2015年2月1日日曜日

Love Me Like You Do エリー・ゴールディング (Ellie Goulding)

YouTubeでこの曲を聞いた時には,無邪気でよくある平凡なラヴ・ソングだと思っていました。曲はキャッチーですが,歌詞自体にはヒネリがないような気がしたからです。ただ,映画の挿入歌というものは,その映画と切り離して考えることはできません。この曲の場合はそれがThe 50 Shades Of Greyという映画で,映画の内容についてはここでは詳しく述べませんが,映画と合わせて考えると,歌詞の意味がよりエロ方面に傾くような気がします。
I thought it's an innocent but a generic love song when I heard it on YouTube.  It's so catchy but the lyrics seemed to be a bit too plain in itself.  However, a song written for a film shouldn't be interpreted independently without any reference to the film.  In this case, it's The 50 Shades Of Grey.  I'm not going to give a detailed account on the film here but coupled with it, the lyrics could be taken more sensually.
Love Me Like You Do  (Ellie Goulding)
[Verse 1]
You're the light, you're the night
You're the colour of my blood
You're the cure, you're the pain
You're the only thing I wanna touch
Never knew that it could mean so much, so much

[Verse 2]
You're the fear, I don't care
Cause I've never been so high
Follow me to the dark
Let me take you past the satellites
You can see the world you brought to life, to life

[Chorus]
So love me like you do, love me like you do
Love me like you do, love me like you do
Touch me like you do, touch me like you do
What are you waiting for?

[Verse 3]
Fading in, fading out
On the edge of paradise
Every inch of your skin is a Holy Grail I've got to find
Only you can set my heart on fire, on fire

[Bridge]
Yeah, I'll let you set the pace
Cause I'm not thinking straight
My head's spinning around, I can't see clear no more
What are you waiting for?

[Chorus](x2)
[Bridge]
[Chorus](x2)

[Verse 1]
自分にとってその人は
輝く光なんだけど
同時に暗い闇でもあるの
この体を流れてる
赤い血の色みたい
一緒にいると癒されるけど
同時に辛い思いもするの
他のものじゃなく
その人だけに触れたいの
こんなにも
切ない気持ちになるなんて
思ったこともなかったよ

[Verse 2]
一緒にいると不安になるけど
そんなことはもういいの
だってこんなに幸せな
気持に初めてなったから
暗闇へとついて来て
衛星の
果てまで一緒に連れてくよ
そうすれば
出会ったことで輝き出した
世界がそこから見えるから

[Chorus]
だから遠慮しなくていいよ
いつものようにやってみて
思うようにすればいい
いつもみたいにその手で触れて
何をグズグズしているの?

[Verse 3]
見えたと思うと見えなくなるの
目の前の楽園が
その人の
体を丸ごと隅々まで
自分のものにしたくなる
これが他の誰かなら
こんなに燃え上がる
気持ちになったりしないけど
その人だからこうなるの

[Bridge]
そうだよ,任せてあげるから
好きなようにやってみて
だってもう自分では
どうにかなりそうなんだから
頭の中がグルグルしてて
何が何だかわからない
何をグズグズしているの?

[Chorus](x2)
[Bridge]
[Chorus](x2)

(余談)

ただそこまで言われると逆にプレッシャーなんじゃないでしょうか・・・。

11 件のコメント:

  1. Ellieはちょっと前までは田舎出身の素朴で気さくな女性というイメージでしたが、Official Videoではキメキメ目線に、Edに対抗したようなダンスシーンもありちょっと驚きました。
    でもすでにこのイギリスの刺客にヤられてしまっているので、彼女に任せて好きなようにやってもらいたいと思います。

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    1. コメントありがとうございます。Lightsの頃はさほど気に留めていなかった彼女ですが,Alt-JのTessellateのカヴァーを聴いて圧倒されました。彼女に「魔性の女」を感じるのは私だけでしょうか?

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  2. 夢野サリー2015年4月4日 23:47

    いつも楽しく読ませていただいています。 歌詞には特に驚かなかったのですが、「魔性の女」を感じるといったのは鋭いと思います。Edに対抗したようなといった意見もありましたが、彼女がDONTのモデルになった女性ですよね。あれはさすがにEdがかわいそうな気がしました。Edには幸せになってほしいのですが、彼女がいなければ曲が生まれなったわけで複雑な気分です。まあ彼は幸せでもきっといい曲が書けるきもしますが。
    アデルもそうですけど、失恋がなければ、21も書けなかったし、経験と創作という関係は興味深いですね。

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    1. コメント並びに温かいお言葉ありがとうございます。ただ個人的にはAll's fair in love and warだと思っおります。したがって(Edとの一件が真実だと仮定して)むしろいい曲が書けただけ儲けものなのではないでしょうか?

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    2. コメント並びに温かいお言葉ありがとうございます。ただ個人的にはAll's fair in love and warだと思っおります。したがって(Edとの一件が真実だと仮定して)むしろいい曲が書けただけ儲けものなのではないでしょうか?

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  3. 本当に英語がお上手ですね。ヨーロッパ言語(チェコ語)の母語話者なのでもとより英語には日本人より親しみがあると思いますが、Vestigeさんの英語はとても自然で、和訳と記事の対訳の手際から見て、英語も日本語も同じくらい理解が深いとお見受けしました。僕も歌詞の翻訳が好きで一度やり出したら数時間ものめり込んでしまうことがあります。そして洋楽には日本の音楽にあまり見られない、もはや日本人らしくない(?)と言えるような感情の描写、感性があります。だからいつも結果を楽しみにしながら洋楽の和訳を検索しますが、Vestigeさんほどすっきりして「これでいい!僕だったら同じように訳すだろう」ように思える解釈がまれであります、いや、僕の日本語はまだそんなレベルに達していない。読んで見習うしかないのです。そんな勉強方法本当に楽しくて仕方がありません。日本人の友達にいい英語の教材としてオススメ出来ますし、MACKLEMOREのSame loveの和訳とか涙目になるくらい感動します(アメリカに住んでいないけど、お母さんはバイなので他人事だとも思えません)。大好きな歌詞に奇麗な日本語の丁度いい意訳を添って比べながら一緒に読んでいると発見が多くて、自分の語感をさらに磨くことも出来ます。応援しますからこれからも頑張ってください!

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    1. コメント並びに過分なお言葉ありがとうございます。歌詞にはその地域や言語の文化が色濃く反映されるため,それらを知らなければ訳せないことが少なくありませんが,それだけに納得のいく翻訳が出来た時の喜びは大きいような気がいたします。

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  4. 和訳が本当に素敵ですね。
    そして、見たい和訳があるとホッとします。

    MV見て和訳が気になり、ここに来ましたが最初の文章を読み映画を見たくなりました^_^

    また、逆にプレッシャーのくだりに、ひっそりと笑ってしまいました。

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    1. コメント並びに温かいお言葉ありがとうございます。それにしても,人間は何故「やるな」と言われるとやりたくなり,逆に「やれ」と言われるとやりたくなくなるのでしょうか。

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    2. 何故なのか考えた結果、やるなというところに付加価値が発生するのではないかと思いますが、いかがでしょうか?

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    3. コメントありがとうございます。確かに「反対されるほど恋は燃え上がる」と申します。また「義母」「女教師」「尼さん」などは官能小説の定番ですが,それもその辺りが源であると思えば納得です。

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