2013年1月26日土曜日

Every Breath You Take スティング (Sting)

なんで今頃この曲なのかとお思いかもしれません。まあ確かに80年代の名曲で有名な曲ではありますがそれ以外に何か特別な点があるのかと。実はあるんです。
この曲先日BBCが放送したThe World's Top Ten Richest Songs Ever (史上最も稼いだ曲トップ10)というヴィデオで,この曲が8位にランクインしていたからです。"Michael Jacksonの曲も,Rolling Stonesの曲も入っていません。あのJohn Lennonの曲でさえ1曲もランクインしていません。 The Beatlesの曲で唯一ランクインしたのはYesterdayのみ。そう聞けばさすがに今回取り上げた理由がおわかりいただけるでしょう。
ところで,そのヴィデオによると,史上最も稼いだ曲のトップはなんとHappy Birthday To Youとか。この曲がまだ公有財産(public domain)でないことを知り大変驚きました。著作権は2030年まで有効だそうです。
You may wonder why I should pick this up now.  Well, it's one of '80s classics and a very well-known song but anything special?  Yes, it IS special.
In a BBC video titled "The World's Top Ten Richest Songs Ever" it ranked 8th.  No Michael Jackson's nor Rolling Stones' song was among them.  No John Lennon song was either. The only Beatles' song ranked in the top ten was" Yesterday."  Now you see that this song deserves an entry
Anyway, according to the video, the richest song ever is "Happy Birthday To You."  I was very surprised to find it's not public domain yet.  They say the copyright will not expire until 2030
Every Breath You Take  (The Police)
Every breath you take
Every move you make
Every bond you break
Every step you take
I'll be watching you

Every single day
Every word you say
Every game you play
Every night you stay
I'll be watching you

O can't you see
You belong to me
How my poor heart aches with every step you take

Every move you make
Every vow you break
Every smile you fake
Every claim you stake
I'll be watching you

Since you've gone I been lost without a trace
I dream at night I can only see your face
I look around but it's you I can't replace
I feel so cold and I long for your embrace
I keep crying baby, baby please

Every move you make
Every vow you break
Every smile you fake
Every claim you stake
I'll be watching you

その呼吸のひとつひとつ
しぐさのひとつひとつまで
そしてその手で断ち切ったつながりや
歩みのひとつひとつまで
残らずずっと見てるから

一日も欠かさず
何を喋ったかも漏らさず聞いて
どんな駆け引きをして
どこで夜を過ごしても
ちゃんとずっと見てるから

わかるだろ?
お互い「運命の人」なんだよ
こうして離れていくのを見てるだけで
それが辛くて仕方ない

たとえこれから何をやっても
約束が守れなくても
心のこもらない作り笑顔を見せて
どんなことを言ってきても
ずっとここで見てるから

あの日最後に別れてから
どうすればいいのかわからない
夢を見ても,その顔しか浮かんで来ない
他の人を探してみたけれど
代わりになんかならなかった
寒くてその温もりが懐かしい
ずっと辛くて仕方ない
だから頼むよ・・・

たとえこれから何をやっても
約束が守れなくても
心のこもらない作り笑顔を見せて
どんなことを言ってきても
ずっとここで見てるから

(補足) 

この歌詞,大変技巧に富んでいます。まず韻の踏み方(rhyming)が素晴らしい。太字になっている部分が完璧に韻を踏んでいます。また,曲が進行するにしたがって,歌詞の内容が次第にストーカーチックに薄気味悪くなってきますが,美しいメロディーに紛れてそれがわかりにくくなっています。

Every breath you take
Every move you make
Every bond you break
Every step you take
I'll be watching you

Every single day
Every word you say
Every game you play
Every night you stay
I'll be watching you

Every move you make
Every vow you break
Every smile you fake
Every claim you stake
I'll be watching you

Since you've gone I been lost without a trace
I dream at night I can only see your face
I look around but it's you I can't replace
I feel so cold and I long for your embrace
I keep crying baby, baby please

Every move you make
Every vow you break
Every smile you fake
Every claim you stake
I'll be watching you

(余談)

この曲,Stingが最初の妻との離婚訴訟の前後に作った曲らしい。したがって,訳文にこの事実を反映させると下記のようなものになるかと思います。

(覚悟しろよ編)

