2012年1月22日日曜日

Codes and Keys デス・キャブ・フォー・キューティ (Death Cab for Cutie)

歌詞が素晴らしい。胸にこたえます。別に歌詞に登場するYOUの立場にいるわけではないのですが,それでもグッときます。いい曲です。
ところで,英語の歌詞を日本語に訳す際,注釈として歌詞に単語やフレーズを追加し,理解しやすい訳文にすることがあります。大抵の場合,追加する分量はわずかですが,今回は,訳文のかなりの部分を私の解釈で付け足しました。さすがに補足説明がこれだけ大量だと,翻訳と呼んでいいのかどうか悩ましいところ。
この曲の入ったCodes and Keysは,グラミー賞のBest Alternative Music Albumにノミネートされています。他の収録曲はまだ聴いていませんが,きっと素晴らしいと思いますね。
The lyrics are awesome.  I'm not in the situation the first person in the lyrics puts the second in but still it hits me home. Amazing.
When I translate English song lyrics into Japanese, I often add some words and/or phrases to my Japanese translation as a commentary to make it easier to understand.  Usually, they are not much but this time, I guess a significant part of this Japanese translation consists of words and phrases from my interpretation.  With such a huge supplementary explanation, I'm not sure if I can call it a translation.
The album "Codes and Keys"which the song is in is nominated for Best Alternative Music Album at the 54th Grammy Awards.  I haven't heard other tracks yet but I'm sure they would be awesome, too.
Codes and Keys  (Death Cab for Cutie)
We won't get far
Flying in circles inside a jar
Because the air we breathe
Is thinning with the words that we speak

That we speak
You and me
That we speak
You and me

You're on the floor
Fearful of what's outside your door
But the codes and keys
They can protect you
From the pangs of jealousy

When you scream
Love you see
Like a child
Throwing stones at the sky
When they fall back to earth
As minor chords of major works
Separate rooms of single life
We are one
We are alive

We are alive
We are alive
We are alive
We are alive

2人の関係にもう先はないよ
瓶のなかをぐるぐる飛んでるように,ただ惰性でつながってるだけ
もう話すこともない だって今吸ってるこの空気が
何か言う度に薄くなり,息が苦しくなるんだから

何か話すと
その度に
空気が薄くなり,
息が苦しくなってくるんだ

今の君は現実を受け入れられない
部屋の床に座り込んで閉じこもり,
ドアの向こうの外の世界に怯えてる
確かに,暗号(コード)とキーで,壁を作り上げれば
恐ろしい現実の世界とは無縁でいられるよ
誰かに嫉妬して,それで苦しまなくても済むからね

だけどその壁を取り払って,本当の気持ちを吐き出したら
失ったものの大きさに気づくんだ
腹が立って
子どもが空に向かって石を投げるように,
何かに怒りをぶつけるかもしれない

でもしばらくしたら,石は地面に落ちてくる
君の怒りも収まるはずだ
そうなった時,2人の今までの思い出は,
小さな和音(コード)になって,
君の人生という壮大な曲の一部になる
そして分かれてしまった2人の人生も,
時間という大きな流れの一部になる
別れることにはなったけど,
それでも2人は同じ時間の流れのなかにいて,
今も一緒に生きているんだ

時間という
ひとつの
同じ流れの中で
今も一緒に生きている

2 件のコメント:

  1. 通りすがりですが、コメント失礼いたします。
    この曲がリリースされた前後、フロントマン/作曲・作詞のベンが、ズーイーデシャネル嬢と 破局したので、そのことを歌っていると思われます。

    2人の今までの思い出は,
    小さな和音(コード)になって,
    君の人生という壮大な曲の一部になる

    詩人ですなあ(惚)

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    1. コメント並びに詳細な情報をありがとうございます。そのような背景があるとは全く存じませんでしたが,それを知って聴くと,この曲がより一層素晴らしいものに感じられます。

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