2012年6月26日火曜日

Over You ドートリー(Daughtry)

Chris Daughtryが力強く歌っているので,主人公は男性だと思ってしまうのですが,「ハンマーを持ち出して,壁にかかった思い出の品をめちゃめちゃにして,玄関の前まで引きずり出すと,荷物をまとめて出て行った」という箇所を読む限り,主人公は恋人にこっぴどく振られた女性のようです。
ところで歌詞について語り合うサイトで,この曲をこき下している投稿を見つけました。私見ですが,曲,特に別れを扱った曲に対して,こういう批判的な投稿をする人物は,大抵の場合,その曲に思い当る節がある人です。この場合,批判している人物は,自分も過去に主人公の元彼がしたのと同じことをしているのだと思います。
Chris Daughtry's powerful voice would lead you to believe the narrator of the song is a guy.  It's not, however, very likely.  The protagonist in the lyrics (and the music video) appears to be a girl whose ex. boyfriend dumped her, reading lines like "You took a hammer to these walls, Dragged the memories down the hall, Packed your bags and walked away".
At a site where people talk about song lyrics, I found a very negative comment on the song, almost rubbishing it.   In my opinion, a person who criticizes a song, (especially a breakup song) often does what the villain in the lyrics does to the protagonist. In this case, I believe the person did what her ex. did to her.
Over You (Daughtry)
Now that it's all said and done,
I can't believe you were the one
To build me up and tear me down,
Like an old abandoned house.
What you said when you left
Just left me cold and out of breath.
I fell too far, was in way too deep.
Guess I let you get the best of me.

Well, I never saw it coming.
I should've started running
A long, long time ago.
And I never thought I'd doubt you,
I'm better off without you
More than you, more than you know.
I'm slowly getting closure.
I guess it's really over.
I'm finally getting better.
And now I'm picking up the pieces.
I'm spending all of these years
Putting my heart back together.
'Cause the day I thought I'd never get through,
I got over you.

You took a hammer to these walls,
Dragged the memories down the hall,
Packed your bags and walked away.
There was nothing I could say.
And when you slammed the front door shut,
A lot of others opened up,
So did my eyes so I could see
That you never were the best for me.

Well, I never saw it coming.
I should've started running
A long, long time ago.
And I never thought I'd doubt you,
I'm better off without you
More than you, more than you know.
I'm slowly getting closure.
I guess it's really over.
I'm finally getting better.
And now I'm picking up the pieces.
I'm spending all of these years
Putting my heart back together.
'Cause the day I thought I'd never get through,
I got over you.

Well, I never saw it coming.
I should've started running
A long, long time ago.
And I never thought I'd doubt you,
I'm better off without you
More than you, more than you know.

Well, I never saw it coming.
I should've started running
A long, long time ago.
And I never thought I'd doubt you,
I'm better off without you
More than you, more than you know.
I'm slowly getting closure.
I guess it's really over.
I'm finally getting better.
And now I'm picking up the pieces.
I'm spending all of these years
Putting my heart back together.
Well I'm putting my heart back together,
'Cause I got over you.
Well I got over you.
I got over you.
'Cause the day I thought I'd never get through,
I got over you.

あれこれ色々考えてみたけど
あんなことするなんて信じられない
期待させておいて捨てるだなんて
古い空き家を出てくみたいに
捨て台詞を残していなくなった
ショックで落ち込んで
息をするのも辛かった
なかなか元の自分に戻れなくて
立ち直れないほど落ち込んだ
のめり込み過ぎてたのかもね

こんな日が来るってわかってたら
さっさと見切りをつけるんだった
こんなに手遅れになる前に
これっぽっちも疑わなくて
ひょっとしてなんて考えなかった
だけど今はもう違う
一人のほうがずっといい
強がってるわけじゃない
ずっと幸せになったんだ
やっと気持ちも固まった
たぶんこれで本当に終わり
やっと元気になってきて
昔の自分を取り戻してるとこ
ここ数年を必死に生きて
心の傷をいやしてる
あの時は本当にだめだと思ったけど
もう今は平気だよ

ハンマーを持ち出して
壁にかかった思い出の品をめちゃめちゃにして
玄関の前まで引きずり出すと
荷物をまとめて出て行ったもう何も言えなかったよ
バタンを大きな音を響かせて
乱暴に玄関のドアを閉めたから
その音で驚いた近所の人が
何事かと家から出てきたよ
だけどあの時目が覚めた
やっとはっきりわかったんだ
つきあう値打ちもないヤツだって

こんな日が来るってわかってたら
さっさと見切りをつけるんだった
こんなに手遅れになる前に
これっぽっちも疑わなくて
ひょっとしてなんて考えなかった
だけど今はもう違う
一人のほうがずっといい
強がってるわけじゃない
ずっと幸せになったんだ
やっと気持ちも固まった
たぶんこれで本当に終わり
やっと元気になってきて
昔の自分を取り戻してるとこ
ここ数年を必死に生きて
心の傷をいやしてる
あの時は本当にだめだと思ったけど
もう今は平気だよ

こんな日が来るってわかってたら
さっさと見切りをつけるんだった
こんなに手遅れになる前に
これっぽっちも疑わなくて
ひょっとしてなんて考えなかった
だけど今はもう違う
一人のほうがずっといい
強がってるわけじゃない
ずっと幸せになったんだ

こんな日が来るってわかってたら
さっさと見切りをつけるんだった
こんなに手遅れになる前に
これっぽっちも疑わなくて
ひょっとしてなんて考えなかった
だけど今はもう違う
一人のほうがずっといい
強がってるわけじゃない
ずっと幸せになったんだ
やっと気持ちも固まった
たぶんこれで本当に終わり
やっと元気になってきて
昔の自分を取り戻してるとこ
ここ数年を必死に生きて
心の傷をいやしてる
あの時は本当にだめだと思ったけど
もう今は平気だよ


(余談)

以前にも言ったように,日本ではこの名前になっているのでそう表記していますが,この「ドートリー」という表記名にはなかなか馴染めません。頭の中では「ダチェリ/ダチュリ」と聞こえているからです。多分電車の中でドートリーと聞こえてもこのバンドのことだとはわからないと思います。このブログで取り上げている中で,最も原音とカタカナ表記が乖離しているバンドのような気がします。

5 件のコメント:

  1. 私も「ドートリ」よりは「ダーチェリ」の方がいいと思ってます!自分が韓国人なので日本の友たちに紹介する時名前の表記がいつも曖昧です。「ダーチェリ」でいいのでは…w

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    1. コメントありがとうございます。表記と発音の問題には本当に悩まされます。とりわけ本国以外であまり知られていないアーティストの場合は,読み方すらわからず大変苦労しますが,日本である程度認知されているアーティストに関しては,その名前で検索なさる方がおいでになると思うので,このDaughtry同様,そちらの名前を採用しております。

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  2. こんにちは!
    好きな歌ができてはいつもこちらで和訳を拝見しています。

    洋楽を和訳するとたいていはあまり意味の通らないところが多々でてきますが、
    vestigeさんの和訳はとてもスムーズに頭に入ってくるので毎回ただただ感心するばかりです。。

    これからも様々な曲にチャレンジしてくださるととてもありがたいです!

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    1. コメント並びに温かいお言葉ありがとうございます。ご期待に添えるよう今後もできるだけ努めたいと思います。

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  3. 今更ながら今日この曲を知りました。
    メロディーが好きで、歌詞の内容も知りたくて辿り着きました。
    それはそうと、歌詞の内容とPVの内容は関係があるんですかね。
    PVだと、自動車事故で彼氏が亡くなってしまっているように見えますが…。

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