生きている限り
やることなすことなにもかも
破った誓いのひとつひとつ
なにをやろうとしてるかまで
ずっとここで見てるからな

一日だって目を離さず
どんなことを口にしたか
どんな駆け引きをして
夜をどこで誰と過ごしたかまで
ずっとここで見張ってるから

わかるだろ?
お前は俺のもんなんだよ
だからあれこれ小細工するのを
見てると情けなくなってくる

これからお前があれこれ画策して
約束を次から次へと破っていって
作り笑いで誤魔化しても
どんな言いがかりをつけてきても
きっちり目を光らせてるぞ

あの日最後に別れてから
どうすればいいのか全然わからなくなった
夢の中にもお前の顔しか出てこない
別の相手も探してみたけど
誰もお前みたいにはなれない *
寒くてその温もりが懐かしい
ずっと辛くて仕方ない
だから頼むよ・・・

これからお前があれこれ画策して
約束を次から次へと破っていって
作り笑いで誤魔化しても
どんな言いがかりをつけてきても
きっちり目を光らせてるぞ

自分で訳しておいてこう言うのもどうかと思いますが・・・・怖い。しかしこちらがおそらくSting本人が意図しているところでしょう。

* 普通のラヴソングに登場する場合,このreplaceという単語は「かけがえのない」という非常にロマンティックな意味なのですが,Stingが最初の妻と離婚した後,長年に亘り事実婚を貫いているのを知ると,この部分が「もう妻はいらん」という意味に思えてきます。

それはさておき,漏れ聞くところによると,この曲アチラでは結婚式の定番なんだとか。個人的には束縛を歌った曲だと思いますし,確かAOLのTop 100 Creepiest Songsにランクインしていたような気がするので,結婚式には甚だふさわしくないと思うのですが,おそらくこの曲を選択なさる方の脳裏には,次の訳文のようなイメージでこの曲が浮かんでいるのかもしれません。

(結婚式仕様編)

ただ息をしてるだけのその姿も
ちょっとした仕草も
約束を守れなくて
どんな風に変わっていっても
ずっとここで見守ってるよ

一日も欠かさず
話すことはちゃんと聞いて
どんな駆け引きをして
夜をどこでどう過ごしたかも
こうしてここで見守ってるから

わかるだろ?
2人は「運命の人」なんだよ
だからこうして離れていくのを見ていると
それが辛くて仕方ない

これから何をしても
言ったことが守れなくて
笑ってごまかしても
どんな風に言って来ても
ずっとここで見てるから

あの日最後に別れてから
どうすればいいのか全然わからない
夢のなかにその顔が浮かんで来る
別の人を好きになろうとしてみたけど
どうしても上手くいかなかった
寂しくてその温もりが恋しいよ
ずっと辛くて仕方ない
だから頼むよ・・・

これから何をしても
言ったことが守れなくて
笑ってごまかしても
どんな風に言って来ても
ずっとここで見てるから

(追記)

この曲に関するさらに詳しい情報を(薀蓄の館)として別の投稿にまとめてあります。
http://oyogetaiyakukun.blogspot.jp/2013/01/every-breath-you-take-sting_26.html

12 件のコメント:

  1. "The absolute masterpiece" (完璧な最高傑作)と称されるとおり、疑う余地も無くゴードン・サムナー氏が産んだ20世紀最高の芸術作品の一つであり、正に傑作中の傑作と言える曲だと思います。 今後何百年も歌い継がれていくのではないでしょうか。
    この曲はThe Policeの全セールスの1/3を占め、リリースから30年経った今でも、この一曲だけで、毎日約20万円の印税がStingに払われてるそうです。

    ご指摘のように、確かに「最も誤解されてる迷曲のひとつ」でもあります。
    一般的には、その優しいメロディゆえに、愛する相手に捧げる歌として扱われていて、”Runaway Bride”という結婚をテーマにした映画や、"The Replacements" http://youtu.be/F6ozn5tP570 など、いくつかの映画やドラマの恋愛シーンで使われてます。
    中でも特に有名なのが、あの「アリーmyラブ」シーズン4の名シーンです。
    ボーイフレンドのラリーがアリーの誕生日に現れなくて、アリーが席を立とうとしたその時、ラリーがサプライズで突如"Every Breath You Take"を歌いながら現れ、アリーはビックリ。 でももっと凄いサプライズが用意されていた。というあの感動的なシーン→  http://is.gd/9ocwu7

