2013年9月17日火曜日

Put Your Records On コリン・ベイリー・レイ (Corinne Bailey Rae)

外見に騙されないでください。確かに彼はイケメンではありませんし,眼鏡をかけて若干メタボ気味ですが,そんなことはこの際問題ではありません。とにかくヴィデオをご覧になれば,私の言わんとするところがご理解いただけると思います。彼は本当に素晴らしいです。
ところで,この曲は自分に正直に生きることがテーマです。時には周囲と違っていることで笑われることもありますが,それでもそんなことに挫けず,自分に自信を持てと曲は伝えています。
Don't be fooled by his appearance.  No, he's not a good-looking guy.  He wear glasses and is a bit overweight but that doesn't mean a thing.  Just watch the video then you'll understand what I mean.  He's totally amazing.
Anyway, the song is about being yourself.  Sometimes people laugh at you because you're not like them.  Don't be discouraged and be proud of yourself, the song says.  
Put Your Records On  (Corinne Bailey Rae)  
(David So Cover)
Three little birds, sat on my window.
And they told me I don't need to worry.
Summer came like cinnamon
So sweet,
Little girls double-dutch on the concrete.

Maybe sometimes, we've got it wrong, but it's alright
The more things seem to change, the more they stay the same
Oh, don't you hesitate.

Girl, put your records on, tell me your favourite song
You go ahead, let your hair down
Sapphire and faded jeans, I hope you get your dreams,
Just go ahead, let your hair down.

You're gonna find yourself somewhere, somehow.

Blue as the sky, sunburnt and lonely,
Sipping tea in a bar by the roadside,
(just relax, just relax)
Don't you let those other boys fool you,
Got to love that afro hair do.

Maybe sometimes, we feel afraid, but it's alright
The more you stay the same, the more they seem to change.
Don't you think it's strange?

Girl, put your records on, tell me your favourite song
You go ahead, let your hair down
Sapphire and faded jeans, I hope you get your dreams,
Just go ahead, let your hair down.

You're gonna find yourself somewhere, somehow.

'Twas more than I could take, pity for pity's sake
Some nights kept me awake, I thought that I was stronger
When you gonna realise, that you don't even have to try any longer?
Do what you want to.

Girl, put your records on, tell me your favourite song
You go ahead, let your hair down
Sapphire and faded jeans, I hope you get your dreams,
Just go ahead, let your hair down.

Girl, put your records on, tell me your favourite song
You go ahead, let your hair down
Sapphire and faded jeans, I hope you get your dreams,
Just go ahead, let your hair down.

Oh, you're gonna find yourself somewhere, somehow

かわいい小鳥が3羽
部屋の窓辺に止まって
大丈夫だよって教えてくれた
夏はまるでシナモンみたいな
甘い香りをさせてやってきた
小さな女の子がコンクリートの上で
ダブル・ダッチ(縄跳び)で
一緒に遊んでる

多分間違っちゃう時もある
だけどそれでも平気だよ
世の中が変わってくように思える時ほど
本当は変わってないんだから
だから勇気を出して

ねえレコードをかけて
好きな曲を教えてよ
自分の好きなようにして
リラックスすればいいんだから
ブルーのサファイアと色褪せたジーンズ
夢を持ってもらいたいの
そのままで
リラックスすればいいんだよ

どこかで何かのきっかけで
きっと本当の自分に気付くから

青空みたいにブルーな気分で
日焼けした肌のまま
たったひとりで道端の
バーでお茶を飲んでる
(とにかくリラックスして,頑張らなくていいんだから)
だけどちょっかいかけてくる
あんなヤツらに負けないで
そのアフロの髪型に
自信を持たなきゃダメなんだよ

不安になる時もあるかもしれない
だけどそれでも大丈夫
自分ってものをしっかり持って
堂々としていれば
相手が逆に変わっていく
そんな風に思えるの
これって変だと思わない?

ねえレコードをかけて
好きな曲を教えてよ
自分の好きなようにして
リラックスすればいいんだから
ブルーのサファイアと色褪せたジーンズ
夢を持ってもらいたいの
そのままで
リラックスすればいいんだよ

どこかで何かのきっかけで
きっと本当の自分に気付くから

どうしても我慢できなかったの
勝手に気の毒がられるなんて
夜どうしても眠れない
そんなことも何度かあったし
自分のこと,もっと強い人間だって思ってたよ
だからそろそろ気が付いて
頑張らなくたっていいんだよ
心のままに生きればいいの

ねえレコードをかけて
好きな曲を教えてよ
自分の好きなようにして
リラックスすればいいんだから
ブルーのサファイアと色褪せたジーンズ
夢を持ってもらいたいの
ただ心の赴くままに
リラックスすればいいんだよ

ねえレコードをかけて
好きな曲を教えてよ
自分の好きなようにして
リラックスすればいいんだから
ブルーのサファイアと色褪せたジーンズ
夢を持ってもらいたいの
そのままで
リラックスすればいいんだよ

どこかで何かのきっかけで
きっと本当の自分に気付くから

(余談)

本来ならここはオリジナルを歌ったCorinne Bailey Raeについて語るべきなのでしょうが,カヴァーのDavid Soが意表を突きすぎていて本家を吹っ飛ばしてしまいました。

ルックス的には決して恵まれているとは言えず,どちらかといえばなのですがこの歌声。あくまでも個人的な見解ですが,色んな意味で,彼の存在は多くの人に希望を与えるような気がします。是非ブレイクしてもらいたい。(あと10キロほど体重を落とした上でコンタクトにして,着ているものをどうにかすれば,それなりにイケると思うのですがダメでしょうか?)


