2012年9月27日木曜日

Read All About It Part III エミリー・サンデー (Emeli Sande)

4ヶ月半前,別の Read All About It の和訳を投稿しました。
http://oyogetaiyakukun.blogspot.jp/2012/04/read-all-about-it-professor-green-ft.htmlその曲は大半が Professor Green のラップで,それを Emeli Sande のメロディー部分が補うという構成でした。曲のテーマは「家族」。いわば彼(Professor Green)の自叙伝のような曲です。'
しかしこの曲は違います。確かに,同じサビを共有しているのですが,曲のテーマは「自立」。勇気を持って問題に立ち向かい,自分の力で生きていけというメッセージです。
ご存じの方もおいでになると思いますが,この曲先日のロンドン五輪の閉会式の最初に演奏された曲です。
About 4 and half months ago, I posted the Japanese translation of another Read All About It.http://oyogetaiyakukun.blogspot.jp/2012/04/read-all-about-it-professor-green-ft.html
The song mostly consists of Professor Green's rap part with Emeli Sande's part completing it.  It's about Family, kind of his autobiography.
This song, however, is not about it despite both share the same hook/chorus.  It's about independence.  Be strong enough to face your problem and stand on your own feet.
As some of you know, she sung this at the beginning of the Closing ceremony of London Olympics 2012.
Read All About It Part III  (Emeli Sande)
You've got the words to change a nation
but you're biting your tongue
You've spent a life time stuck in silence
afraid you'll say something wrong
If no one ever hears it how we gonna learn your song?
So come on, come on
Come on, come on
You've got a heart as loud as lions
So why let your voice be tamed?
Baby we're a little different
there's no need to be ashamed
You've got the light to fight the shadows
so stop hiding it away
Come on, Come on

I wanna sing, I wanna shout
I wanna scream till the words dry out
so put it in all of the papers,
I'm not afraid
they can read all about it
read all about it oh

At night we're waking up the neighbours
while we sing away the blues
making sure that we remember yeah
cause we all matter too
if the truth has been forbidden
then we're breaking all the rules
so come on, come on
come on, come on,
lets get the tv and the radio
to play our tune again
its 'bout time we got some airplay of our version of events
there's no need to be afraid
I will sing with you my friend
Come on, come on

I wanna sing, I wanna shout
I wanna scream till the words dry out
so put it in all of the papers,
I'm not afraid
they can read all about it
read all about it oh

Yeah we're all wonderful, wonderful people
so when did we all get so fearful?
Now we're finally finding our voices
so take a chance, come help me sing this
Yeah we're all wonderful, wonderful people
so when did we all get so fearful?
and now we're finally finding our voices
so take a chance, come help me sing this

I wanna sing, I wanna shout
I wanna scream till the words dry out
so put it in all of the papers,
I'm not afraid
they can read all about it
read all about it oh

I wanna sing, I wanna shout
I wanna scream till the words dry out
so put it in all of the papers,
I'm not afraid
they can read all about it
read all about it oh

語れば国さえ動かせる力があるのに
それでも何も言おうとしない
これまでだって,ずっと頑なに口をつぐんできた
失敗するのが怖かったから
だけどどんなにいい曲を作っても,聞かせてくれなきゃわからない
それと同じことなんだ 心に思ってることも口に出さなきゃ伝わらない
だからほら
勇気を出して
その体には,怖れを知らない勇敢な魂が宿ってるのに
どうしてそれを隠して,声を上げるのをためらうの?
人はみんなそれぞれ違うもの
それが当たり前で,恥じることじゃない
暗闇さえ照らし出すほどの輝きがあるのに
それを隠すなんて勿体ない
さあ勇気を出して

歌ってみせる それも大声で
怖じ気づいたりせず,思ってることは全部吐き出すんだ
新聞に書き立てたかったら書けばいい 
構うもんか
隠し立てするつもりなんかない 
知りたいことがあれば,調べればいい 気の済むまで徹底的に 