    このように甘いラブソングですが。。。
    仰るとおり、実はこの曲、「ストーカー・ソング」です。
    邦題も「見つめていたい」 と、抱擁するような愛を感じるタイトルになってますが、この曲が産まれた背景はSting自身の離婚が絡んでいて、"I'll be watching you"とは、「目を光らせてるからな」という意味であり、どっちかっつーと「見つめて痛い」なんですよね。(笑)
    これに関しては、きっと後世に「スティンゴロジー」という学問が登場し、曲の解釈を巡って熱い議論が交わされるだろうと想像しています。

    で、実は、その本来の意味の方で、この曲が歌われたことがあります。
    2005年にロンドンで開催された「Live 8」というチャリティイベントにおいて、Sting自身の替え歌で、各国の政府に対して「我々は行政に眼を光らせてるから、しっかりやれよ」と歌われてます。
    http://youtu.be/HvVjuHhx65Q

    また、この曲はStingが、ある夜、就寝中に思いつき、飛び起きてピアノに向かい、20分で書かれた曲と、本人は語っています。
    名曲は直ぐにできるとも言われますが、実に巧みな技巧が使われてます。
    そのことが、不自然さを感じるほどキッチリとしたライミングから読み取れます。
    一般的に、この歌詞のような "Rhyming辞書" を使ったような韻の踏み方は、”Perfect Rhyme”(完全韻)と言われ、Cliches(クリーシェィ:ありがちな陳腐な表現)同様、敬遠されます。 しかし、そこは流石Sting様。 歌詞中に沢山出てくるEveryに続く単語を覚えやすくするために、あえて単純なライムを反復音デバイスとして用いて、「エコー効果」を強調しているのです。一見安っぽいライムに見えますが、自分で歌ってみれば判ります。完全な反復があるから記憶に残るのです。

    音楽的には、Sting自身も「メジャーコードの後に関係マイナーが続く曲はオリジナリティがない」と語ってるように、超定番の I-vim-IV-V 進行(いわゆる50'sと言われるコード進行)であり、一聴で あの"Stand By Me"と同じだなと気付くと思います。 → http://youtu.be/MvOuGD7cxywsa

    その平凡なコード進行と、単純なライミングの、「なんの変哲も無い普通の曲」を、変哲もある歴史的名曲へと豹変させたのが、あの特徴的なギターアルペジオ(ギターリフ)であり、Andy Summers(The Policeのギタリスト)による「大発明」とまで言われてます。 
    あのギターサウンドはサンプリングされたり、http://youtu.be/mM0-ZU8njdo  パクられたり http://youtu.be/JRfuAukYTKg (笑) してますが、Andyには作曲者としての印税は一銭も支払われてません。 ソングライターには今だに毎日20万円も支払われてるのに、なんか釈然としませんね。

    最後に、"Every Breath You Take" のPVに関するとリビアをひとつ。
    この曲のビデオの中で、「窓拭きのおじさん」がさりげなく登場しますが、あれは、「この曲が、Roxanneから始まったポリス物語の集大成ですよ」というStingの個人的なメッセージが篭められてます。
    そのヒントは自叙伝映画「Bring On The Night (ブルータートルの夢)」の中で語られてます。
    http://youtu.be/DyoFQimGFdw?t=1h16m11s

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    1. 詳細かつ精緻な考察に溢れたコメントありがとうございます。コメントを拝見し,音楽コラムを一本読んだような充実感を感じております。Stingの曲については今後も取り上げる予定にしておりますので,その際はまた是非お声をお聞かせください。

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  2. 初めまして、こんにちは。鈴木と申します。
    「およげ!対訳くん」拝見させて頂きました。

    「Every Breath You Take (Sting)」の欄に書いていますが、
    他のものも拝見しました。

    言葉を言葉で表すというのはこんなにも興味深いのですね。
    大変な感動があります。
    言葉を前後入れ替えただけで意味の強さが変わったり、
    「優しい」とか「真面目」とか、雰囲気を口調で表現出来たり。
    同じ意味の言葉が書いてあるのに、全く違う意味を持ったり。

    vestige様は、原文の意味やメッセージをとりこぼさないように
    補完しながら丁寧に訳している気がしました。
    (といいつつ、私は和訳が全く出来ないのです!
    生意気ですみませんすみません)
    訳す時には「表現する」という意味で、小説や詩を書くような創作する感覚があるのでしょうか?

