2013年3月6日水曜日

It's A Beautiful Day マイケル・ブーブレ (Michael Buble)

本気でしょうか?それとも単なる負け惜しみなのか。この曲を聴いて,Maroon 5のHarder To Breathe http://oyogetaiyakukun.blogspot.jp/2012/08/harder-to-breath-5-maroon-5.html を思い出しました。私には主人公は破局後もまだ相手のことを引きずっているように思えます。仮にそうでないとすれば,主人公は別に今の心境をこれほどまでに説明しなくてもいいはずだからです。さっさと別れて新しい人生を満喫すればいいだけです。なのにそうしてない。ということは,彼は別れられて良かったし自分は平気だというフリをしているということです。考え過ぎでしょうか?確かに。主人公はただ自分の正直な気持ちを語っているだけなのかもしれませんね。
Does he mean it? Or he's just talking of sour grapes?  This reminds me of Maroon 5's Harder To Breathe. http://oyogetaiyakukun.blogspot.jp/2012/08/harder-to-breath-5-maroon-5.html To me, the protagonist still seems to love the second person even after their breakup.  Suppose he doesn't, then he doesn't need to explain how he's feeling right now that much.  He can just leave and enjoy his new life but he doesn't.  This means he makes believe that he's fine and happy with the breakup.  Do I take it too far?  Maybe so and what he states is really what he is saying
It's A Beautiful Day  (Michael Buble)
(Lyric Video)
I don't know why
You think that you could hold me
When you can't get by by yourself
And I don't know who
Would ever want to tear the seam of someone's dream
Baby, it's fine, you said that we should just be friends
While I came up with that line and I'm sure
That it's for the best
If you ever change your mind, don't hold your breath

'Cause you may not believe
That baby, I'm relieved
When you said goodbye, my whole world shines

Hey hey hey
It's a beautiful day and I can't stop myself from smiling
If we're drinking, then I'm buying
And I know there's no denying
It's a beautiful day, the sun is up, the music's playing
And even if it started raining
You won't hear this boy complaining
'Cause I'm glad that you're the one that got away
It's a beautiful day

It's my turn to fly, so girls, get in line
'Cause I'm easy, no playing this guy like a fool
Now I'm alright
Might've had me caged before, but not tonight

And you may not believe
That baby, I'm relieved
This fire inside, it burns too bright
I don't want to say "so long," I just want to say "goodbye"

It's a beautiful day and I can't stop myself from smiling
If we're drinking, then I'm buying
And I know there's no denying
It's a beautiful day, the sun is up, the music's playing
And even if it started raining
You won't hear this boy complaining
'Cause I'm glad that you're the one who got away

'Cause if you ever think I'll take up
My time with thinking of our break-up
Then, you've got another thing coming your way
'Cause it's a beautiful day
Beautiful day
Oh, baby, any day that you're gone away
It's a beautiful day

わかんないね
俺のこと,ちゃんと繋ぎとめておけるって
思えるっていうそのことが
自分の面倒さえ見られないだろ?
それにこれもわかんないね
なんでわざわざ他人の夢を
壊してまわる真似すんだよ
ああいいよ ただの友達よねなんて言うんだろ?
先にそう言ったのはこっちだけど
確かにそれが一番いいよ
だから気が変わっても
やり直すチャンスはもうないからな

こんなの認めたくないだろうけど
お蔭でやっとスッキリしたよ
別れようって言われた途端,世界が輝き出したんだ

聞いてくれよ
天気もいいし気分は最高
思わず笑みがこぼれてくる
もし飲んでたら,きっと奢って散財してる
間違いないね
天気もいいし気分も最高
空には明るいお日様が出て
楽しげな音楽も聞こえてくる
たとえ雨が降り出したって
それでもやっぱり最高だ
どうせ文句を言ったって,お前の耳には届かないだろ?
別れてくれてよかったって思ってるから
やっぱり最高の一日だ

これでやっと思う存分自由にやれる
もう気兼ねする相手もいない
だから付き合いたいと思うなら
列を作ってそこに並んで 順番だからね
うるさいことは言わないヤツだけど
適当にあしらうなんて許されるか
これでやっと元気になったよ
今までは檻に入れられてたようなもの
だからおとなしくしてたけど
今夜からはもう違う

こんなの認めたくないだろうけど
お蔭でやっとスッキリしたよ
心のなかに抑えてきたものが
まるで炎のように強烈に燃え出したんだ
「またな」なんて未練がましく言うもんか
「これで終りだな」って言ってやる

天気もいいし気分は最高
思わず笑みがこぼれてくる
もし飲んでたら,きっと奢って散財してる
間違いないね
天気もいいし気分も最高
空には明るいお日様が出て
楽しげな音楽も聞こえてくる
たとえ雨が降り出したって
そんなの別に気にしない 文句を言うようなことじゃない
だって,お前から別れてくれたんだから
やっぱり最高の一日だ

もしこっちがいつまでもくよくよと
今回の別れたことで傷ついて
考えてるなんて思ってんなら
それは大きな間違いだから
次は自分でどうにかしろよ 
だってこんな天気のいい日なんだ
最高だよ
お前と別れてからは
毎日が最高の気分だよ

(余談)

Michael Bubleの曲は:
Haven't Met You Yet http://oyogetaiyakukun.blogspot.jp/2011/09/havent-met-you-yet-michael-buble.html
Feelin' Good http://oyogetaiyakukun.blogspot.jp/2012/01/feeling-good-nina-simone.html(正確に言うとこれは彼の曲ではありませんが)とこれ以外にも2曲取り上げていますが,何度聴いても「あの方」の顔が浮かんでしまって虚心に聴けません。

