2014年8月3日日曜日

Love Will Keep Us Together ニール・セダカ (Neil Sedaka)

「6次の隔たり」という言葉をご存じでしょうか?この世の中のあらゆることはそれぞれがお互いに6段階以下のつながりで結びついているという仮説です。例えば人間関係で言えば,地球上のあらゆる人間は,それぞれの間で知り合いを5回介していけばお互いに結び付くということです。
ところで,私はこの曲をJoy DivisionのLove Will Tear Us Apartという曲を通して知りましたが,そのJoy Divisionには,彼らの前身であるNew OrderのPerfect Kissという曲から辿り着きました。したがって仮にこの仮説が正しいとするなら,あと3つほど曲を介していけば,自分の知っている曲に辿り着くことになります。今からその日が待ち遠しくて仕方ありません。
Have you ever heard a phrase like "six degrees of separation"?  It's a theory that everything in this world is six or fewer steps away from each other.  For example, in case of human relationship, it means that anyone on the planet can be connected to any other person on the planet through a chain of acquaintances that has no more than five intermediaries.
It was New Order's Perfect Kiss that led me to their predecessor Joy Division and their song Love Will Tear Us Apart, which brought me to this song.  I knew none of them then.  So if the theory is correct,  with three more steps, I will get to a song which I know.  I can hardly wait to prove it right.
Love Will Keep Us Together  (Neil Sedaka)
(Captain & Tennille Cover)
Love, love will keep us together
Think of me, babe, whenever
Some sweet talkin' girl comes along
Singin' his song, don't mess around
You just got to be strong

Just stop, 'cause I really love you
Stop, I'll be thinking of you
Look in my heart
And let love keep us together

You, you belong to me now
Ain't gonna set you free now
When those girls start
Hanging around, talking me down
Hear with your heart and you won't hear a sound

Just stop, 'cause I really love you
Stop, I'll be thinkin' of you
Look in my heart
And let love keep us together, whatever

Young and beautiful
Someday your looks will be gone
When the others turn you off
Who'll be turnin' you on
I will, I will, I will

I will, be there to share forever
Love will keep us together
I said it before and I'll say it again
While others pretend
I need you now and I need you then

Just stop, 'cause I really love you
Stop, I'll be thinking of you
Look in my heart
And let love keep us together, whatever
I will, I will, I will, I will

You better stop, 'cause I really love you
Stop, I've been thinkin' of you
Look in my heart
And let love keep us together, whatever
I will, I will, I will, I will

相手を想う気持ちがあれば
何があっても大丈夫
ずっと一緒にいられるはずだ
そいつのことだけ考えて
どっかの遊び人が
お前にちょっかいかけてきても
そんなの相手にしちゃダメだ
もっとしっかりしてくれよ

落ち着けよ
こっちは本気なんだから
大丈夫
お前のことを想ってるから
こっちの気持ちを信じてくれれば
大丈夫
ずっと一緒にいられるから

運命の人だから
もう手放したりするもんか
たとえああいう女の子が
なにかと俺に付きまとって
あれこれお前に言ってきても
自分の気持ちを信じてれば
そんなのちっとも気にならないから

落ち着けよ
こっちは本気なんだから
大丈夫
お前のことを想ってるから
こっちの気持ちを信じてくれれば
大丈夫
ずっと一緒にいられるはずだ
たとえ何が起こっても

若くてかわいいお前にも
そうじゃない日がいつか来る
その時に
他のヤツらがそっぽを向いても
そいつだけは変わらない
同じ気持ちで接してくれる
そいつがこの俺なんだ

これからも
困った時は助けるから
相手を想う気持ちがあれば
何があっても大丈夫
ずっと一緒にいられるはずだ
前にもお前に言ったけど
もういっぺん言っとくからな
こんなこと
隠してるヤツも多いけど
でもお前がいなきゃダメなんだ
ずっとあの頃から
そしてずっとこれからも

落ち着けよ
こっちは本気なんだから
大丈夫
お前のことを想ってるから
こっちの気持ちを信じてくれれば
大丈夫
ずっと一緒にいられるはずだ
たとえ何が起こっても

焦っちゃダメだ 落ち着けよ
こっちは本気なんだから
大丈夫
お前のことを想ってるから
こっちの気持ちを信じてくれれば
大丈夫
ずっと一緒にいられるはずだ
たとえ何が起こっても

(余談)

それにしても,和訳しておきながらこう言うのもナンですが,この主人公,かなり「俺様」に思えるのは私だけでしょうか?アップテンポのメロディに騙されて,なんとなくロマンティックに聞こえるのですが,歌詞を具(つぶさ)に見ると「運命の人だから,もう手放したりするもんか,たとえああいう女の子が,なにかと俺に付きまとって,あれこれお前に言ってきても,自分の気持ちを信じてれば,そんなのちっとも気にならないから(You, you belong to me now, Ain't gonna set you free now, When those girls start, Hanging around, talking me down)」です。「お前一体何様のつもりだよ」とツッコミのひとつも入れたくなるのも無理からぬところでしょう。

相手のことはキッチリ束縛しておきながら,自分はやりたい放題。しかもその一方で「若くてかわいいお前にも,そうじゃない日がいつか来る,その時に,他のヤツらがそっぽを向いても,そいつだけは変わらない,同じ気持ちで接してくれる,そいつがこの俺なんだ」とフォローは欠かしません。こいつ,間違いなくかなりの「手練れ」です。

・・・いや,羨ましくありませんよ,決して。そんなわけないじゃないですか。

4 件のコメント:

  1. vestigeさま、こんばんは。
    いつも理解しやすい翻訳をありがとうございます。
    この曲、有名でよく耳にしますが、こんな意味だったんですね。

    ところで、「俺様」、私もまさにそう思いました。
    しかし感じたポイントが少し異なりまして、「若くてかわいいお前にも 云々」のところで、「なに~!自分だけはいつまでもかっこいいつもりでいるんかい!同じ言葉をお返ししてくれるわ!」という感じでございました。
    普段、「女の着ぐるみを着た男」と呼ばわれる私でございますが、やはり自分は女だったんだな、と改めて認識させていただくことができました。

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    1. コメント並びに温かいお言葉をありがとうございます。この曲を聴いて「俺様」と感じるのが自分だけではないと知り大変安堵いたしましたが,同時に歌詞の内容を深く理解せぬまま,ノリだけでMaroon 5のThis Loveを熱唱してしまった己の黒歴史を思い出し,背中にイヤな汗をかいてしまいました。

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  2. ポール・アンカだ、ニール・セダカと言われると、「オールディーズ」と思って、つい、自分の中では特別扱い。何かのついでに耳にすることはあっても、自分の身近な音楽としてちゃんと聴こうと思ったことはありませんでした。でも、これは素敵ではないですか。普通に自分用の音楽として聴ける、聴ける。メロディーもそうですが、なんといっても、リフがおしゃれ。全然古さを感じさせません。でも、確かに歌詞は俺様かもしれません・・・。よく考えたら、作ったのはおじいさん世代の人達なわけで、あの世代の男性はほとんど今も概ね俺様・・・。(偏見かもしれません)まあ、歌詞だって悪くない。間違いなく、名曲だと思いました。

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    1. コメントありがとうございます。この歌詞の世界,何かに似ていると思ったら「演歌」でした。主人公が「俺様」なのも当然かもしれません。

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