    同時に考えさせられました。自分の気持ちを言葉で伝えようとした時、
    純度100%のまま相手に届けるなんて夢なんだなと。
    私の場合、持ってる言葉がまた少なくポンコツで、
    その少ない中から無理矢理合わせて外に出している始末で
    どんどん完全から離れてしまうのです。
    さらにそこから相手の受け取り方で思いもよらない方向へ展開したりします。

    しかし、vestige様の「およげ!対訳くん」を読みながら、
    それでも良いのだな、と思えました。
    というか、覚悟を持ってればいいのですね。

    言葉を使うとき、他者と自分との境界を感じずにはいられません。

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    1. コメント並びに過分なお褒めのお言葉ありがとうございます。仰るように自分の気持ちを言葉だけで伝えるのは,ほぼ100%不可能だと個人的に思っております。

      仮に赤い色を見て「赤」と表現したとしても,自分の見る「赤」と相手の見る「赤」は同じではありません。視覚と言う比較的確認しやすいものでさえそうなのですから,言葉などという曖昧なものであれば猶更でしょう。したがって相手には伝わらないのが原則だと考えておりますし,またそう思わなければ,お互いに大変苦しむことになります。

      ここ本館の和訳についても,意訳し過ぎとお考えになる方が大勢おいでになりますが,ネイティヴの方にとっても解釈が常にひとつではないのが歌詞というものの性質です。そこにさらに翻訳作業というフィルターを重ねれば万人に受け入れられる訳文などないのが当然でしょう。

      とはいうものの,私自身「意訳し過ぎなのではないか」という思いと「これが自分のスタイルだ」という思いとの狭間で常に気持が揺れ動いております。実際,個人的には納得している訳文が「意訳し過ぎ」「誤訳」との批判を受けることも少なくありませんが,それは一歩踏み込んだ訳文にするためのトレード・オフだと考えております。

      無論,批判を避けるため,原文に忠実に余計な付け足しはせずそのまま和訳することもできないわけではありませんし,実際のところ,その方が容易な場合も少なくありませんが,それは私の求める訳文とは違います。したがって最終的には,自分の納得できる訳文にしたところでよしとする他ありません。

      また,自分の意図とは違う形で相手に届いてしまう経験は私にも数えきれないくらいありますが,それらが全て悪い結果をもたらすかというとそうとも言い切れません。逆に誤解されたことで相手の役に立つこともあります。人は違っているからこそ素晴らしい。意図したことが通じないことに悩むよりも,通じなくて当然と考え,通じたことを喜ぶ方が生きていく上で遥かに楽であるように思います。

      さて,別館(twitter)でも余談を展開しております。まだおいでになっていなければ,お時間があればそちらへも。お待ちしております。

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  3. 久しぶりに遊びに来て、私のだいすきな!!!!!永遠に不滅です曲が取り上げられていて、感涙です。
    しかも3種類も…。個人的には…やっぱり1番目かなぁ〜。
    でも、結婚式で使われる曲で有名ってちょっと意外ですね…。
    あの解釈だったら、歌って貰いたいかもw

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    1. コメント並びに温かいお言葉ありがとうございます。Volcanoにコメントをくださった方ですね。ご無沙汰しております。この曲に関しては,意外なほど多くの方が思い入れをお持ちのようで,80年代の曲でありながら既にいくつかコメントをいただいております。特に最初にコメントをくださったtetz様のものが素晴らしかったのですが,コメント欄ではヴィデオが埋め込めないばかりかリンクも張れません。そこで寄せくださった情報をもとに,(薀蓄の館)という名称で別に投稿を作成しております。お時間があれば,是非そちらもご覧ください。