かのDavid Foster御大はMichael Bubleの声を評して「唯一無二の声」と言ったそうですが,それはあの「訛り(←スミマセン。どうしても訛りに聞こえてしまいます)」も含めてのことなのか?その点が大変気になります。

5 件のコメント:

  1. >さっさと別れて新しい人生を満喫すればいいだけです。
    これは女の考え方。

    引きずってるとかじゃなくて、段々ウザったく重くなってた彼女の束縛から別れによって一気に自由になれた心境はやはり男だけなのかねえ。女の人は好きじゃなくなると、とことん冷たい。もう関係ない人、どうでもいい人になるが男はそうじゃない。そうじゃないけど引きずっている女の人ほど深刻でもない。

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  2. vestige さま

    本館では初めまして。
    以前ツイッターでエドえもんについてコメントさせて頂いたものです。

    この曲、最近よくラジオや有線で掛かっていて
    明るいポップな曲だなと思っていたら失恋ソングだったんですね~

    本日ブーブレのアルバム発売日なのでサイトを覗いてみたら、彼自身の曲解説が載っていました。
    (既にご存知でしたらすみません!)
    http://wmg.jp/artist/michaelbuble/news_47455.html

    しかしイケメンで美声で女性ファンも多くて、更にはあんな綺麗な奥方もいらっしゃるのに
    >僕は恋愛関係ではダメな男で、いつも振られる方だから
    のコメントは嘘っぽいですね。。笑

    それともそういうタイプの男性に限って
    プライベートの恋愛は上手くいかないものなんでしょうか。

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    1. コメントありがとうございます。彼のコメントの真偽はさておき,もう結婚なさっておいでなのですから,「いつも振られる方」でなくてはマズいような気もいたします。
      また,恋愛関係というのは,客観的に見ていかにモテていようとも,意中の人が振り向いてくれなければ,主観的にはモテていないのと一緒なので,彼の言葉も強ちウソとは言えないのかもしれません。

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  3. vestigeさん

    初めまして、洋楽が好きな外国人、カルビンと言います。
    日本人の友達に洋楽の曲を薦めるたび、vestigeさんの和訳の世話になっています。自分も日英、英日の翻訳に興味があり、勉強の気持ちでvestigeさんの翻訳を読んでいます。Michael Bubleのこの曲が好きで、今日もvestigeさんの和訳ページのお世話になっています!
    聞きたいことがあって、ここでコメントを残そうと思います。

    英語の歌詞「It's a beautiful day and I can't stop myself from smiling」を
    「聞いてくれよ
    天気もいいし気分は最高
    思わず笑みがこぼれてくる」と翻訳しているのですね。
    どうして「聞いてくれよ」を入れているのでしょうか。
    英語にはそういうフレーズが入っていないとは思いますが、
    日本語の歌詞にすると、やはりすぐ「天気もいい・・・」でコーラスをスタートすると突然!って感じがするからでしょうか。
    2回目のIt's a beautiful dayのところを
    「間違いないね」を入れていることも同じでしょうか。

    また
    「And even if it started raining
    You won't hear this boy complaining」
    は2回歌われたが、2回の翻訳が異なっていることが気付きまして、
    1回目は
    「たとえ雨が降り出したって
    それでもやっぱり最高だ
    どうせ文句を言ったって,お前の耳には届かないだろ?」
    2回目は
    「たとえ雨が降り出したって
    そんなの別に気にしない 文句を言うようなことじゃない」

    「どうせ文句を言ったって、お前の耳には届かないだろ?」
    という翻訳にも意味深く読んで、
    それは洋楽の和訳の手法の一つなのかと考えて、
    それについて勉強したいと思って、聞かせていただきました。
    もしよろしければ、色々話して意見を聞かせてください。

    よろしくお願い致します。

    カルビン

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    1. コメントありがとうございます。ページ右上でも申し上げておりますように,原則として訳文についてはご説明しないことにしておりますが,外国の方が苦労してコメントをくださったので,今回は特別にご説明申し上げます。

      まず,「聞いてくれよ」と「間違いないね」を入れた理由ですが,「聞いてくれよ」を付け足した理由は,この曲が主人公の強がりだと思ったからです。主人公は自分は傷ついてないということを相手に訴えようとしていると思えたためにこうなりました。一方「間違いないね」の方は,繰り返しを避けるためです。もう一度「聞いてくれよ」と繰り返すと,ややくどい印象を与えるような気がいたします。

      無論,元の歌詞がそうなっているのですから,それをそのまま「聞いてくれよ」としても,あるいはそれさえ省いていきなり「天気もいいし」としてしまっても,なんら問題ないので,最終的には単に私のスタイルとご説明するしかありません。

      次に「And even if it started raining, You won't hear this boy complaining」の箇所ですが,こちらも繰り返しを避け,主人公の強がりを強調するために異なる表現にしております。

      そもそも,英語と日本語に限らず,翻訳という作業は,単語を一対一で対応させてすむものではないはずです。原文に含まれているはずの意味の一部が,一対一で対応させて訳してしまうと,訳文からこぼれ落ちてしまうことがほとんどです。それを避けるため,複数回同じ表現が出てくる時は,なるべく原文の意味を余さずすくい取れるよう,違う表現を使って和訳しております。

      以上ご説明申し上げましたが,洋楽の和訳に関しては,そこに一定の確立した「手法」というものは存在しないような気がいたします。無論,私がただ知らないだけで,実際には存在するのかもしれませんが,少なくとも個人的にはそれを意識したことはありません。

      さて,別館(twitter)でも余談を展開しております。まだおいでになっていなければ,お時間があればそちらへも。お待ちしております。

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