7 件のコメント:

  1.  Like a Starの人ですね。この曲もいいですね。青空とか、シナモンの香り、とか、詩から広がるイメージがきれいで、聴いていて心地よい。この歌の通り、家に帰って髪を下ろして、リラックスする時に聴きたい気がします。
     でも、「本当の自分に正直に自信を持って生きていく」というのは、言うほど簡単なことではないですよね。昨日のShe Keeps Me Warmもそうでしたが、その難しいメッセージを、「ねえレコードをかけて好きな曲を教えて」という気の利いたメタファーでのんびりと伝えてくるところが、好きだなあと思います。
     ところで、彼がこの可愛い曲を選んでカバーしてくれたことに、とりあえず感激です。しかも、すっかり自分のものにしてしまっている素晴らしい出来栄えではないですか。一見すると「もしかして、十八番、聞かされちゃう運命?」と怯えてしまうところに「ええっ!ウソ、すごい、かっこいい!」とくるまさかの展開。・・・vestigeさん、彼はこのままでいきましょう!第一印象とのギャップが大きいほど、人は惹かれるものだと、どこかでヨダンも言ってたではありませんか。(言ってませんでしたっけ?)

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    1. コメントありがとうございます。「彼はこのままでいきましょう!」と仰られても,私は彼のマネジャーではないので返答にいささか窮するところですが,彼は本来スタンダップ・コメディアンなので,敢えてこの風貌にしているのかもしれません。
      仮にそうだとすると,音楽は彼にとってはあくまでも裏芸に過ぎないわけですが,その裏芸でさえこのレベルという事実に,羨望を感じずにはいられません。

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    2. 今日の朝日新聞に、『アフロの自由 人生は変えられる』というコラムが掲載されていました。おもしろい文章で、朝から楽しい気持ちにさせてもらったのですが、潜在意識の彼方からこの曲のことが閃きました。そして、ああ、私は間違っていた、Corrine Bailey Raeに謝りたい、という気持ちになりました。
       "let your hair down"の部分、化粧を落としてすっぴんになるかのごとく、髪を下してリラックスして、くらいに考えて前のコメントも書いたのですが、それどころではなかった。新聞記事にもある通り、今、黒人女性の間では、強力な縮毛矯正剤を使ってサラサラの髪にするのが主流のようで、アフロヘアのままの女性はほとんどおられないようです。そんな中で、Corrine Bailey Raeはずっと、アフロヘアを通している。肌や髪、自分の出自に対して、ただ誇りを持っているだけでなく、実際に髪を下して胸を張ってみせる彼女に静かな気概を感じます。おしゃれで可愛くて賢い、素敵な女の子だと思っていましたが、実は、筋の通った矜持の人でもある。しかも、そうは見えないのに。彼女のことがますます好きになりました。(返信は結構です)

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  2. 素敵な曲ですね。
    本館にあったのを聴いてから、最近繰り返し聞き始めました。

    サファイアが青色の意味を持っているのを初めて知りました。英和辞典のサファイアには、9月の誕生石らしく、純粋という意味もあるそうです。
    曲の中の人の気持ち、誕生石の純粋から想像するありのままの自分、ジーンズのブルーと、色んな青が出てきますね。

    カバーしている方、「そのアフロの髪型に自信を持たなきゃダメなんだよ」と歌詞にあるので、このままでも良い気がします。けれど、あちこちきれいに整っていても、
    曲に対して説得力に欠けてしまいそうとも思ってしまいます。

    kinako_d

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    1. コメントありがとうございます。David So,あの見た目であの歌の上手さ。意味なく勇気づけられます。仰る意味通り,そういう意味でこの曲にピッタリなアーティストなのかもしれません。

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  3. イセタンタータン缶2014年10月26日 23:12

    焦ってしまって空回ってしまってる時に聞きたい、気持ちがリラックス出来る優しいメッセージの曲ですね。
    落ち着かせてくれて、それでいて背中をちょっと押してくれるような自然な前向きさが素敵。

    David So君のカバーはGreen Lightの時も素晴らしいと思いましたが、 今回の方が一人の所為なのか髪型のせいなのか見た目と歌のギャップを強く感じました。
    あの動画よりも若干ふっくらしてるかな?
    歌の素晴らしさの所為なのか、途中「Sipping tea in a bar by the roadside,」の辺りで歌詞を間違えたのかわかりませんがラララとハミングで歌いながら笑って誤魔化してるっぽい所まで「ちくしょーかわいいじゃねーか」と見えて来るのが不思議です。


    最後に、youtubeへのリンクの所のタイトルが、David SoのSがHになっているのが気になってます、と
    とりあえずご報告まで

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    1. コメント並びにご指摘ありがとうございます。早速修正いたしましたのでご確認ください。なによりブラックウォッチであれマクミランであれ,とにかくその「イセタンタータン缶」というお名前にグッと来たことをお伝えしておきます。

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