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  4.  私は、このブログでは、行間を埋めてくださるスタイル(しかも美しい日本語で)である、というのが全ての大前提だと思っています。読者としての立場からすると、辞書を片手ににらんでみてもわからなかった歌詞の意味がわかる、というのが、ここでの最大の魅力です。そもそも扱っておられるのが、散文ではなく、詩、しかも歌詞です。原文自体は、曲にのせて歌うために、押韻も含め様々な制約を受けて作られている。しかし、ここで展開されている和訳では、曲にのせるという要素は一切考慮する必要はありません。そういう意味では、「原文への忠実さ」よりも「意味」に焦点を置いた、現在のスタイルの方が遥かに実りがあると思われます。解釈の余地が減ってしまうのは事実ですが、十分な下調べの上、覚悟をもって1つの解釈を打ち出してこられているわけで、なぜVestigeさんがこの解釈を採用したのか考えたり、また、違う解釈を思いついたりするのも、ここでの大きな楽しみの1つです。どうぞ、今後もこのままのスタイルで続けて下さいますように、と願っています。
     Every Breath You Takeはずっと大好きな曲です。でも、対訳はもちろん、リード+補足+余談と、「蘊蓄の館」のコメントで、一層深く聴くことができるようになりました。ありがとうございます。 以前、別館の方で「我々は名前をつけることで存在を作り出す」というツイートをされていましたが、この曲が流れ始めた80年代の頃は、いわゆる「ストーカー」という言葉はまだなく、ストーキングという行為に対する理解もほとんどなかったと記憶しています。当時はまだのんびりしていて、この曲も鷹揚に受けとめられていたのではないでしょうか。しかし、その当時からStingは「ストーキング」の(言葉はまだなくても)概念をしっかり意識して、この曲を作り出したのだと思うと、その慧眼、というか、先見の明というか、さすがだなあという気がしました。
     (前の方々のコメントに感激して、また長いコメントになってしまいました。ゴメンナサイ。お忙しいようでしたら、返信は結構ですので・・・)

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    1. コメント並びに過分なお褒めのお言葉ありがとうございます。本館を続けている限り,私がこのスタイルを変えることはまずないのでその点はご安心ください。
      解釈の余地に関しては,自分で考えたいとお考えの方のために,英語歌詞もつけておりますので,そちらをご覧になってご自身でお考え下さればと思っております。
      以前もどこかで申しましたが,真に優れた歌詞というのは聴き手の解釈によって完成するものであると考えております。したがって,100人いれば100通りの解釈があるのが当然です。こうでなければならぬというものはありません。本館の訳文にしても数多ある解釈の一つです。したがって,この解釈を気に入ってくださる方が楽しんでくださればそれでいいと思っています。

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  5. 初めて、およげ!対訳くんを見させていただきました。とても素晴らしいサイトですね。
    読んでいて、「見つめていたい」を初めて聞いたときにぞっと背筋が寒くなった感覚、そして英語圏内の人にもラブソングとして受け入れられていることを知った時の違和感を思い出しました。
    個人的にはスティングがソロになってからこの曲の毒消しとして書いた、「セット・ゼム・フリー」も合わせて紹介していただけると、嬉しいです。
    これからも、頑張っていろんな曲を紹介してください。楽しみにしています。よろしくお願いします。

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    1. コメント並びに過分なお褒めのお言葉ありがとうございます。この曲も含めてStingの曲は歌詞の面白さという点で抜きん出ているため,今後も取り上げていく予定です。
      ただ大変申し訳ないのですが,ページ右上What's Newの箇所でも申し上げているように,現在リクエストはお断りしている状態ですので,その点ご理解いただければと思います。
      さて,別館(twitter)でも余談を展開しております。まだおいでになっていなければ,お時間があればそちらへも。お待ちしております。

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  6. こんにちは。久しぶりにこちらのサイトを覗いていて、大好きなこの曲を見つけました。
    ストーカー的なコワい意味があるのも知っていますが、私は、いい意味でのラブソングとしていつも聴いています。
    「どこにいても、誰といても、忘れられない」そんな思いが溢れる、切ない、切ない曲です。名曲です。
    こちらのサイトの訳は素晴らしいですし、曲にまつわる蘊蓄も興味深く、いつも楽しく拝見しています。
    みなさんのコメントもすごいですね~。

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    1. コメント並びに温かいお言葉ありがとうございます。曲の「真の意味」はその曲をお聴きになった方の中にのみ存在するので,一般的な見解がどうであれ,りょう様にとってはこの曲は「切ないラヴソング」に他ならないと思われます。
      ところで,コメント欄にはヴィデオのリンクが埋め込めないのですが,投稿という形にするとそれが可能なので,同じタイトルで「薀蓄の館」という投稿を用意しております。そちらでならば読者の方がご紹介くださったヴィデオもご覧になれますので,お時間があれば是非。

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