2014年10月18日土曜日

Rhiannon フリートウッド・マック (Fleetwood Mac)

このバンドについて私が知っていたのは,英語教師の一人がこのバンドのファンだということだけで,Metrolyricsの記事でFleetwood Macが今秋ツアーに出ると知るまで,彼らの曲はひとつも知りませんでした。その記事によると,この曲は70年代における彼らの最大のヒット曲だそうです。
ところでこの曲の歌詞はメタファーに溢れています。最初の「Rhiannon rings like a bell through the night, And wouldn't you love to love her?(直訳:Rhiannonは夜通し鈴のように鳴る。彼女を愛しませんか?)」の部分。今でこそ「Rhiannonが大変美しい」ということを表現していると理解していますが,最初はもっと別の意味に捉えていました。ただ悪いのは私じゃなくてR&Bですから。
All I know about the band was that one of my English teachers said he's a big fan of Fleetwood Mac.  I didn't know anything about their music until I learned on Metrolyrics that the band's going on tour this fall.  The article says this song is one of their biggest hits in 1970's.
The lyrics are pretty metaphorical.  Now I think the opening part, "Rhiannon rings like a bell through the night, And wouldn't you love to love her?" describes that Rhiannon is very beautiful but at first I took it as something different.  Blame it on R&B not me.  
Rhiannon  (Fleetwood Mac)
Rhiannon rings like a bell through the night
And wouldn't you love to love her?
Takes through the sky like a bird in flight
And who will be her lover?

All your life you've never seen a woman
Taken by the wind
Would you stay if she promised you Heaven?
Will you ever win?

She is like a cat in the dark
And then she is the darkness
She rules her life like a fine skylark
And when the sky is starless

All your life you've never seen a woman
Taken by the wind
Would you stay if she promised you Heaven?
Will you ever win? Will you ever win?

Rhiannon
Rhiannon
Rhiannon
Rhiannon

She rings like a bell through the night
And wouldn't you love to love her?
She was alive like a bird in flight
And who will be her lover?

All your life you've never seen a woman
Taken by the wind
Would you stay if she promised you Heaven?
Will you ever win? Will you ever win?

Rhiannon
Rhiannon
Rhiannon

Taken by, taken by the sky
Taken by, taken by the sky
Taken by, taken by the sky

Dreams unwind
Love's a state of mind
Dreams unwind
Love's a state of mind

夜の闇に響き渡る
まるで鈴の音のように
リアノンは
どこにいてもすぐわかる
あの子と付き合ってみたくない?
まるで羽ばたく鳥のように
大空を駆け抜けてゆく
そんなリアノンの
恋の相手になれるのは
一体誰なんだろう?

あんな子に
今まで会ったことなんて
一度もないはずなんだ
まるで風に巻かれたように
突然姿を消すなんて
幸せにしてあげるって
そんな風に言われたら
このままずっと待ってるの?
そんなことしても
勝ち目なんかないんだよ

まるで闇夜に潜んでる
猫みたいな子なんだけど
その上に
あの子自身が暗闇なんだ
見事な一羽のヒバリのように
あの子は自分の人生を
好きなように生きている
自分の飛んでる空に
星がひとつも見えない時も

あんな子に
今まで会ったことなんて
一度もないはずなんだ
まるで風に巻かれたように
突然姿を消すなんて
幸せにしてあげるって
そんな風に言われたら
このままずっと待ってるの?
そうすれば
どうにかなるって思ってる?
だけどそんなことしても
勝ち目なんかないんだよ

リアノン
リアノン
リアノン
リアノン

夜の闇に響き渡る
まるで鈴の音のように
リアノンは
どこにいてもすぐわかる
あの子と付き合ってみたくない?
まるで羽ばたく鳥のように
大空を駆け抜けてゆく
そんなリアノンの
恋の相手になれるのは
一体誰なんだろう?

今までにそんな子に
会ったこともないはずよ
まるで風に巻かれたように
突然姿を消すなんて
幸せにしてあげるって
そんな風に言われたら
このままずっと待ってるの?
そうすれば
どうにかなるって思ってる?
だけどそんなことしても
勝ち目なんかないんだよ

リアノン
リアノン
リアノン

大空に吸い込まれ
姿が見えなくなっていく

夢から覚めてこう思う
恋なんて
思い込みかもしれないって

(余談)

歌詞を読む限り,主人公リアノンは特定の相手と決して長続きしないいわゆる「恋多き女性」であるように思われますし,その解釈でさほど違っているとも思えないのですが,ただ歌詞に登場する話者(narrator)が一体誰かによって,リアノンの人物像が多少変わってくるかもしれません。

例えば,仮に話者がリアノン自身であった場合,このリアノンはかなり高飛車な女性です。「いい?アタシと付き合うつもりなら覚悟してね。付き合っていてもいなくても,アタシは自分の好きなようにするから。ゴチャゴチャ言わないでね。ちょっとでも束縛しようとしたらそこで終わりよ」的に釘を刺されているような気がします。いわば「非売品」の札のようなものでしょうか?

無論「非売品」の札は裏を返せば「高ければ売る」という意味なので,それなりの相手であれば彼女リアノンの態度も変わってくるのかもしれませんが,少なくともこの相手に限って言えば,最初から相手にされていないことは明らかです。

これに対して,この歌詞の話者が第三者(おそらくリアノンの友人)であり,その友人が彼女に憧れる相手(YOU)に,彼女について語っているとした場合,リアノンの人物像はその第三者(友人)が見たリアノン像に他なりません。

したがって,深読みすれば,話者が相手(YOU)をリアノンから遠ざけ,あわよくば自分のものにしようとして話をでっちあげていると取れなくもありません。仮にそうだとすると,リアノンの恋愛関係が長続きしないのは(上記の理由以外に)彼女が恋愛に対して臆病であるためという解釈も成り立ちますし,この場合には相手(YOU)にも多少チャンスが出てくるような気がします。

こう考えてみると,この話者は一体誰で,どういう意図でこう語っているのかが思った以上に重要になってきます。真実(まあ歌詞なのでそもそもが架空の話ですが)に最も近いのは果たしてどの解釈なのか。そんなことを考えながら,ふと芥川龍之介のある短編を連想しました。このリアノンという名前,ウェールズ神話における鳥の女神を表すものだそうですが,鳥だけに「藪の中」なんでしょうかね。

1 件のコメント:

  1. この、リアノンという女性は、スティーヴィー自身なのだろう。
    彼女の魅力は、40年も経って、最近やっと気付いたし、この曲がスティーヴィー自身の作詞作曲だと、今日初めて気付いた。

    返信削除