2013年5月20日月曜日

Black and Gold サム・スパロー (Sam Sparro)

2番目のヴィデオでこの曲をカヴァーしている男性に感謝すべきかもしれません。彼のおかげでこの曲と出会ったので。Twitterで私をフォローしてくださっている方ですが,彼がいなければおそらくこの曲に注目することはなかったと思います。こんな素晴らしい曲をあやうく聞き逃すところでした。
ところで彼にはカヴァー以外にもオリジナルが数曲あります。リンクを貼っておくので,よろしければお聴きになってみてください。https://www.musicpage.com/timturnermusic
I should thank the guy covering this song in the second video.  He brought me to this song.  He is one of my followers on Twitter.  Without him, it probably wouldn't have caught my attention and I would have missed a beautiful song like this.
Anyway, he does some originals as well as a cover.  If you're interested in, please check them out.  Here's a link.  https://www.musicpage.com/timturnermusic
Black and Gold  (Sam Sparro)
(Tim Turner Cover)
Mmm
If the fish swam out of the ocean
And grew legs and they started walking
And the apes climbed down from the trees
And grew tall and they started talking
And the stars fell out of the sky
And my tears rolled into the ocean
And now I'm looking for a reason why
You even set my world into motion

'Cause if you're not really here
Then the stars don't even matter
Now I'm filled to the top with fear
That it's all just a bunch of matter
'Cause if you're not really there
Then I don't wanna be either
I wanna be next to you
Black and gold, black and gold, black and gold

Mmm

I look up into the night sky
I see a thousand eyes staring back
And all around these golden beacons
I see nothing but black
I feel the weight of something beyond them
I don't see what I can feel
If vision is the only validation
Then most of my life isn't real

魚が海を出て陸に上がって
そこに足が生えてきて,その足で歩き始めて
猿が住んでる木から降りてきて
そして背が伸びて,話をし始め
星が夜空から落ちてきて
この涙が大海原になだれ込んだら・・・
そんな風に考えてふと気になった
そもそも「あなた」はどういう理由で
この世界を作ったんだろうって

だってもし「あなた」が本当はいないとしたら
いくら星が美しくてもそんなの何の意味もない
そんな風に考えると
どうにも怖くて仕方なくなる
この世の中がただの物質の集まりなんて
だってもし「あなた」が本当はいないとしたら
もう生きてなんかいたくない
そのそばにいたいんだ
こんな風に夜空が美しいのも
金色に輝く星々があるからで
そこに星がなかったら
どこまでも暗闇が延々と続くだけだよ

こうして夜空を見上げると
輝く何千もの星々が
じっとこっちを見つめてる
その金色のかがり火の周りには
ただ暗闇だけが広がってるけど
それをじっと見ていると
その向こうにまだ「何か」がある
そんな気がしてしかたない
確かに目には見えないけど
だからないってわけじゃない
見えないものは存在しない
そんな風に考えたら
この人生のほとんどが
ただの幻だってことになる

(余談)

昨日のNext To Meといいこの曲といい,本当に偶然なのですが「神」つながりになってしまいました。無論,歌詞に登場する「あなた」が「神」ではなく,愛する相手であると考えることもできますが,この場合にはやはり「神」であった方が説得力があるでしょう。

この点について,私は不可知論者なので,人間は「神」の存在を証明も否定もできないという立場ですが,私が信じていないのは,あくまでも人間の顔をした「神」であって,人知を超えた存在,いわば普遍的な物理法則や確率としての「神」は否定していません。したがって,この曲の「あなた」もそういうものを擬人化したのだとすれば,それはそれで筋が通るような気がします。

とりわけ最後の「確かに目には見えないけど,だからないってわけじゃない,見えないもの存在しない,そんな風に考えたら,この人生のほとんどが,ただの幻だってことになる」の部分はまさにその通りでしょう。

振動という間接的な手段で見ることはできますが「音楽」を直接目で見ることはできませんし,「愛」を直接視覚的に確認することもできません。そもそも「命」自体が目には見えません。

こうして考えてみると,軽快で表面上はただのお気楽な曲に思えますが思った以上に深い曲なのかもしれません。

2 件のコメント:

  1. こんにちは

    若き歌姫gabrielle aplinがこの曲をカバーしているのをたまたま見つけました。

    http://www.youtube.com/watch?list=RD020MlflO5StHw&v=FjkCjFJ_ch4&feature=player_detailpage

    gabrielle aplin以前に取り上げられていたのでお好みかな?
    と思いまして。

    歌う人によって全然雰囲気変わる物ですねぇ。

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    1. コメント並びにお知らせありがとうございます。同じ曲を歌っても全く印象が異なる上,場合によっては本家よりも良いことがあるのがカヴァーの面白さだと私も思っております。

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