周りが気付いてないのなら,これから気づかせればいいんだよ
辛さや悲しみなんて歌って吹き飛ばそう
忘れてないってわからせよう
だってひとりひとりが大切なんだ どうでもいい人なんていない
今までは本当のことが言えなくても
これからそれを変えてくんだ
だからほら
勇気を出して
TVやラジオを通して世の中に
もう一度この歌を聴かせよう
ここからは世の中がどう見えてるか
そろそろもう教えなきゃ
不安になる必要はないよ
本当のことを言う時は,味方になってあげるから
だからほら
勇気を出して

歌ってみせる それも大声で
怖じ気づいたりせず,思ってることは全部吐き出すんだ
新聞に書き立てたかったら書けばいい 
構うもんか
隠し立てするつもりなんかない 
知りたいことがあれば,調べればいい 気の済むまで徹底的に 

そうだよ 人間なら誰にも素晴らしいところがある
なのにどうしてそんなに臆病になっちゃったの
思ってることがやっと言えるようになったんだ
だから勇気を出して,仲間になって,一緒に世の中に伝えよう
そうだよ つまらない人なんて一人もいない
なのにこんなに不安なのはなぜ?
やっと本当の気持を出せるようになったんだ
だから勇気を出して,仲間になって,一緒に世の中に伝えよう

歌ってみせる それも大声で
怖じ気づいたりせず,思ってることは全部吐き出すんだ
新聞に書き立てたかったら書けばいい 
構うもんか
隠し立てするつもりなんかない 
知りたいことがあれば,調べればいい 気の済むまで徹底的に 

歌ってみせる それも大声で
怖じ気づいたりせず,思ってることは全部吐き出すんだ
新聞に書き立てたかったら書けばいい 
構うもんか
隠し立てするつもりなんかない 
知りたいことがあれば,調べればいい 気の済むまで徹底的に 

(余談)

ええわかっておりますとも。何をおっしゃりたいか,私にはちゃんとわかっております。いや,みなまで仰いますな。いやいやわかってます,わかっておりますとも・・・失礼しました。落語の「宮戸川」のおじさんみたいになってしまいました。

この曲,Read All About It Part IIIというタイトルですが,4月に取り上げたProfessor GreenとのコラボがPart Iであるのはいいとして,Part IIはどこに行ったんだと疑問をお持ちになるはずです。なりますよね?え?そんなのどっちでもいい?いやなるんですっ!

当のEmeli Sandeによると,Part IIがProfessor Greenのアコースティックの別ヴァージョンとして既に存在するため,こうなったそうです。

この曲,海外の歌詞サイトにあった解釈では,ゲイのカップルのカミングアウトだとか。なるほど一理ありますね。


2 件のコメント:

  1.  私は大変気になりました。partⅡは?って。アコースティックバージョンがあるんですね。とりあえずYouTubeで聴いてみました。partⅠと似ているけど違っていて、確かにあれはpartⅡです。このEmeli Sandeの曲はpartⅢにせざるをえない感じです。Emeli SandeはProfessor Greenと、声も雰囲気もとてもよく合っている気がします。
     この歌、日本人の私としては、考えさせられます。あらゆる場面、あらゆる時に、「言わない方が良い」という美意識(?)で長い年月を過ごしてきてきたように思います。そうしているうち、言いたかったこと、とか、他人はともかく自分はどうしたかったのか、とか、だんだんどうでもよくなってくるような・・・。文化に関わることではあるし、それがいいことなのか悪いことなのか、一概には判断できない事柄だと思いますが。
     ゲイのカップルのカミングアウト説、というのは説得力がありますね。

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    1. コメントありがとうございます。oak様は私と大変嗜好が似ておいでなので曲をお勧めする甲斐もあるというものです。
      以前別館でも申しましたが,私は「やるべきでないことをやる」派のリスクテイカーなので,「やってもた」という失敗は山ほどあるのですが「やっておくべきだった」という後悔はあまりありません。
      無論もっと勉強を真面目にやっておけばよかったという,いわば定石の後悔はきっちり押さえておりますが,その他のいわばオプションの後悔はほとんどありません。
      いや皆様がご覧になれば「後悔しろよ」ということも多々あるとは思うのですが,悩むのが得意ではないので「まいいか」で終わってしまいますし,仮にあってもしばらくすると忘れてしまいます。
      いずれにしろ,どちらがいいか悪いかではなく,最終的にはどちらがその人にとって楽かという点に尽きると思います。

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