2012年8月24日金曜日

Even If It Breaks Your Heart イーライ・ヤング・バンド (Eli Young Band)

特にカントリーが好きというわけではないのですが,何故かこの曲は気になりました。理由はわかりませんが,おそらく「繁華街によく出かけた,もう大人の付き添いは必要なかったけど,そこの店に入れるような年でもなかった,それでも毎週金曜になると,そこへ出かけて行って,舗道の隅に立ったままで,流れてくる音楽を聴いてたよ」という箇所のせいだと思います。そこを聴いた時に自分の子ども時代のことを思い出しました。
決して音楽に興味がある子どもだったわけではなく,むしろ興味はない方だったのですが,ただこの箇所を聴いた時,あの頃感じた「(大人になったら)何かすごいことが起こるんだ」という気持ちが蘇り,この曲に惹きつけられました。
当時感じた信念,期待,不安などを今でも思い出します。そして,あの気持ちがあったから,今までやってこられたのだとも思っています。
I'm not a big fan of Country music but somehow this song caught my attention.  I don't know why for sure but maybe it's the lines "Downtown is where I used to wander, Old enough to get here but too young to get inside. So I would stand out on the sidewalk, Listen to the music playin' every Friday night." that hooked me up.  They remind me of my childhood.
I'm not saying I was very interested in music when I was a kid.  I was rather not.  It's the feeling I had then that something great or amazing is waiting for me that made me hooked.
I still remember the faith, hope and anxiety I felt in those days. I'm sure they drove me forward through my tough times.
Even If It Breaks Your Heart  (Eli Young Band)
Way back on the radio dial,
The fire got lit inside a bright-eyed child.
Every note just wrapped around his soul,
From steel guitars to Memphis, all the way to rock and roll.

Ohhh, I can hear 'em playin'.
I can hear the ringin' of a beat up ol' guitar.
Ohhh, I can hear 'em singin',
"Keep on dreamin', even if it breaks your heart."

Downtown is where I used to wander.
Old enough to get there but too young to get inside.
So I would stand out on the sidewalk,
Listen to the music playin' every Friday night.

Ohhh, I can hear 'em playin'.
I can hear the ringin' of a beat up ol' guitar.
Ohhh, I can hear 'em singin',
"Keep on dreamin', even if it breaks your heart."

Some dreams stay with you forever,
Drag you around but bring you back to where you were.
Some dreams keep on gettin' better,
Gotta keep believin' if you wanna know for sure.

Ohhh, I can hear 'em playin'.
I can hear the ringin' of a beat up ol' guitar.
Ohhh, I can hear 'em singin',
"Keep on dreamin', even if it breaks your heart."
[x2]

Keep on dreamin', even if it breaks your heart.

Keep on dreamin'

ずっと昔,ラジオから流れてくる音楽を
ひとりの子どもが聴いていた
そしてその頃,好奇心でいっぱいのその心の中に
音楽への情熱が芽生えたんだ
聞こえてくる音のひとつひとつが,その子の魂を優しく包む
かかる曲は様々で
スティール・ギターの響くカントリーに
メンフィスサウンド,ロックンロールの時もあったけど
全部その子に浸み込んでいった

今でも耳を澄ますとその頃の曲が聞えてくる
使い古してあちこち凹んだ,おんぼろギターの奏でる音が
今も心の中で響いてる
「負けちゃダメだ 夢を諦めるな たとえどんなに辛くても」
そう言って励ましてくれるんだ

繁華街によく出かけた
もう大人の付き添いは必要なかったけど,そこの店に入れるような年でもなかった
それでも毎週金曜になると,そこへ出かけて行って
舗道の隅に立ったままで,流れてくる音楽を聴いてたよ

今でも耳を澄ますとその頃の曲が聞えてくる
使い古してあちこち凹んだ,おんぼろギターの奏でる音が
今も心の中で響いてる
「負けちゃダメだ 夢を諦めるな たとえどんなに辛くても」
そう言って励ましてくれるんだ

