ソングとしての訴求力という点でどうなのかというと,そのあたりは微妙なのかもしれません。

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