勿論,夢のままで終わることもある
あれこれやってみても,結局なんの結果も出ずに,相変わらず元の自分のままってことが
だけど,そんな夢ばかりじゃない
その夢を信じて努力するうち,気づくと自分が成長してる
そんな夢も本当にあるんだ ウソじゃない
だけどそれを実現するには,信じ続けなきゃダメなんだ

今でも耳を澄ますとその頃の曲が聞えてくる
使い古してあちこち凹んだ,おんぼろギターの奏でる音が
今も心の中で響いてる
「負けちゃダメだ 夢を諦めるな たとえどんなに辛くても」
そう言って励ましてくれるんだ (2回繰り返し)

負けちゃダメだ 辛くても信じ続けろ
諦めるな.

(余談)

この曲について,ヴォーカルのMike Eliは「自分達はこのバンドをやって11年になるけど,全員が子どもの頃からミュージシャンになりたいと思ってた。今も毎日夢を実現するぞとお互いに言ってる。この曲は自分達のことを歌った曲。そして,その夢を実現させてくれたファン,今までずっと支えてくれたファンに向けたもの」 だそうです。

それにしても,このMike Eliの声を聴き,最初の連を読むと,「ラジオで音楽聴いてたって,どんだけオヤジなんだよ」と思うのですが(←1950年代のイメージです),実際は全員30そこそこ。しかも,ミュージック・ヴィデオに登場する人々も,子ども,20代の男性(多分),20代の女性と例外なく若い。唯一ベンチで寝そべってた男性だけが,この歌詞の主人公でもおかしくない年齢です。

そういえば,この本館の「人気の投稿」の欄に,カントリーの曲がランクインしていた時もありました。当時はヴュー数が20を超えると既に「当確」だったんですけどね。

4 件のコメント:

  1. いい曲ですね
    ラジオ・・・いいですよね、ドライブするときには欠かせません

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    1. コメントありがとうございます。本館で取り上げる曲のうち,有名アーティストの曲やベストヒットUSAなどに登場するような曲,はたまたドラマや映画の主題歌や挿入歌になったような曲には,コメントをくださる方がそれなりにいらっしゃるのですが,この曲の場合,カントリー以外のヒットチャートに乗るとは思えないので,文字通り「ノー・コメント」を覚悟しておりました。SUTAN様に救われました。
      ラジオと言えば,本館を始める以前はAFNを良く聴いていたのですが,最近はインターネット・ラジオをたまに聴く程度ですね。ためにビルボードのトップ10がどの曲なのか全くわかっていません。脳裏に「本末転倒」の4文字が浮かんでくるのは偶然でしょうか。

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  2. ラジオで音楽を聴いていた・・・正に私はそうでしたが、やはり今それなりの年齢です。田舎でしたし、まだCDも手に入れられない子供時代、ラジオの音源をテープレコーダーで録音して聴いていました。働けるようになったらこの曲のCDアルバムを買おう!!と決心して、初めて買ったのがTOTOの『ザ・セブンズ・ワン~第7の剣』です。不自由な時代といえばそれまでですが、音楽が貴重なものだと思えるのはその時代があったからかもしれません。

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    1. コメントありがとうございます。
      まず最初に申し上げておきたいのですが,余談の真意は,「ラジオで音楽を聴いていた」という箇所から私が連想したのが1950年代だったためです。当時を舞台にした映画に描かれる生活を見る限り,確かに主役がラジオでした。
      ただそのことによって,ご覧くださる方に不快な印象を与えてしまったとすればお詫びせねばなりません。申し訳ありませんでした。
      仰るようにYouTubeなどの普及で,音楽が手軽になった半面,本来持っていた特別感が薄れたような気がします。近年のチャートはダンス・ミュージックが主流ですが,それがその原因のひとつなのかもしれません。ちょうどいい機会なので,今日は久しぶりにCDで音楽を聴いてみたいと思います。

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